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『ウルヴァリン X-MEN ZERO』ネタバレ映画感想


■あらすじ『19世紀半ば、特殊な能力を持つ少年ローガンは、その能力故に安住の地を追われ、同じく超人的能力を持った兄ビクターと2人で支え合って生きることになった。以来、150年以上に渡り、兵士として幾多の戦場を駆け抜けていくことに。そんな2人はある日、謎の軍人ストライカーが指揮する特殊部隊“チームX”にスカウトされる。しかし、ローガンはビクターらメンバーと対立してチームを離脱。6年後、ローガンは恋人ケイラと穏やかな日々を送っていた。ところが、そこへビクターが姿を現わしケイラを殺害、ローガンも圧倒的な力の前に重傷を負ってしまう。復讐に燃えるローガンは、ビクターの暴走を止めるため力を貸してほしいと言うストライカーに協力、最強の戦士になるための改造手術を受けるのだったが、そこには恐ろしい陰謀が隠されていた!「X-MEN」シリーズでヒュー・ジャックマンが扮した人気キャラクター、ウルヴァリンの誕生秘話に迫るSFアクション超大作!』


本日、金曜ロードSHOW!ウルヴァリン X-MEN ZERO』が放送されます。本作は、大勢いるX-MENメンバーの中から、シリーズの看板である”ウルヴァリン”に焦点を当てたスピンオフ・ストーリーです。しかも、ただのスピンオフではなく、出てくるミュータントの数、そしてアクションの迫力とも『X-MEN』三部作に全く劣らず、いやそれ以上のド迫力でドッカンドッカン炸裂しまくり、もー大変な有様に!

この映画には素敵なキャラがいっぱい出てくるんですけど、とりあえずウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンかっこ良すぎ!筋肉のつき方が尋常じゃありません。相変わらずモミアゲも凄いことになってるし(笑)。今回は幼少の頃から能力発現、セイバートゥースとの因縁、ストライカーの陰謀、改造の過程からクライマックスの大アクション、記憶を失うくだりと盛りだくさんでした。盛りだくさんすぎて書き切れないくらいです。

中でも僕のお気に入りはバイクに乗ったウルヴァリンと追跡するヘリのチェイスシーン(予告CMでもバンバン流れてた)。ヘリコプターと車に追いかけられて全力で逃げるウルヴァリン。と、いきなりアダマンチウムの爪を地面に突き刺してバイクを強制ターン!

一気に敵を返り討ちにしてくこのアクションはただでさえ見ものだけど吹っ飛んだり突っ込んだり爆発したりで大迫力です。いくら特殊合金製の爪とはいえ、飛んでるヘリに飛びついてプロペラ切断ってどうなの?という気がしないでもないですがそこはスルーで。

他のお気に入りは、ストライカー率いる「チームX」のお披露目ファイトシーン。ここで色んなキャラが出てくるんですが、中でも気になったのは「動体エネルギーを操る」というエージェント・ゼロ。両手に構えた2丁拳銃を自在に駆使してバンバン敵を撃ち倒すその姿。

そして、背面ジャンプ&ダブルマガジン交換でキメポーズ!って、コレどう見てもガン=カタでしょ!?絶対『リベリオン』を意識してるよなあ。残念ながらガン=カタはこのシーンしか出ないけど、ウルヴァリンVSガン=カタも観たかった。

後は日本刀を物凄いスピードで振り回し続けるウェイドさん。これまた機関銃の弾をはじき返すは切り落とすは、「それどんな斬鉄剣?」ってぐらいスンゴイ刀なんですよ。

しかも二刀流。外国人のカタナってゆーかサムライブレードに対する夢はハンパねぇなって顎が外れそうになりました。名前はデッドプールだそうで、スピンオフ作は既に「マグニートー」も発表されてますが、 このデッドプールも映画化されるそうです。

因みにデッドプールを演じたライアン・レイノルズは、2004年に歌手のアラニス・モリセットと婚約したものの2006年に解消。その後、2008年にスカーレット・ヨハンソンと結婚しましたが2010年に離婚、現在は『ゴシップガール』などに出演している女優のブレイク・ライヴリーと結婚しているようです。ぐぬぬ、これがイケメンか…

そんなイケメン揃いの本作の中で、ひと際目立つ男がガンビット!もう何コレ、カッコよすぎ!トランプにエネルギーをチャージし、それを投げつけ相手を吹っ飛ばす!棒術の達人なのでそれを地面に叩きつけることで衝撃波が!完全に荒木飛呂彦のマンガのキャラじゃん(笑)。何スタンドですかそれは?

強いかどうかと言われれば疑問だけど、コイツは本当にカッコイイ!役を演じたテイラー・キッチュは『ジョン・カーター』とか『バトルシップ』とか、出る映画がことごとくコケまくってますが(笑)。

というわけで、色々楽しい映画なんですけど、惜しいのは本編との辻褄合わせを優先するあまり、途中からストーリー展開に無理が生じていること。特に「ウルヴァリンが記憶喪失になった理由」については『X-MEN』1作目から謎として提示されていたので、『2』か『3』で謎解きされるんだろうなあと思っていたら、まさかスピンオフまで引っ張るとは。無理に辻褄を合わせなくても良かったのではないでしょうか?

それ以外は概ね満足な仕上がりでした。絶賛公開中の『ウルヴァリン:SAMURAI』では、日本を舞台に更なる大活躍を見せるウルヴァリン。この勢いで3作目も作られるのかなあ(^.^)


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