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映画『クリムゾン・リバー2』ネタバレ感想

クリムゾン・リバー2

■あらすじ『フランス、ローレヌ地方。人里離れた修道院で、壁に穿たれたキリスト像が血を流すという怪奇事件が起こる。捜査に当たったニーマンス警視(ジャン・レノ)は、キリスト像の背後の壁に死体を発見、身元確認を進めた。同じ頃、麻薬捜査に就く若手刑事レダブノワ・マジメル)の前に、キリストを自称する謎の男が現れる。男は体に銃弾を受け、瀕死の重傷だった。翌日、レダは男の病室で黒マント姿の不審な僧侶を目撃。レダが声をかけると僧侶は逃走し、驚異的な運動能力でレダの追跡を振り切ってしまう。果たして僧侶の正体は何なのか!?そして捜査を進める二人の刑事の前に、謎の組織が立ちはだかった!リュック・ベッソンのオリジナル脚本を元に、聖書の「ヨハネ黙示録」をモチーフとした“オカルト的猟奇犯罪”プラス“硬派な刑事アクション”という斬新なスタイルを確立。これぞ新感覚サスペンス・アクション・ムービー!』


今回はネタバレ全開です。本作を観ていない人はご注意を(と言っても、これを読んだからといって、これ以上映画が面白くなくなる可能性はありませんが)。

脚本を書いたのがリュック・ベッソンなのである程度の覚悟をして観たものの、そんな覚悟をあざ笑うかのように次々と繰り出されるグダグダの展開を目の当たりにして、思わず腰が砕けそうになった。冒頭、若い修道士が部屋の壁に十字架を打ち付けた瞬間、いきなり大量の血がドバドバと溢れ出す。「うわ、オカルトか、ホラーか!?」と思って観ていたら実は単なるサスペンス。

しかも全編に漂う“怪しげなムード”によって雰囲気だけは抜群だが、ストーリーはさっぱり分からない。最後まで観ても結局印象に残っているのは、「不必要なほどにド派手なアクション・シーン」と「ひたすら走り回る僧侶」だけ。

特に「走るシーン」にはかなりのこだわりを持っているらしく、高い柵を軽々と飛び越えたり、屋根の上に飛び乗ったり、ありとあらゆる「凄い走り」をたっぷりと見せてくれる。だがこんなに「走るシーン」が必要なのか?『太陽にほえろ!』の追跡シーンよりも長いぞ。実はこの“超人僧侶”の正体は、「ある薬」によって身体能力が飛躍的にアップした人間だったのだ。

しかし、いくら「痛みを感じない体になった」と言っても、銃で撃たれたら普通死ぬだろ?肉体が変化して不死身の体になったわけじゃないんだから。挙句の果てに追い詰められた二人の刑事は、なんとその危険な薬を自ら飲んでしまうのだ!物語のクライマックス、ある場所に逃げ込んだ彼らは外へ脱出しようとするが、扉がどうしても開かない。そこで……

ニーマンス「よし、あの薬を飲もう!」
レダ「え?でもそんなにすぐに効くのか!?」
ニーマンス「知らん!」

薬の力によってあっという間にムキムキマンに変身した彼らは、「うおおおお!」と凄まじい怪力で扉をこじ開け、見事脱出に成功する!めでたしめでたし…ってこんなのもう、サスペンスでもなんでもないよ!リポビタンDのCMかと思ったぞ!リュック・ベッソン出て来〜い!