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『レディ・ウェポン』映画感想

レディ・ウェポン

■あらすじ『世界中で同時期に40人の少女が誘拐されるという事件が起きた。犯人のマダムMは、少女たちを一流の殺し屋に育て、最強の暗殺組織を作ろうとしていた。6年後、非情な訓練を生き抜いたシャーリーンは、親友のキャットと共にプロの殺し屋として送り出される。次々と危険な任務をこなしていくシャーリーンたち。しかし、運命は香港で大きく変わってしまう。生き別れた母親との再会、事件を追っていたCIA捜査官、ジャックとの出会いにより、シャーリーンは組織を抜けることを決意するが…。監督は、あの『少林サッカー』や、チャン・イーモウ監督の『HERO』『LOVERS』など、話題作でアクション監督を務めたチン・シウトン。高い格闘能力と美しい肉体を武器に、史上最強の女性暗殺者たちが活躍するスーパー・ヒロイック・アクションの決定版!』



小中学生ぐらいの女子が多数誘拐され、絶海の孤島でひたすら武術訓練を受ける。いつ終わるとも知れない特訓の日々。しかし、6年後に突然訪れた“卒業式”。それは、長年一緒に暮してきた仲間たちと「殺しあう事」だった!…というお話。

あからさまに『あずみ』をパクっているような設定に度肝を抜かれるが、それだけではない。バトル・ロワイヤル』『ダーク・エンジェル』『ニキータ』『チャーリーズ・エンジェル』『レオン』『マトリックスなど、様々な映画の面白要素を片っ端からぶち込んだ結果、奇跡的な良作が出来上がってしまった、と言う感じだ。さすが香港、盗作のレベルがハンパではない(笑)。

本作の基本コンセプトは「エロ」と「カンフー」である。これは、『チャーリーズ・エンジェル』と方向性が完全に同じなのだが、決定的な違いは「コメディ」の要素が全く無いということだ。すなわち、『チャリエン』から「お笑い」要素を完全に抜き取り、「エロ」と「カンフー」の要素を徹底的にパワーアップした結果、出来上がった映画が『レディ・ウェポン』なのである。

とにかく、カンフーのクオリティが異常に高い。女性が主人公のアクション映画としては、近年のトップクラスではないかと思う。まさに、「ヒロイック・アクション、かくあるべし!」という感じの見事な出来栄えだ。女性が主人公とはいえ、アクションに手加減は一切無し。ほとんどの格闘シーンを女優本人が演じているという凄まじさ。

しかも、通常なら服の下にプロテクターを装着するのが常識だが、彼女たちの衣装が下着みたいに薄っぺらいものばかりなので、防具無しで撮影しなければならなかった。この為、毎日生傷が絶えなかったそうだ。

プロデューサーのツイ・ハークは「ジョン・ウーは女性が撮れないし、チン・シウトンは女にしか興味が無い。2人が組めばちょうどいいバランスなのになあ」と言っていたらしいが、ここまで“女”を突き詰めれば文句は無い。まさに女性アクション映画の最高峰と言えるだろう。

また、「エロ・シーン」にもアクション以上に力が入っており、「ここまでやるのか!」と絶句するほどの凄まじい“お色気シーン”が続出する。「セクシーさ」に対する意気込みも尋常ではないのだ。まさしく『裏・チャーリーズ・エンジェル』と呼ぶに相応しい快作である!

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