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実は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主演はマイケル・J・フォックスじゃなかった

『実はカットされてました』より

『実はカットされてました』より

どうも、管理人のタイプ・あ~るです。

すっかり遅くなってしまいましたが新年明けましておめでとうございます!2020年もよろしくお願いします(^.^)

さて、年末年始に実家でのんびりテレビを見ていた人も多いんじゃないかと思いますが、昨年の大晦日にちょっと気になる番組が放送されたんですよ。

『実はカットされてました』という番組で、「世の中に存在するものは完成形の状態になるまで様々な部分がカットされている」「そのカットされた部分に注目し、一体なぜカットされたのか、経緯や状況を調査する」という内容でした(どうしてこんな番組が大晦日に放送されたのかは分かりませんがw)。

出演者はお笑い芸人の和牛や、麒麟の川島さん、ジャニーズJr.の阿部亮平さん、アナウンサーの宇垣美里さんなど。そして取り上げられた話題は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主演俳優に関するエピソードです。

ここで、「え?『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主役ってマイケル・J・フォックスだよね?」「ちゃんと映像に残ってるじゃん」「カットされてたってどういうことなの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

実はこの話、映画ファンの間では割と有名で知ってる人も多いんですけど、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公って、元々は別の人が演じてたんですよ。それがエリック・ストルツという俳優さんです。

『実はカットされてました』より

『実はカットされてました』より

エリック・ストルツといえば、1982年の『初体験/リッジモント・ハイ』で映画デビューし、『マスク』や『恋しくて』、『ザ・フライ2 二世誕生』などで主演を務めたイケメン俳優です(ちなみに『初体験/リッジモント・ハイ』は、ジェニファー・ジェイソン・リーショーン・ペンフォレスト・ウィテカーニコラス・ケイジなど意外と豪華キャストだった)。 

後にゴールデングローブ賞にノミネートされたり、ブロードウェイで活躍するなど、その演技力が高く評価されるエリック・ストルツですが、デビュー当時はさほど注目されていたわけではありません。

しかし、ユニバーサルスタジオの当時の社長だったシドニー・シャインバーグがなぜかエリックを気に入り、「うちの映画にも出演させたい!」と熱望。そんな時に出てきた企画が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だったのです。

当初、監督のロバート・ゼメキスは主人公のマーティ役にマイケル・J・フォックスを希望していましたが、その頃のマイケルは人気TVドラマ『ファミリー・タイズ』の撮影で毎日大忙しでした。 

そのため、出演交渉した際も「この番組を支えているのはマイケルだ。映画のために彼を現場から離すことは出来ない」と『ファミリー・タイズ』のプロデューサー(ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ)に断られてしまったのです。

つまり、この時点ではマイケル・J・フォックス本人に何も知らされないまま、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のオファーが蹴られてたんですね(マネージャーも「マイケルが興味を示すと困るから」という理由で脚本を見せなかったらしい)。

そこで仕方なく、ロバート・ゼメキス監督はシドニー・シャインバーグ社長の要望に従い、エリック・ストルツを主役に起用。すでに映画の公開日が7カ月後に迫っていたこともあり、急いで撮影が開始されました。

マーティを演じるエリック・ストルツ

マーティを演じるエリック・ストルツ

ところが、いざ撮影が始まるとロバート・ゼメキス監督は「なんか思ってたのと違うなあ…」と違和感を感じたそうです。「自分が想像していた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のイメージってこういうのじゃないんだけどなあ…」と。

それでもスケジュールが押していたため無視して撮影を続けたんですが、違和感は日に日に強まっていき、6週間後にとうとう我慢できなくなってスティーブン・スピルバーグを映写室に呼び寄せ、「どう考えても面白い映画になっているとは思えない。自分が間違ってるんだろうか?」と編集したフィルムを見せたそうです。

するとスピルバーグは映画を観終わって冷静に答えました。「いや、君の言う通りだ。完全に笑いの要素が死んでるよ」と。

『実はカットされてました』より

『実はカットされてました』より

なんと、エリック・ストルツが演じたマーティは全然面白くなかったのですよ!ゼメキス監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をコメディ映画として撮っていたのですが、意図したユーモアが全く発揮されていませんでした。つまりエリックの撮影シーンは、「面白くなかったからカットされた」のです。

『実はカットされてました』より

『実はカットされてました』より

普通、こんな状況はあり得ません。もちろん病気で主役がやむを得ず降板するとか、現場で監督とモメて降板させられるというパターンは過去にもありました。しかし、6週間も撮影を続けた挙句に「面白くないから」という理由でクビになった主演俳優は、恐らくエリック・ストルツだけでしょう。

ドク役でエリックと共演していたクリストファー・ロイド「6週間演じ続けたのに降板なんて、私ならショックで立ち直れないよ」と当時の状況を振り返っています。せめて、もう少し早く指摘してくれればなあ…(-_-;)

『実はカットされてました』より

『実はカットされてました』より

それにしても、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?決してエリック・ストルツの演技が悪かったからではありません。むしろ「彼の役者としての能力は非常に優れていた」とゼメキス監督も認めています。

エリックは単にミスキャストだった。それは彼の才能とは全く関係ない。エリックは素晴らしい俳優だよ。けれど、彼のコメディ感覚が、この映画で私が思い描いたものとは決定的に違っていたんだ。もし映画をそのまま作っていたら、きっと大失敗しただろう。非常につらい決断だったが、映画のためには彼に降りてもらうしかなかったんだ。

いや~、「コメディ感覚が違っていた」と言われても…(苦笑)。それはもう演技力云々ではなく、「資質」とか「センス」とか、そういう問題ですよねえ。しかし、このことはゼメキスやスピルバーグだけでなく、なんと当のエリック本人も「自分はマーティ役に合ってないのでは…?」と薄々気付いていたようです。えええええ~!?

どうやら監督や他のスタッフたちの反応を見て「何か違うな…」と思っていたらしく、でも主役なので自分から「降ろしてください」とは言い出せず、そのまま6週間経ってしまったと。だから監督に呼び出されて「申し訳ないけど、君の仕事は今日で終わりだ」と告げられた時も「ああ、やっぱりそうなったか…」という気持ちだったらしい。う~ん、つらいなあ(-_-;)

『実はカットされてました』より

『実はカットされてました』より

さて、エリックが降板したことで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の制作は振り出しに戻ってしまいました。そこで「今度こそマイケル・J・フォックスに出演してもらわなくては!」と再び『ファミリー・タイズ』のプロデューサー:ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグに交渉するロバート・ゼメキス監督。

驚いたのはゲイリーです。「あの映画はエリック・ストルツの主演で撮影していたはずでは…?なに、降板させた?6週間も撮ったのに全部ボツ?正気か!?で、マイケルで最初から撮り直したいだと?そんなバカな!ウソだろ?ユニバーサルの社長はそれを承認したのか!?なんてこった、信じられない…」と呆れ返っていたそうです。

しかし、「それほどまでにマイケル・J・フォックスを必要としているのか…」とゼメキス監督の熱意に心を打たれたゲイリーは「正直マイケルがいなくなるのは困るが、こんな大きな仕事のチャンスを2度も彼から奪うことはできない。『ファミリー・タイズ』の撮影を最優先してくれるなら、この脚本をマイケルに渡そう。後は彼の判断に任せるよ」と答えました。

そしてゲイリーはオフィスにマイケルを呼び寄せて『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の脚本を渡し、「スピルバーグとゼメキスの新作だ。最初はエリック・ストルツで撮影していたが納得いかなかったらしい。どうしても君を主役にしたいそうだ。読んでみて、もし気に入ったなら出演すればいい」と説明。するとマイケルは脚本を受け取るやいなや「もちろん!喜んでやらせてもらうよ!」と即答したそうです。

こうしてついにマイケル・J・フォックスの出演が実現したわけですが、すでに撮影が終わった場面のセットは撤去されており、それらを再び建て直すコストや他の出演者たちを再度招集するためのギャラなど、追加撮影だけで8億円の費用がかかってしまいました。うわあああ…

『実はカットされてました』より

『実はカットされてました』より

なお、エリック・ストルツが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に与えた影響は、これだけではありません。

まず、マーティの母親ロレイン役を演じたリー・トンプソンは、1984年の『ワイルド・ライフ』でエリックと共演していて、それを観たゼメキスが「二人の相性は良さそうだ」と判断し、本作に起用したらしい。

つまり、最初にエリックがキャスティングされていなければ、リー・トンプソンも起用されなかったかもしれないのですよ(ちなみにエリックとリー・トンプソンは『BTTF』の後の『恋しくて』でも共演している)。

エリック・ストルツとリー・トンプソン

エリック・ストルツとリー・トンプソン

また、いじめっ子のビフ・タネン役は元々、ビフの手下のスキンヘッド役を演じたJ.J.コーエンが演じる予定でした。ところが、エリックの身長が180センチ以上もあったため、一緒に並ぶとコーエンが小さく見えてしまう。そこで、大柄な俳優としてトーマス・F・ウィルソンが起用されたそうです。

さらに、ヒロインのジェニファー役はクローディア・ウェルズにオファーされたものの、マイケル・J・フォックスと同じくTVドラマの撮影時期と重なっていたため出演できず、代わりに『彼女に首ったけ!』や『幸せになるための27のドレス』などのメロラ・ハーディンが起用されました。

メロラ・ハーディン

メロラ・ハーディン

しかし、マイケルの出演が決まると今度はマイケルの身長が低すぎて、メロラと並んだ時のバランスが悪いことが発覚。そこで再びクローディアに出演を依頼したところ、ちょうどドラマの撮影が終わってスケジュールの都合がついたため、最初の予定通りジェニファー役を演じることができたのです(逆にメロラは降板)。

このように、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の出演者は最終的な形に決まるまで、何人も降板したり役が入れ替わったり、様々な紆余曲折を経た末にようやく実現した配役なわけで、まさに「奇跡のキャスティング」と言えるんじゃないでしょうか。今ではこの配役以外に考えられませんが、”物凄い偶然の結果”として生まれた作品だったんですねえ。

なお、主役を降ろされたエリック・ストルツはその後、監督として大成功を収めたそうです(^.^)

 

もしもミルクボーイが『スター・ウォーズ』のネタで漫才をやったら

ミルクボーイ

ミルクボーイ

どうも、管理人のタイプ・あ~るです。

さて、先日TVで『M-1グランプリ2019』が放送されました。今年は全体的にレベルが高くて、大変な激戦になったんですが、その中で見事に優勝を勝ち取ったのがミルクボーイです。

僕はミルクボーイの漫才を初めて見たんですけど、いや~、本当に面白かったですねえ!「オカンの好きな食べ物はコーンフレークか?そうでないのか?」というだけの話を、こんなに面白く語れるなんてすごい!と感激しましたよ。

しかし、ミルクボーイを見ていると「もし『スター・ウォーズ』をネタにしてこういう漫才をやったらどうなるんだろう?」という妄想を抑え切れなくなり、思わず勝手に書いてしまいました(笑)。というわけで、以下ミルクボーイのやり取りを想像しながらお読みください。

 


駒場「あの~、うちのオカンがね、大好きな映画があるらしいんやけど、そのタイトルをちょっと忘れたらしくて」

内海「え~?大好きな映画やのにタイトル忘れるて、どないなってんねん、それ」

駒場「色々聞いたんやけど、全然わかれへんねんな」

内海「なるほど~、ほな俺がオカンの好きな映画のタイトル、一緒に考えてあげるから、どんな特徴を言うてたかちょっと教えてくれる?」

駒場「うん。オカンが言うには、宇宙が舞台のSF映画で、黒いマスクを被った悪いやつにお姫様がさらわれて、主人公とその仲間たちが宇宙船に乗ってお姫様を助け出す話やって

内海「それは『スター・ウォーズ』やないか!その特徴はもう、完全に『スター・ウォーズ』やがな!すぐわかるやん、そんなの!」

駒場「いや、俺も『スター・ウォーズ』やと思ったんやけどな」

内海「いや、そうやろ?」

駒場「オカンが言うには、ものすごく深い人間ドラマに感動したって言うねんな

内海「う~ん……ほな『スター・ウォーズ』と違うか。『スター・ウォーズ』には深い人間ドラマなんか全くないもんね」

駒場「そやねん」

内海「『スター・ウォーズ』はカッコいい宇宙船や大迫力のアクションや魅力的なキャラクターをただただ楽しむだけの映画やからね。深い人間ドラマなんて誰も求めてないから。『スター・ウォーズ』ってそういうもんやから。ほな、もうちょっと詳しく教えてくれる?」

駒場「オカンが言うには、主人公が柔道着みたいな服を着てるらしい

内海「『スター・ウォーズ』やないか!ジョージ・ルーカス黒澤明の大ファンで、『隠し砦の三悪人』の影響を受けてることは有名やで!そのせいでルーク・スカイウォーカーの衣装が昔の時代劇みたいになっとんねん!『スター・ウォーズ』や、そんなもん!」

駒場「いや、わからへんねん」

内海「何がわからへんの!?」

駒場「オカンが言うには、三船敏郎が出演してるらしい

内海「ほな『スター・ウォーズ』とちゃうやないか!確かにジョージ・ルーカスはオビ=ワンの役を三船敏郎にオファーしたけど、それを三船は断ったんや!その後、ダースベイダーの役でもオファーしたけど、それも断られとる。代わりに起用されたのがアレック・ギネスや。三船敏郎が出てるなら『スター・ウォーズ』ちゃうやんか!ほな、もうちょっと何か言うてなかったか?」

駒場「オカンが言うには、黒いマスクの強敵が実は主人公の父親らしい

内海「『スター・ウォーズ』やないか!当時、『帝国の逆襲』を観た観客が全員あの”I am your father”のシーンでひっくり返ったんやから!映画ファンなら誰でも知ってるで!『スター・ウォーズ』や、そんなもん!」

駒場「いや、わからへんねん」

内海「何がわからへんの!?」

駒場「オカンが言うには、ヒロインのお姫様がメッチャ美人らしい

内海「ほな『スター・ウォーズ』とちゃうやないか!昔からファンの間ではレイア姫がブサイクやブサイクやって言われ続けとんねん!『スター・ウォーズ』のレイア姫と『スパイダーマン』のMJと『ロッキー』のエイドリアンは”世界三大ブサイクヒロイン”と呼ばれとるんや!ヒロインが美人なら『スター・ウォーズ』ちゃうがな!ほな、もうちょっと何か言うてなかったか?」

駒場「オカンが言うには、強そうに見えた敵があっさり死ぬらしい

内海「『スター・ウォーズ』やないか!『スター・ウォーズ』に出て来る強そうな敵は、だいたいすぐに死によるねん!ボバ・フェットが砂漠で穴に落ちて死んだ時も、”え?今のでアイツ死んだん?ウソやろ?あんなに強そうに見えてたのにメッチャ弱いやん!”ってみんなビックリしたんやから!『スター・ウォーズ』や、そんなもん!」

駒場「いや、わからへんねん」

内海「何がわからへんの!?」

駒場「オカンが言うには、登場するメカが全部新品みたいにピカピカらしい

内海「ほな『スター・ウォーズ』とちゃうやないか!『スター・ウォーズ』に出て来るメカは、どれもこれも使い古されてボロボロなんやから!もう”どんな使い方したらここまでボロボロになるねん?”いうぐらいボロボロやから!『スター・ウォーズ』で新品のメカなんて見たことないから!『スター・ウォーズ』ちゃうがな!ほな、もうちょっと何か言うてなかったか?」

駒場「オカンが言うには、1999年に公開された続編がメッチャ酷評されたらしい

内海「『スター・ウォーズ』やないか!『エピソード1/ファントム・メナス』は、公開前は確かにみんな期待してたけど、いざ公開されたらバッシングの嵐やったんやから!”俺らが観たかったのは、こんなんとちゃう!ルーカス出てこんかい!”って暴動が起きたんやから!『スター・ウォーズ』や、そんなもん!」

駒場「いや、わからへんねん」

内海「何がわからへんの!?」

駒場「オカンが言うには、その続編に登場したフルCGのキャラクターが世界中で大人気やったらしい

内海「ほな『スター・ウォーズ』とちゃうやないか!ジャー・ジャー・ビンクスの嫌われっぷりは、もうホンマに凄まじかったんやから!映画会社に”ジャー・ジャー、ウザいんじゃボケ!”みたいな苦情が殺到するわ、第20回ラジー賞で最低助演男優賞を受賞するわ、オモチャ屋のジャー・ジャーの人形だけが大量に売れ残るわ。挙句の果てに”映画史上もっとも不愉快なキャラクター”の第1位に選ばれたんやで!あまりにも不人気すぎて、ジャー・ジャーを演じた黒人俳優のアーメド・ベストがTwitterで”当時は自殺を考えていた”って告白までしとるんよ!『スター・ウォーズ』ちゃうがな!ほな、もうちょっと何か言うてなかったか?」

駒場「オカンが言うには、2017年に公開された『エピソード8』が賛否両論で大騒ぎになったらしい

内海「いや、『エピソード8』って言うてもうてるがな!もう完全に『スター・ウォーズ』やないか!『最後のジェダイ』は”こんなルーク見たくない!”とか、”フォースの使い方おかしいやろ!”とか、”ベニチオ・デル・トロは何しに出て来たんや!?”とか、ファンから散々叩かれまくったんやから!特にローズに対する批判が一番ひどくて、”ただの天童よしみやないか!”みたいなクレームが多すぎたせいかどうかは知らんけど、最新作『スカイウォーカーの夜明け』のローズの出番が激減しとるんよ!あと、スノークがカイロ・レンにやられて死んだ時も、”え?今のでアイツ死んだん?ウソやろ?あんなに強そうに見えてたのにメッチャ弱いやん!”ってみんなビックリしたんやから!絶対に『スター・ウォーズ』や、そんなもん!」

駒場「いや、わからへんねん」

内海「わからへんことない!オカンの好きな映画は『スター・ウォーズ』で決まりや!」

駒場「いや、オカンが言うには、スター・ウォーズ』ではないと

内海「ほな『スター・ウォーズ』ちゃうやないか!オカンが『スター・ウォーズ』ではないと言うなら確実に『スター・ウォーズ』ではないやんか!先言えよ!」

駒場「申し訳ない」

内海「もうホンマに何の映画かわからへんやないか!どうなってんねん!?」

駒場「オトンが言うには、アナと雪の女王』ちゃうか?って

内海「いや絶対ちゃうやろ」

ミルクボーイ

ミルクボーイ



【衝撃の実話】ジェームズ・キャメロン伝説

ジェームズ・キャメロン

ジェームズ・キャメロン

どうも、管理人のタイプ・あ~るです。

さてジェームズ・キャメロン監督といえば、シリーズ最新作『ターミネーター:ニューフェイト』の指揮を執り、現在は世界的な大ヒット映画『アバター』の続編を製作中ですが、業界関係者の間では「圧倒的な完璧主義者」として知られており、決して妥協を許さない厳しい仕事ぶりから「撮影現場の暴君」とも呼ばれているそうです。

というわけで本日は、そんなジェームズ・キャメロン監督にまつわる数々の「伝説的なエピソード」をご紹介しますよ。


●『殺人魚フライングキラー』

映画『殺人魚フライングキラー』

映画『殺人魚フライングキラー』

キャメロンの監督デビュー作にもかかわらず、「低予算・短納期・酷い脚本」という最悪な条件で撮影するはめになったため現場でトラブルが続出した問題作。

まずロケ地のジャマイカに到着すると、セットが全く出来ていないばかりか、具体的なロケ場所すら一つも決まっていないことが発覚。

キャメロンは慌てて街に飛び出ると、道路で手を振り、最初に停まった車の運転手に小遣いを渡し、1日かけてジャマイカを回って何とかロケ場所を決めた。

しかし、ロケ場所として確保したセント・アンズ湾の死体安置所に、撮影当日、本物の死体が運び込まれて大混乱!主演俳優は気分が悪くなってトイレへ駆け込み、死体を移動させようとしたらウッカリ手を滑らせ、床に落として現場が血だらけに!

当時、新米監督だったキャメロンは、出演者やスタッフが休息している間にモップとバケツを持って必死に床掃除するなど大変な苦労を強いられた。しかも、ようやく撮影が完了すると、いきなり映画会社から解雇されてしまったのだ。

フィルムを取り上げられたキャメロンは怒りと失望感を抱えたまま帰宅するが、どうしても納得できなかったため、自腹でローマまで行って映画会社の編集室へ忍び込み、数週間かけて勝手にフィルムを再編集したという。すごい執念!

なお、その間はホテルに泊まっていたのだが、やがて食べ物を買うお金もなくなったので、毎朝ルームサービスをとっている部屋の前へ行き、置いてあるトレイからロールパンを1個盗み出し、何とか食いつないでいたらしい(「ロールパンは2個あったのでバレなかった」とのこと)。


●『ターミネーター

映画『ターミネーター』

映画『ターミネーター

ローマのホテルで食費が底を尽き、飲まず食わずで体は痩せ衰え、肉体的にも精神的にも限界を超え、とうとう高熱を出して寝込んでしまったジェームズ・キャメロン

だが、その時に見た「クロームメッキの骸骨が床を這いながら襲ってくる」という恐ろしい悪夢が、傑作『ターミネーター』を生み出すきっかけになったのである。

その後、アメリカへ戻ったキャメロンはさっそく脚本を書いて自分のエージェントに見せるものの、「こんな不愉快なアイデアはとっとと捨てて別のストーリーを考えろ」と言われたため、エージェントをクビにした。

それから約2年後、様々な映画会社に持ち込み断られ続けた『ターミネーター』の企画がついに決まり、キャメロンはワクワクしながら撮影を開始。後に、当時の様子をマイケル・ビーンは「まるでお菓子屋にやって来た子供みたいだった」と振り返っている。

ようやく自分の思い通りの映画が撮れる喜びで有頂天になったキャメロンは、撮影現場における「ありとあらゆる作業」を自ら行った。アーノルド・シュワルツェネッガー曰く、「ターミネーターがアクセルターンを決めるシーンでは、いきなり彼がバイクに飛び乗り、アクセルを全開にしてグルッと180度ターンして見せたんだ。”クレイジーな男だ!”と思ったのはその時だよ」とのこと。


●『エイリアン2

映画『エイリアン2』

映画『エイリアン2

エイリアン2』の撮影は、ロンドンから20マイルほど離れたパインウッド・スタジオで行われた。しかし当時、パインウッドのクルーたちは映画の仕事を「単なる飯のタネ」としか考えておらず、工場で働くのと同じ感覚だったらしい。

当然ながらキャメロンとは全く考え方が合わなかった。なんせイギリス人のスタッフたちは、毎日必ず10時と2時に「お茶飲み休憩」を入れ、昼食時は全員でパブへと繰り出し、夕方5時になると撮影の途中でも平気で帰り支度を始めるのだから。

ただでさえ厳しいスケジュールなのに、周りは非協力的なスタッフばかりという最悪な状況の中、とうとうストレスが限界に達したキャメロンは、アシスタント・ディレクターと撮影監督を解雇してしまう。

ところが、これに反発した他のスタッフが全員仕事をボイコットして猛抗議。ブチ切れたキャメロンは「もう、これ以上ここで撮影は出来ない」「イギリスを引き払ってアメリカで撮る!」と20世紀フォックスに電話で直訴。

しかし、プロデューサーのゲイル・アン・ハード(後にキャメロンと結婚する)が「皆と徹底的に話し合うべきよ」と提案し、4時間にも及ぶミーティングが実施され、その結果、険悪なムードを漂わせながらも何とか撮影は続けられた。

そしてクランクアップの日、キャメロンはスタッフたちに向かって「今回は辛く厳しい撮影だった。それでも最後までやり通すことが出来たのは、”撮影が終わったらもう二度とここに戻らなくていいんだ”と自分に言い聞かせていたからだ。一生ここで過ごす君らには気の毒だけどな!」と捨て台詞を残して去って行ったらしい。


●『アビス』

映画『アビス』

映画『アビス』

『アビス』の企画は当初「実現不可能」と言われていた。なぜなら、シナリオに書かれていることを映像化するための機材やテクノロジーが、当時はほとんど存在しなかったからだ。

例えば役者を水中で撮影する場合、既存のダイビング用品では目以外のほぼ全てを覆ってしまうため、役者の顔がよく見えない。そこでキャメロンは顔全体が見えるような潜水ヘルメットをデザインし、メーカーに特注で作らせたのである。

また、水中シーンを実際に「水の中」で撮るために、未完成のまま放置されていた南カリフォルニアのチェロキー原子力発電所を買い取り、直径73メートルの巨大な原子炉格納容器に750万ガロンの水を入れ、「水中撮影用のセット」として使用した。

さらに、「グニャグニャと変形する透明な水の生物」という誰も見たことがない映像を作るために、当時はまだ試行錯誤の段階だったCG技術を積極的に活用し、全く新しい最新のビジュアルを生み出した。

こうしてキャメロンは「機材やテクノロジーが無いなら作ればいい」という考え方に従い、次々と不可能を可能にしていったのである。

一方、本作の撮影は熾烈を極め、長期間にわたる水中作業で髪が変色したり毛が抜けたり、肌が荒れたり鼻や鼻腔の感染症にかかるスタッフが続出し、ホワイトボードの「アビス」という文字を「アビュース(虐待)」に書き換える者まで現れた。

また、キャメロン自身も厳しいスケジュールをこなすために毎日必死で働きまくり、「いちいち水から上がるのは時間がもったいない」と考え、なんと1日18時間も水中に潜りっぱなしで作業を続けたのである。

さらに1秒たりとも無駄にしたくないキャメロンは、潜水マスクの中にスピーカーとマイクを取り付け、水中で作業しながら20世紀フォックスの重役と打ち合わせをするなど、「異常な仕事中毒ぶり」がどんどんエスカレートしていった。

そのため、あまりにも過酷な状況にスタッフが不満を訴えた時も「ちゃんと息が出来てるじゃないか!これ以上なにが不足なんだ!?」と怒鳴りつけるほどだったらしい。

やがて撮影が3カ月を過ぎる頃になると、スタッフだけでなく出演者たちもストレスが限界を超え、主役のエド・ハリスは1日の撮影が終わってホテルに帰る車の中で涙が止まらなくなったり、ヒロインのメアリー・エリザベス・マストラントニオは本番中に突然「私たちは動物じゃないのよッ!」と叫んで現場から出て行ったという。

そしてキャメロン自身も水中撮影に夢中になりすぎて自分のボンベに酸素がなくなっていることに気付かず、水深約10メートルのセットの底で死にかけたそうだ(なお、この時キャメロンのすぐ側にはセーフティ・ダイバーが待機していたのだが、溺れそうになっているキャメロンに全く気付かなかったため、その日の夜に解雇されたらしい)。


●『ターミネーター2

映画『ターミネーター2』

映画『ターミネーター2

ターミネーター2』の最大の課題は「強敵T-1000をどうやって描くか?」ということだった。前作『アビス』でCGの可能性に驚嘆したキャメロンは、腕をナイフに変形させたり、鉄牢をすり抜けるシーンなどを次々と脚本に書き加えていったのだが、実際は「本当にこんなことが出来るのかな?」と半信半疑だったらしい。

CGの作成を依頼されたILMも前例のない映像表現に四苦八苦したようで、『スター・ウォーズ』や『ジュラシック・パーク』などでアカデミー賞を受賞したデニス・ミューレンは「CG技術の発達を語る時、”こんなことは2年前なら絶対に不可能だった”という言い方をよくするが、『ターミネーター2』はもはやそんなレベルではなく、”2週間前なら絶対に不可能”というぐらいの凄まじい進化を遂げていた」とコメントしている。

撮影も相変わらず過酷を極め、1作目の『ターミネーター』で特殊メイクを担当したスタン・ウィンストンのスタッフは自宅で寝ていると明け方の4時に「今すぐT-1000の腕を持って現場へ来い!」と電話で叩き起こされ、T-1000役のロバート・パトリック「”よし完璧!もう1回やろう!”って言うんだぜ。完璧なのにもう1回っておかしいだろ?」とキャメロンの厳しすぎる指導の様子をインタビューで告白している。

また、キャメロンは自分でカメラを回したがることでも有名で、「T-1000の操縦するヘリコプターが立体交差の下をくぐり抜けるシーン」を撮影する時、カメラマンが怖気づいて「僕にはできません」と拒否するとキャメロンはニヤリと笑い、「OK!じゃあ俺がやろう!」と嬉しそうに答え、カメラを担いでヘリに乗り込み、この危険な撮影を2回も繰り返したらしい。

ターミネーター 2 (字幕版)

ターミネーター 2 (字幕版)

    • メディア: Prime Video(プライム会員は追加料金なしで視聴可)

 


●『トゥルーライズ

映画『トゥルーライズ』

映画『トゥルーライズ

ターミネーター2』が「史上初の製作費1億ドル超えの映画」になったため、「次回作は小規模な作品にしよう」と考えたジェームズ・キャメロン。しかし、『トゥルーライズ』はまたしても製作費の最高額を更新してしまった。

なんせ、撮影初日からいきなりスケジュールをぶっちぎってしまうのだから無理もない。クランクインは「トイレでのアクション」で、脚本の段階では半ページにも満たない小さなシーンだった。なのでスケジュールも1日しか確保していなかったのだが、「セットが小さい」とキャメロンが言い出したため、全面的な改修が決定。

さらに、撮影が始まってからもキャメロンのこだわりは留まることを知らず、アクションの描写がどんどん追加・変更され、3日経っても一向に終わる気配がない。20世紀フォックスからは進行状況を問い合わせる電話が鳴りっぱなしでプロデューサーも大パニック!結局、トイレのシーンだけで5日もかかってしまったのである。

その後もスケジュールは遅れに遅れ、スタッフから苦情が殺到し、トム・アーノルドの奥さんからは「早く夫を解放して!」とクレームの電話までかかってくる有様。詐欺師の役で出演していたビル・パクストンに至っては、あまりにもスケジュールが超過しすぎて、自分の出演シーンの合間に現場を抜け出し、別の映画を丸ごと1本撮り終えて戻ってきたほどだった。

また、ワシントンDCでの撮影中にアーノルド・シュワルツェネッガーがトム・アーノルドを連れて勝手に首都見学に出かけた際は、ポール・バーホーベンにこのクソ映画の続きを撮ってもらいたいのか!?」とキャメロン大激怒(いや、ポール・バーホーベン監督に失礼ではw)。

さらに撮影監督のラッセル・カーペンターは、現像したフィルムをキャメロンに見せたら「露出計の読み方をどこで教わってきたんだ!?」と怒鳴られたため、その直後に外へ出て奥さんに電話し、震える声で「間違いなく僕は解雇されると思う」と告げたらしい。

そんな本作で最も凄まじいシーンは、7マイル・ブリッジを舞台に繰り広げられるヘリと車のチェイスシーンだろう。時速70マイル(約112キロ)で暴走するリムジンから宙に吊り上げられるヘレン(ジェイミー・リー・カーティス)を撮るため、当初はヘリに2人のカメラマンが乗ることになっていた。

ところが、「どうしても自分で撮りたい!」という気持ちを抑え切れなくなったキャメロンは、なんとカメラマンの一人を買収し、自らカメラを担いでヘリに乗り込んだのである。しかもヘリから吊るされるのはスタントウーマンの予定だったのに、いつの間にかジェイミー本人が吊るされていた。この時の様子を、キャメロンは次のように語っている。

日没の橋の上を猛スピードでブッ飛び、大きな叫び声をあげるジェイミーを僕がカメラで狙ったんだ。とてもいい映像が撮れたよ。彼女の絶叫が演技だったのか本気だったのかは分からないけどね。

ちなみに、「妻のヘレンが夫ハリーの目の前でストリップ・ダンスをするシーン」は、脚本では姿をはっきり映さず、シルエットだけを見せるはずだった。しかし、ある日ジェイミー・リー・カーティスがキャメロンのオフィスにやって来て、「ここは踊る姿をハッキリと見せるべきよ!」と強く主張。

そしていきなりキャメロンの前で服を脱ぎ、ブラジャーとパンティだけの姿で実際にダンスを踊って見せたらしい。「わ、分かったよ、ジェイミー。それはいいアイデアだ」とドギマギしながら答えたキャメロンは、後に「映画監督の仕事っていいものだなあと心から思ったのは、あの瞬間だったかもしれない」と振り返ったそうだ。


●『タイタニック

映画『タイタニック』

映画『タイタニック

トゥルーライズ』でプロデューサーを務めたピーター・チャーニンは、『タイタニック』の制作が終わった後に次のように語っている。「『トゥルーライズ』の撮影は本当に大変だった。撮影日数は延びるし、製作費は史上最高額を更新するし…。でも、タイタニック』に比べれば幼稚園レベルだったよ

それぐらい『タイタニック』の制作は熾烈を極めたわけで、まさに「ジェームズ・キャメロンが命を懸けて撮った映画」と言っても過言ではないだろう。なぜなら、文字通り「死にかけたこと」が何度もあるからだ。

たとえば、海底に沈んだ本物のタイタニック号を撮るためにロシアの潜水艇に乗り込んで、水深1万3000フィート(約4キロ)の深さまで10時間かけて潜り、夢中になって撮影していたら潜水艇のバッテリーが上がって動けなくなったことがあるという(この時は手動でバラストを捨てて何とか浮上できた)。

またある時は、タイタニック号のセットで撮影中に何者かが昼食のクラムチャウダーに「フェンサイクリジン(通称PCP)」という麻薬を1ポンド(約450グラム)も混入させたせいで、キャメロンを含む大勢のスタッフが幻覚症状を発症し、現場が大混乱に陥った。

しかも、激しい幻覚に襲われたスタッフの一人が、なんと手に持っていたペンをキャメロンの頭に突き刺したのである。幸い大事には至らなかったものの、刺された場所によっては命にかかわる大怪我だ(なお、この時はキャメロン自身も麻薬でラリッていたため、頭にペンを突き立てたままゲラゲラと笑っていたらしい)。

そして撮影中にも事故が頻発した。タイタニック号が沈む際に直立したデッキから大勢の乗客が落下していくシーンでは、100人を超えるスタントマンが参加したのだが、一人のスタントマンは脚を骨折し、別のスタントマンはあばら骨を骨折。

さらにケイト・ウィンスレットが浸水していく船の中を逃げるシーンでは、着ていたコートが引っ掛かり、そのまま水の中で溺れかけるというアクシデントが勃発。何とか自力で脱出したものの、この時は気丈なケイトも動揺したらしく、「もう息が残ってなくて、体が爆発するかと思ったわ。生まれて初めて撮影現場で”もうここにいたくない!”って思ったの」とコメント。

そして撮影が7カ月を超える頃になると、さすがのジェームズ・キャメロンも心身共に疲れ果て、クランクアップの日にはすでに気力も体力も残っておらず、「”神よ、今こそ天に召してくれ!今死ねるなら本望だ!”と本気で思っていた」と当時の心境を振り返っている。

こうしてキャメロンは超大作『タイタニック』を完成させた。結果、世界中で大ヒットを記録するが、この映画に全身全霊を注ぎ込んだキャメロンは、しばらく監督業から遠ざかることになる。


●『アバター

映画『アバター』

映画『アバター

タイタニック』から12年後、ついにジェームズ・キャメロンの新作『アバター』が公開された。本作でキャメロンが目指したものは、「3DCGを駆使した全く新しいスタイルの映画作り」である。

現実環境での映画撮影は常に”選択肢との戦い”だ。太陽光は変化し、衣装はあるものだけに限られ、セットの大きさも決まっている。監督は限定された選択肢の中から最適なものをチョイスするしかない。しかしCGの世界では選択肢が無限にある。登場人物の配置を入れ替えることも、木々を脇へずらすことも、夕陽を注ぎ入れることも思いのままに出来るのだ。

CGを全面的に採用したことで撮影環境は激変した。俳優たちはモーション・キャプチャー用の特別な衣装を身に付け、何もない空間の中で、舞台となる架空の惑星「パンドラ」の世界を想像しながら演技しなければならない。

ただし、変わったのはセットだけではなく、キャメロンの態度や振る舞いも大きく変化していた。『タイタニック』が終わってからの十数年間に様々な経験を得たことで、かつての傍若無人ぶりは鳴りを潜め、「撮影現場の暴君」と呼ばれていた頃とは別人のように丸くなっていたのである。

もちろん、映像に対するこだわりは相変わらず凄まじく、むしろ以前よりもパワーアップしているのだが、キャメロンに怒鳴られ解雇されるスタッフはほとんどいなくなったという。

なお、グレイス博士役で『アバター』に参加したシガニー・ウィーバーは、『エイリアン2』の頃のキャメロンを思い出しながら「あなたたちは知らないでしょうけど、昔の監督はそりゃあもう凄かったのよ(笑)」と若手スタッフに”ジェームズ・キャメロンの伝説的なエピソード”の数々を楽しそうに語っていたらしい。

アバター (字幕版)
 



2010年から2019年に公開された映画の個人的ベストテン

映画ベストテン

映画ベストテン

どうも、管理人のタイプ・あ~るです。
そろそろ年末が近づいてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、毎年この時期になるとワッシュさんのブログ(「男の魂に火をつけろ!」)で「映画ベストテン」の企画が開催されていまして、当ブログも例年お世話になってるんですけど、今年のテーマは「映画テン年代ベストテン」に決まったようです。

washburn1975.hatenablog.com

これは「2010年から2019年に公開された映画の中から自分の好きな10作品を選ぶ」というもので、特にジャンル縛りとかはないらしい。というわけで、今年も参加させていただきますよ(^.^)


1.『カメラを止めるな!』(2018年 上田慎一郎監督)
色々考えましたが、やっぱり僕の中で1位はこの映画ですね。「制作費300万円」や「37分ワンカット撮影」など話題となるポイントも多かった本作の最大の特徴は、何と言っても「同じシーンなのに前半と後半で印象が変わる」というトリッキーな構成でしょう。

また、一人一人のキャラクターがとても魅力的に描かれ、笑えるシーンでしっかり笑えるし、最終的には驚くほど感動的な結末に着地するなど、エンターテインメントに必要な要素が全て詰まっている見事な作劇にも感激しました。これぞまさしく「娯楽映画!」って感じで大好き。

カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

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2.『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年 ジョージ・ミラー監督)
「『マッドマックス』シリーズのカーアクション場面ばかりを集めて映画を作ったら面白そうじゃね?」という、ボンクラ中学生が考えそうなアイデアを本当に実現したらとんでもない傑作が生まれた!シンプルを極めたストーリーや、ド迫力にもほどがあるアクションシーンなど、全編に渡って見どころしかない。


3.『シン・ゴジラ』(2016年 庵野秀明監督)
公開当時は「会議シーンばかりでつまらない」という意見もチラホラあったようですが、「むしろその会議シーンが面白いんじゃないか!」と声を大にして言いたいですね。ブルーレイを買ったら、もう会議シーンばっかり繰り返し観てますよ(いや、もちろんゴジラのシーンも面白いけどw)。

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

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4.『セッション』(2015年 デイミアン・チャゼル監督)
生徒に厳しい指導をしていた先生が、最後に涙を流して生徒を称える…そんな展開を予想していたら完全に裏切られました。だが、それがいい!特に、互いのエゴを剥き出しにして正面からぶつかり合うクライマックスシーンが最高です。


5.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2014年 マーティン・スコセッシ監督)
「麻薬でラリッてヘロヘロになりながらスポーツカーに乗ろうとするレオナルド・ディカプリオ」を見るだけでも価値があると思う。今年はマーベル映画に対する発言が世間を騒がせたマーティン・スコセッシですが、やっぱすごい監督だよ!

ウルフ・オブ・ウォールストリート (字幕版)

ウルフ・オブ・ウォールストリート (字幕版)

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6.『ザ・レイド』(2012年 ギャレス・エヴァンス監督)
「アパートの中で主人公が大勢の敵と戦う」という、ストーリーはたったそれだけですが、たったそれだけの話を映画として成立させたことが素晴らしい。アクション映画の新たな方向性を見出した一作と言えるでしょう。


7.『風立ちぬ』(2013年 宮崎駿監督)
アニメ界の巨匠:宮崎駿の(現時点での)最新作。「関東大震災の騒然とした雰囲気を再現するためには一人一人の人間をしっかり描かなければダメだ」との判断で、凄まじい人数のモブシーンをCGではなく全てアニメーターに手描きで描かせたという。その執念に脱帽しました(アニメーターが大変w)。

風立ちぬ
 


8.『インセプション』(2010年 クリストファー・ノーラン監督)
「夢の中で夢を見る」という複雑な設定もさることながら、虚構と現実をわざと曖昧にしていく独特の作劇も日本のアニメーションを彷彿とさせてグッド。わかりにくいストーリーも逆にいい(笑)。


9.『ジョン・ウィック』(2015年 チャド・スタエルスキ監督)
マトリックス』で以降のアクション映画に絶大な影響を与えたキアヌ・リーブスが、再び新たなガンアクションに挑んだ本作。50歳を超えているのに柔術などの肉体を駆使した格闘技を自らこなすキアヌさんすげー!


10.『花とアリス殺人事件』(2015年 岩井俊二監督)
花とアリス』の前日譚なんですが、CGとロトスコープを融合した独特のアニメーション表現が不思議な雰囲気を醸し出していて、ついつい何度も観てしまうんですよねえ。蒼井優鈴木杏の声の演技もいい感じです。

花とアリス殺人事件

花とアリス殺人事件

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というわけで、僕のベストテンはこんな感じになりました。もちろん、他にもいい映画はたくさんあって悩みましたが、上位3つは多分変わらないと思います。


1.『カメラを止めるな!』(2018年 上田慎一郎監督)
2.『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年 ジョージ・ミラー監督)
3.『シン・ゴジラ』(2016年 庵野秀明監督)
4.『セッション』(2015年 デイミアン・チャゼル監督)
5.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2014年 マーティン・スコセッシ監督)
6.『ザ・レイド』(2012年 ギャレス・エヴァンス監督)
7.『風立ちぬ』(2013年 宮崎駿監督)
8.『インセプション』(2010年 クリストファー・ノーラン監督)
9.『ジョン・ウィック』(2015年 チャド・スタエルスキ監督)
10.『花とアリス殺人事件』(2015年 岩井俊二監督)