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『バイオハザードⅡ』ネタバレ映画感想

バイオハザードⅡ

■あらすじ『物語は、地下研究施設から生還した前作のラストから始まる。アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が目覚めると、T-ウイルスに感染したアンデッド(ゾンビ)がラクーンシティ全体に溢れ、街を爆破する計画が進んでいた。アリスら生存者は、ウイルスを開発した博士の娘を捜し出せば脱出方法を教えられると知り、無数のアンデッドと戦い倒していく。さらに、背後には追跡者“ネメシス"の陰も忍び寄っていた。果たして彼女たちの運命は…?大人気ゲームを実写映画化したシリーズの第2弾!』



バイオハザードⅡ アポカリプス』をようやく観る事が出来たので感想を書いてみる。前作が結構面白かったので、期待していたのだが……まあ、最後まで楽しめる映画ではあった。アクションシーンも大幅に増えてるし。

前作ほど「ホラー」映画としての怖さが無くなっている感じはするものの、その分「アクション」映画としての比重がアップしているので、これはこれで良いのかもしれない。

ただしゲームの映画化という事で、ゲーム経験の有無で想い入れが違ってくると思う(ちなみに僕はゲーム版の「2」が好きなので、次回作でクレア・レッドフィールドが出てくれると嬉しいなあ)。

物語や設定に関しては色々とおかしな点も見受けられるが、このテの映画はどこまでツッコんでいいのか微妙な所だ。例えば、いくらゲームの設定とはいえ、ジル・バレンタインの露出の多いあの衣装はアリなのか?いや、もちろん個人的には大歓迎ですけど(笑)。

でも、仮にも特殊部隊の隊員が危険地帯をうろつく際に自分好みのファッションを優先させるとは、いくらなんでも危機管理意識が無さ過ぎじゃないの?と思ったり。ゲームの場合は、キャラクターはあくまでも「記号」なのでそれほど問題無いが、実写映画になった時にゲームそのままの衣装ではどうしても違和感を感じざるを得ない

なので、もう少し考えて欲しかったところだ(てゆーかそこまでゲームの表現にこだわるんなら、いっそのことベレッタも「サムライエッジ」にしてくれよ〜!)。もっともあの衣装のおかげでゾンビに襲われた時のハラハラ感が増している事は間違いないが(あ、それが狙いか!?)。

それにしてもアリスはどんどん強くなってるなあ。しかも脱ぎっぷりまで比例するかのように益々パワーアップしてるし、もうサービス満点!って感じでいろんな意味で次回作が楽しみだ。このままいくと、パート6ぐらいで全裸で戦うアリスが見れそうw)。流れとしては1はホラー、2はアクション・ホラー、そして3はサイキック・アクション・ホラーになると見た!


※ツッコんでいいのかどうか良く分からない疑問点がいくつかあったので、以下、ネタバレありで書いてみる。


●その1:なぜ博士は娘の居場所を簡単に発見できたのか?
自分のコンピュータを使って街中の監視カメラを操作し、娘がどこにいるか捜すのだが、なぜあんなに早く居場所を特定できたのか?しかも外から見えない「学校の中」という事までなぜ分かったのか?娘の体に発信機でも取り付けていたのだろうか?(可能性はある)

●その2:娘はゾンビだらけのあの学校でなぜ無事だったのか?
T−ウィルスのキャリアだとゾンビに襲われないのだろうか?しかしアリスはゾンビに襲いかかられて次々と撃ち殺していたし…ということは娘も素手でゾンビを片っ端から殴り殺していたのだろうか?(ああ怖い)

●その3:ケイン少佐は何の為にアリスとネメシスを戦わせたのか?
「ネメシス計画の成果を確認する為の最終段階のテストだ」という事だが、「あの時」「あの場所で」2人を戦わせなければならない必然性が全く無い(この期に及んで何やっとんじゃ!と少佐に言いたい)。要するにアリスの強さを確認したかっただけじゃないの?だったらネメシスを殺す必要は無いんじゃないのか?兵器として十分役に立ってるわけだし。あまりにも意味不明だ。

●その4:脱出するタイミングが遅すぎる
もうすぐ核で街を吹っ飛ばすという緊迫した状況下で、「第一回チキチキ2人はどっちが強いんだろう選手権」をやってるケイン少佐が間抜けに見えてしかたがないが、それよりもっと問題なのは脱出のタイミングだろう。自分で核ミサイルの発射指示を出したくせに、どう見ても脱出するにはギリギリのタイミングだ。アリスと一緒にヘリで脱出した連中は即死は免れたかもしれないが、あれじゃ完全に被爆しとるぞ。通常爆弾ならまだしも、あんな至近距離で核が爆発して助かるハズないだろ。

●その5:ミラの契約書には「必ず乳首を見せる事」という一文が明記されている、との噂は本当だろうか?
本当かどうかは知らないが、脱ぎっぷりの良さは素晴らしい!

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