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岡田准一のアクションが本気すぎる!『SP 野望篇』映画感想


■あらすじ『警視庁警備部警護課第四係の隊員・井上薫は、類い希な身体能力と常人離れした危険察知能力を持つ要人警護のスペシャリスト。そんな彼は、上司・尾形総一郎の何か陰謀を巡らしているかのような言動に不信感を募らせていた。そして公安が尾形の内偵を進める一方、キャリア官僚たちが不穏な動きを見せ始める。そんな中、与党幹事長・伊達の警護に当たっていた井上ら第四係のメンバーたちが、謎の武装集団から襲撃を受ける。果たして彼らの目的は?要人警護に当たるSPたちの活躍をV6の岡田准一主演で描くサスペンス・アクション大作!』


本日、金曜プレステージにて『SP 野望篇』が放映されます。本作は、2007年からフジテレビ系列で放映された連続ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』の劇場版として作られ、『野望篇』と『革命篇』の2部作が公開されました。前編に当たる『野望篇』ではテレビ版に引き続き第四係の活躍を見せつつ、後編の『革命篇』ではテレビ版では描かれなかった数々の謎を解明していく、という構成です。

公開後の反応は上々で、『SP 野望篇』と『SP 革命篇』の2作品合計の興行収入は70億円を越え、ブルーレイとDVDについても合計の累計総出荷数が40万セットを突破するなどメガヒットを記録し、深夜ドラマからスタートした本シリーズが、約4年間も根強い支持を獲得してきた実績を改めて証明する結果となりました。

監督を務めた波多野貴文さんは、この大人気の理由の一因として「当初から映画みたいな連続ドラマにしたかったという想いはスタッフ皆にあったと思いますし、何をおいてもサスペンス・アクションの金字塔を打ち立てたい想いが強かったので」と深夜ドラマ時代から映画レベルのクオリティーで構築してきたことを説明。

その上、「劇場版で発展する井上(岡田准一)と尾形(堤真一)の対立軸に至るでのストロークを描く上で、テレビ版の役割は重要でした」と熟成した人間ドラマが先に描けたからこそ、劇場版に至れたという同シリーズの“強み”を解説しています。

そして波多野監督が語るように、本シリーズは映画並みに壮絶なアクションがテレビドラマ時代からの必見ポイントで、壮大なスケールを得た映画版ではその真骨頂とも言える超絶級のスタントが炸裂!アクション監督にドニー・イェン“チルドレン”の大内貴仁を迎えるなど、「どこにもない、独自のアクションの構築を目指しました」とアクション演出面も総括。

「ハリウッドや海外のアクションは“見せること”に徹しますが、岡田君がやっていたアクションは違います。ハリウッドでもない、ドニー・イェンでもない、日本の刀の間合いでもない。“リアルな路線”を目指していました」とのこと。

事実、同シリーズのアクションは目に突き刺さるような”痛み”を伴う演出が少なくなく、それが“深夜ドラマなのに映画並み”と評される理由でもあったのです。「痛いアクションですよ(笑)。僕は撮影現場で岡田君がボコボコに叩かれているシーンを何度も撮影しながら、ファンに怒られやしないかと心配していました(笑)」とリアル・バウトで過酷な仕事だったからこそ、あれだけのアクションを生み出せたと説明。

また、「“あれだけボコボコにされて、アザがないのはおかしい”と言われたこともありますが、岡田君は常に頭部をガードしているので、アザが顔につきようがない。そこはよく観ていただければわかると思いますし、『SP 野望篇』でトラックから転げ落ちて道路の樹木に激突するシーンでは思い切りケガをしています(笑)」と凄まじいアクションの裏側を暴露。“真の意味でのリアル”を追求していたんですねえ(^_^;)

というわけで、本作の見どころは壮絶なアクションシーンです。特にV6の岡田准一くんが頑張ってますね。SPの役作りとしてフィリピンの武術”カリ”に挑戦し、TVドラマ終了後もカリと並行してブルース・リーの”ジークンドー”を習得。

さらに初代タイガーマスクこと佐山聡が創始した格闘技”修斗”で鍛錬を積み、今回の映画制作においてはアクションシーンの指導から実演まで自らやり遂げるという凄まじさ。あまりにも熱心に格闘技の修練に励んだ結果、とうとうカリとジークンドーのインストラクター認定まで受けてしまったのですから凄過ぎます。

ただ、それほど岡田くんが頑張っているにもかかわらず、残念ながら見せ方がイマイチなんですよ。たとえば、映画冒頭、不審者を追いかけて車の上を走り抜けるシーンがあるんですが、どう見ても普通に道路を走った方が早いでしょ?一応、「側道が人でいっぱいなので」という描写を入れていますけど、車が止まってるんだから、人間が一人走る隙間ぐらい絶対にあるはず。

「これって、岡田くんにフリーランニング(パルクール)をさせたいために無理矢理入れたシーンじゃない?」ってのが丸分かりなんです。こういう不自然なシチュエーションをもっと上手く見せることができれば、アクションシ−ンのリアリティも上がったのになあと。でも、日本でこういうサスペンス・アクションが作られる機会は少ないので、是非とも頑張ってもらいたいですね。

ちなみに、カリとはフイリピンに伝わる伝統武術で、インドネシアではシラット、マレーシアやシンガポールではアーニス、東南アジア一帯ではエスクリマなど、地域によって様々な名称があるらしい。100年以上の歴史があり、ブルース・リージークンドーに取り入れるなど、数多くの武術に影響を与えました。また、近年の欧米アクション映画は格闘シーンのリアルさが特徴的ですが、カリを始めとする東南アジア系の戦闘術を効果的に取り入れているのが理由の一つとされています。

たとえば、『ボーン』シリーズのマット・デイモン『96時間』リーアム・ニーソン、『ミッション:インポッシブル』シリーズのトム・クルーズ、そして『バットマン』3部作のクリスチャン・ベールなど、彼らが駆使する格闘技はさまざまな武術や拳法を融合させたもので、そのベースになっているのがカリなのですよ。岡田准一くんはアイドルとは思えぬ真剣さでカリのテクニックを習得。映画に揺ぎ無いリアリティを与えています。素晴らしい!

以下は岡田君の本気度を示す動画です。このスキルをもっと他の映画でも生かして欲しいなあ↓


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