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マンガはどこまで映画になるのか?

以前このブログでも書いたが、ここ最近マンガの実写映画化がやたらと多い。

去年公開された映画ではキャシャーン』『キューティーハニー』『デビルマン』『忍者ハットリくん。今年は鉄人28号』『魁!!クロマティ高校』『逆境ナイン、そして現在NANAが絶賛公開中。

さらにこの後『タッチ』や『頭文字Dまでもが控えているのだ。おまけに海外でも寄生獣』や『ドラゴンボールなど、続々と日本のマンガが映画化されようとしている有様。

こりゃ一体どうなってるの?このままいくと、世の中の映画は全て日本のマンガで埋め尽くされてしまうのではないか、と不安になりそうなほどの勢いだ。

もっとも、海外ではマーベルコミックが幅を利かせているので、パラマウントと提携を結び、今後は自社の所有する4700人ものキャラクターを使ってどんどん新しいヒーロー映画を製作していく方針らしい。

だが、いずれにしてもマンガの実写映画化は、今後もますます加速していく事は間違い無いだろう。いい事なのか、どうなのか?

などと、「マンガと映画の関係」について考えていると、今月号の日経エンターテイメント!』に「マンガ実写化が止まらない!」と題された記事とそのリストが出ていたので一部を抜粋してみる。



●日本のマンガの実写映画化
NANA原作:矢沢あい、キャスト:中島美嘉宮崎あおい、公開時期:公開中

NANA―ナナ― 13 (りぼんマスコットコミックス)

NANA―ナナ― 13 (りぼんマスコットコミックス)

『タッチ』原作:あだち充、キャスト:長澤まさみ斉藤祥太、慶太、公開時期:9月10日頭文字D原作:しげの秀一、キャスト:ジェイ・チョウ鈴木杏、公開時期:9月17日
頭文字(イニシャル)D (30) (ヤンマガKC)

頭文字(イニシャル)D (30) (ヤンマガKC)

三丁目の夕日原作:西岸良平、キャスト:吉岡秀隆堤真一小雪、公開時期:11月5日同じ月を見ている原作:土田世紀、キャスト:窪塚洋介エディソン・チャン、公開時期:11月19日
同じ月を見ている (2) (ヤングサンデーコミックス)

同じ月を見ている (2) (ヤングサンデーコミックス)

東京ゾンビ原作:花くまゆうさく、キャスト:哀川翔浅野忠信、公開時期:12月
東京ゾンビ

東京ゾンビ

海猿2』原作:佐藤秀峰、キャスト:伊藤秀明加藤あい、公開時期:06年2月
海猿 (1) (ヤングサンデーコミックス)

海猿 (1) (ヤングサンデーコミックス)

最終兵器彼女原作:高橋しん、キャスト:前田亜季窪塚俊介、公開時期:06年2月
最終兵器彼女 (1) (ビッグコミックス)

最終兵器彼女 (1) (ビッグコミックス)

笑う大天使原作:川原泉、キャスト:上野樹里伊勢谷友介、公開時期:06年
笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)

笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)

ハチミツとクローバー原作:羽海野チカ、キャスト:櫻井翔蒼井優、公開時期:06年
ハチミツとクローバー 8 (クイーンズコミックス)

ハチミツとクローバー 8 (クイーンズコミックス)

『天使』原作:桜沢エリカ、キャスト:深田恭子、公開時期:06年
天使 (フィールコミックスGOLD)

天使 (フィールコミックスGOLD)

ゲゲゲの鬼太郎原作:水木しげる、監督:堤幸彦、公開時期:06年
ゲゲゲの鬼太郎 (2) (ちくま文庫)

ゲゲゲの鬼太郎 (2) (ちくま文庫)

だめんず・うぉ〜か〜原作:倉田真由美、キャスト:未定、公開時期:06年
だめんず・うぉ~か~ (7) (SPA! comics)

だめんず・うぉ~か~ (7) (SPA! comics)

『ES』原作:惣領冬美、キャスト:未定、公開時期:06年
ES Vol.8 (モーニングKC)

ES Vol.8 (モーニングKC)



●米国で実写映画化予定の日本のマンガ
寄生獣原作:岩明均、監督:清水崇

寄生獣(完全版)(8)<完> (KCデラックス)

寄生獣(完全版)(8)<完> (KCデラックス)

『MONSTER』原作:浦沢直樹、製作会社:ニューライン・シネマ
Monster (18) (ビッグコミックス)

Monster (18) (ビッグコミックス)

ドラゴンボール原作:鳥山明、製作会社:20世紀フォックス
DRAGON BALL 完全版 34 (ジャンプコミックス)

DRAGON BALL 完全版 34 (ジャンプコミックス)

銃夢原作:木城ゆきと、監督:ジェームズ・キャメロン
銃夢 Last Order 7 (ヤングジャンプコミックス)

銃夢 Last Order 7 (ヤングジャンプコミックス)

ルパン三世原作:モンキー・パンチ、監督:ジェラルド・モレン
ルパン三世M 2 (アクションコミックス LUPIN The3rd Collection)

ルパン三世M 2 (アクションコミックス LUPIN The3rd Collection)

童夢原作:大友克洋、監督:ギルレモ・デル・トロ
童夢 (アクションコミックス)

童夢 (アクションコミックス)

AKIRA原作:大友克洋、監督:ピトフ
AKIRA(6) (KCデラックス)

AKIRA(6) (KCデラックス)



●米国で実写映画化予定の日本のアニメ
鉄腕アトム原作:手塚治虫、監督:ゲンディ・タルタコフスキー

鉄腕アトム(7) (講談社漫画文庫)

鉄腕アトム(7) (講談社漫画文庫)

ラストエグザイル原作:ゴンゾ、製作会社:ニューライン・シネマ『マッハGO!GO!GO!』原作:タツノコ・プロ、製作会社:ワーナー・ブラザーズ
マッハGO GO GO DVD-BOX 1st.leg

マッハGO GO GO DVD-BOX 1st.leg

『カイト』原作:梅津泰臣、監督:ロブ・コーエン『Blood,The Last Vampire』原作:押井守、監督:ロニー・ユー
BLOOD THE LAST VAMPIRE デジタルマスター版 [UMD]

BLOOD THE LAST VAMPIRE デジタルマスター版 [UMD]

新世紀エヴァンゲリオン原作:庵野秀明、製作会社:ADVフィルムとWETA社
THE FEATURE FILMS NEON GENESIS EVANGELION DTS COLLECTORS Edition [DVD]

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なんとも凄まじい数である。この現象に関して『日経エンターテイメント!』では、「マンガの実写映画化が多いのは、マンガのファン層が映画を観てくれればヒットが狙えるから。

小説では100万部を超えるものは少ないが、マンガでは多い。だから、映画化の原作としては小説よりもマンガに目を向けやすいのでは」と推測している。

さらに、これらに加えてアメリカンコミックの実写映画化として、ファンタスティック・フォー』『シン・シティ』『Vフォー・ヴェンデッタ』『X-MEN3』『スーパーマン・リターンズ』『ゴーストライダー』『スパイダーマン3』『ウルヴァリン』『アイアンマン』などが次々と公開を予定されており、もはや“マンガと映画”は切っても切り離せない関係になりつつあるようだ。この勢いで『パトレイバー』も実写化して欲しいなあ。


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