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『るろうに剣心』『テルマエ・ロマエ:2』『魔女の宅急便』『ルパン三世』『寄生獣』『進撃の巨人』など、話題の実写版映画をまとめてみた


新年明けましておめでとうございます!昨年は当ブログをご愛読いただき誠にありがとうございました。本年もよろしくお願いします!新年1発目となる本日は「2014年注目のマンガ・アニメの実写版映画」について書いてみますよ。近年、人気のあるマンガやアニメがどんどん実写映画化される傾向にありますが、今年も色々な作品が実写版として公開されるみたいですね〜(^.^)

まず、話題性・期待値ともに抜群の高評価を誇っているのが、実写版るろうに剣心でしょう。和月伸宏氏による原作コミックは5000万部を超える人気作で、2012年8月に公開された実写映画の1作目は最終興収30億円を突破する大ヒットを記録しました。そして2014年夏には、いよいよその続編となるるろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』が2部作連続で公開されます。

原作でも人気の高かった京都編以降のエピソードが描かれるということで、キャスティングにも気合が入りまくり、重要な役どころを果たす四乃森蒼紫に伊勢谷友介、美形の天才剣士・瀬田宗次郎に神木隆之介、妖艶な美女・駒形由美にファッションモデルの高橋メアリージュンという見事な配役を実現しました。さらに原作ファンからも絶大な人気を誇る最凶のライバル・志々雄真実を藤原竜也が演じるなど、話題性もバッチリです。

また、前作で佐藤健が演じた剣心は驚くほど原作イメージに近く、実写では再現不可能と思われていた超人的アクションシーンを見事にこなしていました。ストーリーに改変点は多かったものの活劇場面の素晴らしさは筆舌に尽くし難く、日本製の痛快チャンバラアクション映画としては最高のレベルにあったと思います。続編でもアクロバットな格闘シーンにますます磨きがかかっているようなので、2014年の映画業界でもっとも注目される作品となることは間違いないでしょう。

2012年に実写映画化され60億円に迫る大ヒットを叩き出したテルマエ・ロマエも、満を持して4月26日に続編が公開されます。前作では、阿部寛を筆頭に北村一輝や宍戸開といった“日本を代表する濃い顔役者”が勢揃いし、「日本人が古代ローマ人を演じる」という難題を見事にクリアーしました。そして続編は、日本映画として初のブルガリア・ロケを敢行するなど、制作規模やスケール感が大幅アップ。ヒロインの上戸彩も引き続き登場。更にシリアスとギャグを巧みに織り交ぜたお馴染みの展開が加われば、再び大ヒットをぶちかますことも十分に期待できるでしょう。

魔女の宅急便は、武井咲剛力彩芽を輩出しているオスカープロモーション所属の新人女優・小芝風花さん主演で実写化したファンタジー映画です。角野栄子の原作小説を元にしていますが、世間的にはやはり宮崎駿監督が作った同名アニメの方が有名でしょうね。そのため、予告編を見たユーザーからは「キキが垢抜けすぎている」、「ロケ地やキャストが日本人では作品イメージに合わない」など否定的な意見も多いらしい。

ただ、製作に関わるスタッフは非常に豪華で、脇を固めるキャスト陣には浅野忠信宮沢りえ筒井道隆など実力派が集結。脚本には『時をかける少女』『おおかみこどもの雨と雪』などを手がけた奥寺佐渡子、監督はなんとホラー作品『呪怨』シリーズで有名な清水崇!更に主題歌は倉木麻衣が担当するなど、錚々たるメンバーが集まっています。果たしてどんな出来栄えなのでしょうか?

黒執事は、全世界累計発行部数1700万部を超える大ヒットコミックの実写映画化です。全てにおいて完璧で冷酷な美しい執事・セバスチャン役を3年ぶりの主演となる水嶋ヒロが演じるほか、そのセバスチャンと見事なコンビネーションを見せる主人・幻蜂清玄(汐璃)を剛力彩芽が演じています。さらに優香、山本美月栗原類岸谷五朗伊武雅刀城田優丸山智己ら実力派が顔を揃えるなど、キャスティングには非常に力が入っている様子。でもアクションシーンがガン=カタみたいだなあ(笑)。

昨年12月7日より公開されたアニメ映画『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』は、最終興収40億突破も見込める大ヒットとなっています。この結果はルパン三世の認知度の高さを示しており、多くの人にとっていまだにルパンが“永遠のヒーロー”であることを証明していると言えるでしょう。そんな中、発表された実写版ルパン三世では、小栗旬ルパン三世役に挑戦するほか、次元大介役に玉山鉄二石川五ェ門役に綾野剛峰不二子役に黒木メイサ、銭形警部役に浅野忠信がキャスティングされました。

この配役には賛否両論あったものの、原作のモンキー・パンチは実写化に対し、「撮影現場で監督・キャスト・スタッフの皆さんの本気と熱気に囲まれた、とても楽しい時間を過ごした」と満足げなコメントを発表。大人から子供まで人気の高い作品だけに、ファンからは不安の声も寄せられているようですが、実写化成功の鍵を握るのはやはり制作者の本気度と熱意なので、是非とも頑張っていただきたい。

昨年、NHK連続テレビ小説あまちゃん』で大ブレイクした能年玲奈さんが主演を務めるホットロードは、紡木たくの伝説的少女漫画の実写映画化です。望まれて生まれてきたわけではないことに心を痛める少女・和希が、不良の世界に自分の居場所を見つけていく物語で、和希役を演じる能年にとってはまさに新境地。1980年代の空気感がポイントとなる原作なだけに、不良少女・和希の描き方も気になるところですが、原作の紡木は能年の演技に太鼓判を押していたそうです。キャスティングはもちろん、CG・VFX演出の手腕も問われそうなのが、寄生獣』と『進撃の巨人でしょう。『寄生獣』は、人間を捕食する謎の生物“パラサイト”との戦いを通して、“人間とは何か”を問うハードなSF漫画。深淵なストーリーも魅力で、連載終了から約20年近く経った今でも多くのファンに愛されている傑作コミックです。実写版では、染谷将太深津絵里橋本愛などの豪華キャストが共演し、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『永遠の0』の山崎貴監督がメガホンを取ることで早くも話題になっている様子。ただ、山崎監督のほのぼのとした”人情ドラマ”的な作風とは合わないような気も…。

それに対して山崎監督は、自らがこれまでに手がけてきた『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどに触れ、「僕の今までの作品を見ていると不安になる気持ちは分かるんですよ。ほのぼのとした『寄生獣』になったりしたら、僕だって嫌ですからね(笑)。でも僕は『寄生獣』みたいなハードで残酷な描写がすごく好きなんです。これまではファミリー向けの大作を作るうえで抑えていましたが、実は大好き。こう見えても結構ダークな人間なんですよ(笑)」と意外な一面を明かしていました。

一方の進撃の巨人は、突如出現した巨人と人類との壮絶な戦いを描くダーク・ファンタジーで、単行本の発行部数は(2013年の時点で)累計2800万部を突破しているほどの大ヒット漫画です。巨人の不気味なビジュアルや迫力をどのように再現するのかに注目が集まっていますが、監督は平成「ガメラ」3部作で素晴らしい映像を生み出した樋口真嗣監督だけに、期待している人が多いかもしれません。「きっと見事な”立体機動”を見せてくれるに違いない!」と。当然、主人公のエレンを含め、ミカサやリヴァイ兵長など人気キャラクターのキャスティング情報にも熱い視線が注がれています。その他の実写化では、荒川弘の大人気“酪農”マンガ銀の匙 Silver Spoonが、アイドルグループ「SexyZone」の中島健人主演、吉田恵輔監督で3月7日に公開予定。福士蒼汰が主演する神さまの言うとおり三池崇史監督で秋公開。そして少女マンガも、剛力彩芽さんの初主演映画となるL・DK川村泰祐監督で4月12日に公開されるなど、様々な人気漫画が今をときめく俳優陣によって映像化されます。というわけで、2014年も色んな実写映画が楽しめそうですね(^.^)

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