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ドニー・イェン主演映画『クライム・キーパー』

クライム・キーパー

■あらすじ『アメリカ、シアトル。地元警察の敏腕刑事ドニー(ドニー・イェン)は、香港警察のヤン(シンシア・カーン)と共に国際麻薬密輸団を追跡中に、銃撃戦に巻き込まれる。二人は、密輸団とCIAの癒着を示す証拠フィルムを手にしたロク(サイモン・ユエン・Jr)を逮捕した。しかし、組織とは無関係だったロクは香港へ逃亡。ドニーとヤンは彼の後を追ううちに、警察内部に裏切り者がいる事に気付くのだった。SF映画の傑作「マトリックス」で世界中の映画ファンの度肝を抜いた巨匠ユエン・ウーピンと、「HERO」のドニー・イェン。アクション映画界を席巻した最強コンビが放つ超絶アクションに、身も心も熱くなる!』



本日新作DVDを物色中にこの映画を発見した。『クライム・キーパー』?ドニー・イェンの作品はほとんど観たと思っていたのだが、こんなタイトルは観た事も聞いた事も無い。

なんでも、香港映画ファンの間では古くから“凄い映画”としてその存在は知られていたものの、日本では商品化されていなかったので永らく「幻の傑作」として噂だけが伝えられていたらしい。「そんなに凄い映画なのか!?」と俄然興味が湧いたのでさっそく購入して確認してみた。その結果は・・・

噂に偽りなし!メチャクチャに面白い!いや、ストーリーじゃなくてアクションが。ユエン・ウーピンが監督なのでアクションの完成度には期待していたが、予想を遥かに上回る凄まじさにひっくり返りそうになった!とにかく全編にわたって想像を絶する驚愕アクションが満載なのだ。

冒頭から不法労働者のロクが見事なカンフーを炸裂させる。一見さえないおっさんに見えるが、その格闘術はまぎれもなく本物だ。このユエン・Jrって誰?名前からしユエン・ウーピンの身内だろうか?顔も似ているような気がするし。

そして美人アクション女優シンシア・カーンが華麗なるカンフー・アクションで、次々と強敵をなぎ倒す!シンシアってこんなに動きが凄かったっけ?車の上での格闘など、危険極まりないスタントにも果敢に挑戦しているぞ!だが何と言っても最強最速はドニー・イェンだ。

今回は体のでかい外人を相手に、電光石火の超絶カンフーをビシバシ決めまくる。とにかくパンチといい、キックといい、呆気にとられるほど動きが速い。相手の外人もバラエティに富んだ技を繰り出し、非常に見応えのある格闘シーンに仕上がっている。まさに最強!

中でも特筆すべきは“バイクに乗ったままのカンフー・アクション”である。こんなバカバカしいスタントに挑戦するのは世界広しといえども『トルク』(史上最強のバカ・バイク映画。あまりにもバカバカしいアクションの数々に、観た者全員がド肝を抜かれた)だけだと思っていたのに、10年以上も前にやってるヤツがいたなんて!あんまり凄すぎて笑えてくるほどだ。カンフー映画ファンは必見!マジで面白過ぎます!