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『ショーン・オブ・ザ・デッド』感想

ショーン・オブ・ザ・デッド

ショーン・オブ・ザ・デッドは海外ではそこそこヒットしたらしいが、日本では何故か劇場公開無しのビデオスルーのみ。なので全然期待してなかったのだが、これはかなり面白いぞ!

主人公のショーンは家電店に勤めているが毎日無気力に暮しているダメ人間だ。3年付き合った彼女には振られるし、同居している友人はブラブラしてるし、おまけに義理の父とは仲が悪いなど最近ちっともいい事がない。そんなある日、突如町中の人間が次々とゾンビになるという事件が勃発!しかしショーンは自分の事で頭が一杯で全然気が付かないのだ。そんな周りの大変な状況を無視してどんどん展開されるラブコメディがめちゃめちゃ面白い!

しかも襲い掛かるゾンビと記念写真を撮ったり、レコードをぶつけて撃退したりとやりたい放題なのだ。しかし後半パブに立てこもってからの展開は、過去のゾンビ映画と同様に急にシリアスになってしまうのが惜しい。しかも親子の愛情や親友との友情など、かなりの「感動ドラマ」となっている。前半と後半では全然別の映画になっているのだ。だが前半のバカバカしいほどのテンションとスピード感だけでも一見の価値があると思う。