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映画『バイオハザード3』ネタバレ感想/評価


■あらすじ『ラクーンシティでの惨劇から数年後、T-ウィルスの感染は世界中へ広がり、人類はアンデッドへ、地上世界は砂漠へと化していた。さらに、アンブレラ社では“アリス計画”が始動し、アリスのクローン実験が繰り返されていく。そんな中、独り世界を彷徨うアリスは、アラスカが感染の及んでいない安息の地だと記されたノートを手に入れる。やがて、離ればなれになっていたカルロスたちと再会、そしてクレアと彼女が率いる武装集団も新たな仲間に加わり、一行はアラスカを目指すことに。そこでアリスたちは、燃料や食料を確保するため荒涼のラスベガスへ向かうのだが…。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演で放つ人気シリーズ第3弾のSFアクションホラー超大作!』



本作は公開時に映画館で観たんですが、どんな内容だったか全く覚えていません。たしか、ミラ・ジョボヴィッチが『マッド・マックス』みたいな世界をバイクで旅して、ゾンビがどこかの部屋でパズルか何かを組み立てて、ミラとその仲間たちが大量のゾンビに襲われて、でかいトラックで逃げながらゾンビをやっつけて、………最後はどうなるんだっけ?

テレビ放映されたものを観ているうちにだんだん思い出してきたんですけど、まあ忘れたままでも良かったような、極めてどうでもいい内容ですな(笑)。”渇いた世界とゾンビ”っていう組み合わせは、他ではあまり見かけなくてちょっと目新しかったです。広大な砂漠を大型トレーラーで爆走する場面もスケール感があって良かった。しかし、怖さのレベルは『1』や『2』に比べると格段に落ちていて、ホラー映画としては厳しいと言わざるを得ません。

ただ、監督がラッセル・マルケイなんですよね。ラッセル・マルケイと言えばやっぱり『ハイランダー』が有名で、元々ミュージックビデオを撮っていた監督なので映像センスには定評があり、ビジュアル重視のカメラワークや素早いカッティングは実にクール!その後デヴィッド・フィンチャーとかザック・スナイダーなど、MTV出身の映画監督が続々と出てくるようになりました。

ハイランダー』を初めて観た時の衝撃は凄まじかったです。ニューヨークの魔天楼を舞台に繰り広げられる日本刀を使ったチャンバラアクション!飛び交う光線に派手な爆発!そしてバックに流れるクイーンの主題歌!以来、色んな映画(主に『ヴァーサス』など)に『ハイランダー』はパクられまくったのですが、残念ながら『ハイランダー』以外の映画がいまいちパッとしてません。と言うよりラッセル・マルケイの他の映画をあまり知らなかったりします(『スナイパー』がちょっと良かったぐらいかなあ)。

「最近何やってんだろ?」と思ったら、本作が1999年の『レザレクション』以来、8年ぶりの劇場作品だったらしい。8年ぶりに撮った映画が『バイオハザード3』っていうのもどうなんだろう?

で、久しぶりの劇場作品『バイオハザード3』も、特に印象に残るようなビジュアルは無く、凡庸なアクション映画として中の下ぐらいの感じだし。もういっそのこと、ミラに日本刀を持たせてゾンビをザクザクとぶった切る、『ハイランダー』 + 『マッドマックス』 + 『ゾンビ』みたいな豪快アクションホラー映画にしてしまえば良かったのに…ってそれは『お姉チャンバラ』ですかそうですか、トホホ。でも、『お姉チャンバラ』って意外と面白いですよ(^.^)


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