ひたすら映画を観まくるブログ

映画やアニメについて書いています

これだけは知りたい!エピソード3

エピソードⅢ:シスの復讐

いよいよ今日から全国拡大ロードショー開始!再び観てきましたよ『エピソード3』を!というわけで、本日は公開前には書けなかった感想をネタバレ解禁で大放出。何やら前回とは打って変わって不満爆発みたいになっていますが気のせいです(笑)。尚、まだ映画を観ていない人は、思い切り核心に触れていますのでご注意下さい!
「ついに全ての謎が明らかにされる時が来た!」と多くのファンが期待に胸を膨らませて劇場に駆けつけたものの、全然謎は解明されないまま終了。それどころか、逆に辻褄の合わない部分が増えてしまった『エピソード3』。「どーしてくれるんだよ、ルーカス!」というファンの悲痛な叫びが聞こえてきそうな酷い状況です(予想はしていた事ですが)。疑問点や矛盾点を数え出すときりが無いのですが、「せめてこれだけは何とか解明して欲しかった!」というポイントのみを以下に取り上げてみました。


①結局、アナキンの父親は誰なのか?
今回の『エピソード3』でファンが最も関心を寄せていた重大な疑問点がこれでしょう。「父親はドゥークー伯爵だ!」「いや、パルパティーンだ!」と連日熱い議論が交わされたものの、ついに真相は不明のまま。アナキンとパルパティーンの会話の中で「フォースを使ってミディ・クロリアンに影響を与え、生命を創造できる」というセリフが出てきます。つまり「アナキンは、シスの暗黒卿によって人工的に造られた子供だった」という推論が現在最も有力な仮説となっているようですが、どうなのでしょうか?元々、彼に父親は存在しないの?誰か教えて!


R2-D2の記憶は残っている?
「二体のドロイドがなぜ過去の出来事を憶えていないのか?」という疑問に対して、ファンの間では「最後に記憶がリセットされるのではないか」と言われ続けてきました。確かにその推測は当たっていたのですが、リセットされたのはC-3POだけだったのです。一体、どうなってるの?


レイア姫の言っていた「本当のお母さん」って誰の事?
『エピソード6』で、ルークがレイアに“本当のお母さん”の事を尋ねるシーンがあります。「どこか悲しそうだったけど、とても綺麗で優しい人だったわ」と答えるレイアに、「僕はお母さんの記憶が無いんだ」と寂しそうに呟くルーク。この為、ファンは長年「ルークは生まれてすぐにオーウェン夫婦に引き取られ、レイアはしばらくパドメと暮していたんだ」と思い込んでいました。しかし、今回の『エピソード3』で驚愕の事実が発覚!なんと、実の母親パドメは二人を生んだ直後に死亡していたのです(「記憶が無い」というルークの方が正しかったのだ!)。つまり、あの時の会話は“単なるレイアの勘違い”という事になってしまうのです。一体、レイアは誰と勘違いしていたのでしょうか?


④ルークはなぜ堂々と“スカイウォーカー”を名乗っていたのか?
これでは、一発でアナキンの息子だという事がバレてしまいます。どうして偽名を使わなかったのでしょう?レイア姫だって本名はレイア・スカイウォーカーですが、オーガナの姓を名乗っていたのです。オビ=ワンもベン・ケノービという偽名を使っていました。ルークもラーズと名乗るべきだったのではないでしょうか?ヨーダ「予想以上に早くルークがダース・ベイダーに見つかってしまった」とか言ってたけど、そりゃあ見つかるよ!


⑤アナキンの顔の傷はナニ?
『エピソード2』の時には何も無かったのに、『エピソード3』でいきなりアナキンの顔に傷が付いています。それに関して説明は一切無し。不親切です*1


ジェダイの肉体が消滅する条件は?
『エピソード4』でオビ=ワンが死んだ時に体が消滅しました。そして『エピソード6』でもヨーダが死ぬとその体は消えたのです。これを見て「ジェダイは死ぬと体が消えるんだ」と思っていたのですが、アナキンが死んでも体は消えませんでした。そして『エピソード1』のクワイ=ガン・ジンも体を残したまま死亡。さらに全シリーズを通して観てみると、ほとんどのジェダイが死ぬ時も体は消滅していないようなのです。なぜ、オビ=ワンとヨーダの体だけが消えたのでしょうか?


⑦ブロッケード・ランナーにアナキンが乗っているシーンはどこへ?
ベイル・オーガナの外交船タンティブⅣ、通称ブロッケード・ランナーは、『エピソード4』の冒頭でレイアが乗っていた船でファンには懐かしい宇宙船です。本作公開前、この船にアナキンが乗っているスチール写真が公開されてファンを狂喜させましたが、本編にはそんな場面は一切無し。シーンごとカットされたのでしょうか?

元々、ルーカスは脚本をきっちりとは書かず、編集で映画を作り上げていくタイプの監督で、ルーカス自身も「映画のストーリーは編集室で作られるものだ」と言い切っています。今回の『エピソード3』でも、最初に作られたバージョンがあまりにも長過ぎた為に、パドメが反乱軍を召集するシーンやヨーダが惑星ダゴバへ降り立つシーンなど、余計なサブプロットは全てカットされたそうです。しかし、周りの人間にとってはいい迷惑で、編集の途中でルーカスが「シーンが繋がらない!」と言い出し、とうとうキャストやスタッフが再び招集され再撮影を行うハメになってしまったのです。
『エピソード4』と『同5』をプロデュースしたゲイリー・カーツは、「現場で何が本当に撮りたいのか、ルーカスは分かってないんだよ。とりあえず、そこにあるものを片っ端から撮っているだけなんだ」と一蹴しています。でも、撮影してカットされたなら、DVDで復活する可能性があるんだよね。その時、観る事が出来るかも。


⑧オビ=ワン、老け過ぎでは?
ルークを預けてから、次に会うまでの20年で急激に老けたように見えます。いったい何があったのでしょうか?


⑨アナキンはなぜ自分の娘に気付かなかった?
『エピソード4』の冒頭でいきなりダース・ベイダーレイア姫が出会いますが、実は本来なら感動的な親子の対面シーンなのです。なのにアナキンは全く気付いていない。そればかりか、デス・スターの設計図を取り戻す為に酷い拷問まで加えています。「例え我が子でも、生まれてから一度も会ったことが無ければ分かるハズがない」と普通なら考える所ですが、アナキンは普通の人間ではありません。実際、遠く離れた場所からでも、ルークの存在を感じ取っていたのですから。ヨーダはルークに「お前の家系は皆、フォースが強いのだ」と教えています。つまり、レイアもアナキンやルークと同様に、フォースを感じたり発したり出来るのです。ましてや、あんな至近距離で何も感じないのは、逆に不自然だと思うのですが。レイアが全然母親に似ていなかったからよかったようなものの(笑)、少しでもパドメの面影があったら一発でバレていたハズです。いや〜、危ない危ない。


というわけで、個人的に気になった点を書き出してみたのですが、結構ありますね〜(笑)。この他にも、R2-D2はあんなに色んな装備を内蔵しているのに、なぜ『エピソード4』以降では全く使わないのか」とか不思議な事はいくらでもあります。でも、「これらの謎はもう解明される事は無いんだろうなあ」と思っていたらプロデューサーのリック・マッカラムがいきなり、「この後、『スター・ウォーズ』のテレビ版をルーカスと製作するんだ。時代背景は『エピソード3』と『エピソード4』の間で、ルークの成長を描いた物語になる。そこで残された謎を全部解明する予定なんだよ」と爆弾発言!『エピソード3,5』ですか!?スター・ウォーズ』サーガはまだまだ続くって事!?どひゃあああ!!!しかも驚くべき事に、3D仕様(立体メガネ?)やアニメ版の『スター・ウォーズ』の製作も検討しているらしい。さらに、『エピソード1』から『エピソード3』までを、旧三部作のように“特別篇”として作り直し、30周年の記念イベントとして劇場公開しようという話まで出ているそうです。これ以上、どこを“特別”にするというのでしょうか!?どうやら当分、“伝説”は完結しそうにありません(笑)。


*1:これに関しては、アニメ版を見れば理由が分かるらしいんだけど、正直そこまでフォローできない