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ドニー・イェン主演『タイガー刑事』

タイガー刑事

■あらすじ『巨大な麻薬シンジケートと日夜戦い続ける刑事たち。だが麻薬シンジケートの反撃は凄まじく、彼らは次第に追い詰められていく。仲間の死、そして裏切り。しかし、彼らは正義と復讐の為に敢然と悪に立ち向かう!』


昨日はヘンテコなカンフー映画を見てしまったので、口直し(?)にまともなカンフー映画を見たくなった。本作の監督は「マトリックス」の大ヒットで一躍ハリウッドにその名を轟かせたユエン・ウーピンである。そして主演はジェット・リーと共に“本物のアクションスター”との呼び名も高いドニー・イェンだ。

他にもシンシア・カーンやジャッキー・チュンなどいずれ劣らぬ香港映画スターたちが大挙出演しており、見所満載である。さらにストーリーも二転三転する意外な展開に最後まで目が離せないなど、非常に完成度が高い映画と言えるだろう。

ただし、残念な点が二つある。一つは意外とカンフー・シーンが少ない事だ。メインのアクションはほぼ銃撃戦であり、どちらかと言えばサスペンス・アクションに近い感じである(まあカンフー映画にこだわりが無ければ何の問題も無い事だが)。

もう一つは実はドニー・イェンが主役ではない、という事だ(笑)。途中まではドニー・イェンが大活躍していたのだが、後半からはジャッキー・チュンが主役になってしまっている。

ビデオのパッケージを見ると完全に“主演ドニー・イェン”みたいになっているので、これにはびっくりした。しかしながら彼のカンフーはそのスピード感といい迫力といい、実に見事なアクションでまさに一見の価値がある。

ちなみに本作のDVDはスパイクという会社から発売されていたのだが、あっという間に廃盤になったらしい。メガフォースや悪漢探偵などラインナップがマニアック過ぎたのが原因か?