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岡田准一のアクション指導がガチすぎる件

V6の『愛なんだ 2019』 岡田准一

V6の『愛なんだ 2019』より

どうも、管理人のタイプ・あ~るです。

先日、V6が出演する『愛なんだ 2019』という番組が放送されたのですが、SNS等では「高校生に対する岡田准一の指導がガチすぎてヤバい!」と話題になりました。

問題のシーンは、とある高校のアトラクション部の「男子部員が少ない」という悩みを解決するために、V6の三宅くんと岡田くんが高校へ潜入する場面。

”アトラクション部”とは、部員たちがオリジナルの特撮ヒーローに扮して様々なアクションを披露することが主な活動内容なんですが、3年生が引退すると男子が3人しかいなくなり、部の存続に関わる大ピンチに!

そこで、彼らを救うためにV6の二人が協力し、「男子が憧れるようなカッコいい映像を作って部員を増やそう」ということになったわけです(いい話だw)。

しかし、「まあ相手は高校生だし、そんなに本格的なアクションはやらないだろうな」と思いきや、いきなり岡田くんの本気モードが炸裂!

なにしろ岡田准一と言えば、人気アイドルグループ・V6のメンバーでありながらアクションの練習に打ち込んで日々体を鍛え、カリとジークンドーのインストラクター資格まで習得してしまうほどの格闘技好きですからね。

木村大作監督の時代劇『散り椿』に出演した際は、見事な刀さばきに木村監督も絶賛し、さらには自分でチャンバラシーンの動き(殺陣)を考えるなど、「主演」だけでなく「殺陣師」としても活躍しました。

また、今年公開されたアクション映画『ザ・ファブル』では、マスクを被って顔が全く見えないにもかかわらず、スタントマンがやるような難しいアクションを自ら演じ、劇中のアクションも自分で考案したことからエンドクレジットでは「ファイトコレオグラファー」と表記されています。

そんなアクション大好き&格闘技大好きな岡田准一が高校生にアクションを指導することになったわけですから、思わずテンションが上がってしまったのでしょう。なんと、アクションの基礎を教える「岡田塾」を開講!

V6の『愛なんだ 2019』 岡田准一

V6の『愛なんだ 2019』より

まず、「アクションをやる上で大事なことは何か?」と生徒に問いかけ、以下の3つを説明しました。

1.ボディ・コントロール
2.相手との距離感
3.カメラ映り

「自分の体の位置、相手との距離をしっかり把握すること。そしてカメラから見て自分がどう映っているか。この3つのポジショニングがとても大事。そこを意識しながら練習できているどうかがすごく大きい」と力説。

実際に動きを見せる時も、「自分の体がどの位置にあるのか、確実にイメージできていなければならない」「人間の体には、8の字に動く部分が2つある。1つは股関節。もう1つは胸。この2つを連動させることで運動神経がよく見える」などと実践的な解説が続きます。

しかし、あまりにも真剣に指導しすぎて、バラエティ番組なのに笑いは一切ありません(笑)。どうやら岡田くんは、これがバラエティであることをすっかり忘れているようです。

でも、一度火がついた”格闘レッスン熱”は、おさまるどころかますます激しくディープになっていきます。「後ろ回し蹴り」の練習をやっている途中で、ムエタイの蹴りって知ってる?」と急にムエタイの説明を始める岡田准一

ムエタイがなんで最強かっていうと、ヒザを回す時、ローキックなのかミドルキックなのか、途中までの軌道が一緒だから分からないんだよ。それがムエタイの凄さで…」

などと夢中になって喋りまくる一方で、どうしていいか分からず呆然とした表情で立ち尽くす高校生たち。それを見て岡田くんが一言、「引いてる?」

V6の『愛なんだ 2019』 岡田准一

V6の『愛なんだ 2019』より

しかし、高校生をドン引きさせるような状況にも臆することなく「どんどんマニアックな技をやっていきます!」と開き直ったかのように自分の大好きな格闘技を伝授する岡田准一

「これはビクトル古賀先生という方が作った”ビクトルスロー”です」と言いながら自ら関節技を披露するものの、あまりにもアニアックすぎてもはや誰もついて来れません(笑)。

その様子を見て、さすがに岡田くんも「ダメですか?」と反省し、結局「選択ミスだった。この技はやめよう」と中止になってしまいました。

そんな感じで、岡田准一からガチ指導を受けた高校生たちは、3週間後の撮影開始まで自主練習に励み、撮影の1週間前に再び岡田くんと合流。

「カッコいい映像を作るためには大勢の協力が必要です。そこで、日本を代表するアクション監督、下村勇二さんに来てもらいました」と紹介されて下村監督が登場。

下村勇二と言えば、『GANTZ』や『アイアムアヒーロー』や『キングダム』など様々な映画でアクションシーンの演出を担当し、岡田くんとは『図書館戦争』と続編の『THE LAST MISSION』でタッグを組んでいます。

他にも多くの撮影スタッフが集結し、いよいよ本番に向けての最終段階へ突入!そして岡田くんは、皆に向かって”アクションの心構え”を語りかけました。

「アクションをやるということは、攻撃1つ1つを単なる暴力で終わらせるのではなく、芸術まで高めないと観客は見てくれないしスゲェって思ってくれない」「そこまでの自分の行動に、一手一手にどれだけ責任を持てるか、それが大事なんだ」

その後、アトラクション部の部員たちは下村監督からみっちりとアクションの手ほどきを受け、厳しい練習は本番ギリギリまで続けられました。

そして、ついに迎えた撮影当日。ロケ現場は廃校となった建物を丸ごと貸し切り、アクション監督は下村勇二、襲ってくる敵役は全員プロのスタントマンという豪華さ!

最初のシーンは、「主人公が武器を持った複数の敵を次々と倒していく」というアクションです。テイク1は割と上手くできているように見えたのですが、別室でモニターをチェックしていた岡田くんは不満顔。

V6の『愛なんだ 2019』 岡田准一

V6の『愛なんだ 2019』より

すぐに部屋を飛び出して、「あまり型にとらわれない方がいいよ。型にとらわれすぎて体の動きを綺麗にっていうより、一番気を付けなきゃいけないのはカメラに自分がどう映っているか?ってこと。カメラがどこにいるのかも意識して芝居するのがベストだから」とアドバイスしました。

確かに、テイク1の映像を見ると、敵に攻撃を加えた後の主人公の動きが大きすぎてカメラのフレームから外れてしまい、ほとんど姿が映っていません。これではNGです。

そこでテイク2を撮ることになったのですが、今度は逆にカメラを意識しすぎて動きが小さくなってしまいました。すかさず「もう1回!」と叫ぶ岡田くん。ただしコレ、素人の高校生にはなかなか難しいんじゃないのかな~?と思うんですよね。

なぜなら、プロの役者さんでもアクションをやる時はカメラのフレームから外れる失敗が多く、最初から出来る人は少ないからです。

映画『関ヶ原』を撮った原田眞人監督によると、「岡田准一はどんなに激しく動いても必ず画面内に自分の姿を収めてくる。常に画角やフレームを意識しているからこそ成せる技で、普通はできない。まさに天才肌の役者だ」とのこと。

つまり「岡田くんが簡単にやってるから他の人も出来るだろう」ってことでは全くないわけで、そんな”天才”と同等の動きを高校生に要求するのは、ちょっとハードルが高すぎるのでは?と思ったんですが、やはり「アクションに対するこだわり」なんでしょうねえ。

その後、現場ではテイク3、テイク4、テイク5…と同じシーンの撮影を何度も繰り返すものの、なかなか岡田くんからOKが出ません。厳しい!

アクション監督の下村さんも「彼は一生懸命やってるんですよ。いっぱいいっぱいだと思います」と擁護しますが、「もう1回だけ…」と粘る岡田くん。しかし「あと1回!」「これでラスト!」と言いながら何度もリテイクを重ねるうちに、とうとうテイク15まで来てしまいました。

たぶんスタッフも、まさか高校の部活の「新人勧誘ビデオ」にここまで本気になるとは思ってなかったんでしょう。「まだやるの…?」みたいな空気が漂い始め、さすがの下村監督も「OKラインをどこかで決めないと終わらないよ!」と若干キレ気味に(笑)。なにしろ、まだ撮影の1カット目なのですから当然ですよねえ(^^;)

V6の『愛なんだ 2019』 岡田准一

V6の『愛なんだ 2019』より

でも、岡田くんは「せっかく皆で1ヵ月近く頑張って練習を続けてアクションも上達したんだから、いい作品にしてあげたい。そのためには妥協したくない」と考えているようで、部員たちも同じ思いでした。

そして、ついにテイク20でアクションが完璧に決まり、動きもカメラのフレームにバッチリ収まっています。「よし、いいぞ!オッケー!」と岡田くんも納得する映像が撮れ、ようやく1カット目が終了(笑)。

しかし、これで終わりではありません。まだまだ撮らなければならないシーンが大量に残っているのです。「急いで次のカットの準備を…!」と焦りまくる下村監督。

そんな下村監督の焦りを無視して、その後も一人一人に対する岡田准一の熱心なレクチャーは続き、アクションにこだわりすぎてメチャクチャ時間がかかった(丸2日間!)ものの、どうにか全ての撮影が終わりました。

こうして完成した映像はどのシーンも非常に迫力があってカッコよく、「高校生でもこんなに凄いアクションが撮れるのか!」と驚くほど見事な出来栄えです。素晴らしい!

V6の『愛なんだ 2019』 岡田准一

V6の『愛なんだ 2019』より

なお、ロケ中に岡田くんは高校生たちに以下のようなアドバイスを伝えていたそうです。

「一番大事なのは”感情”なんだよ。アクションをやっている時、その役の感情や気持ちをどれだけ動きに乗せられるか?」「気持ちが乗っていれば、どんな殺陣でも違いが出せる。どんなに技術が拙くても、気持ちが入ってさえいれば、人の心を打つようなアクションになるんだよ」

う~ん、なんて真面目なんだ(笑)。岡田准一のアクションに対する熱意はまさにホンモノで、だからこそ本格的なアクション映画に出演して欲しいんだけど、「日本は現代アクションの作品が少ないので、なかなかオファーが来ない」と嘆いているらしい。誰か岡田くんのためにアクション映画を作ってあげて!お願いします!