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ウェズリー・スナイプス主演『アートオブウォー』映画感想

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ウェズリー・スナイプス主演、ドナルド・サザーランドマイケル・ビーン共演、クリスチャン・デュゲイ監督作品。物語は中国とアメリカの国際協定にからむ陰謀をあばくサスペンスである。アクションあり、どんでん返しあり、ちょっとラブもありと、なかなかバラエティーに富んだ内容で楽しませてくれる。

ただし、後半になると急に話のテンポが悪くなるのが残念。そして、この映画の最大の問題点はクライマックスのアクションシーンだ。主人公と敵の男が、超至近距離で向かい合ったまま銃でお互いを撃ち合うのである。

これだけなら単にジョン・ウーのパクリなのだが、なんと飛んでくる弾を次々とマトリックスのように避けてしまうのだ!これには思わず笑ってしまった。なにしろ思いきりシリアスなシーンで、しかもCGなどを使い結構凝った作りになっているからだ。

おそらく「2人は最強のプロフェッショナルで動体視力が異常に発達しているから、弾道を見切る事が出来る」ということを表現したいのだろう。しかし、あんなに至近距離で一発も当たらないなんて、どう考えても無理がある。単に「射撃の下手くそな2人」にしか見えんぞ!もう爆笑必至だ!

しかも、弾を撃ちつくすと2人はお互いに背中合わせ(!)になり、のん気に銃のマガジンを交換するのである。そんなに近づいたんなら殴り合えよ!いろいろ面白すぎるぞwww