ひたすら映画を観まくるブログ

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ついに主役が事故で重体!

ミレニアム・ファルコン号

ルーカスがストレスと過労でぶっ倒れている間に、20世紀フォックスでは『スター・ウォーズ』の企画を続行すべきかどうか、真剣に討議が行われていました。なんせ、当初は350万ドルだった予算があっという間に1000万ドル以上に膨れ上がり、撮影スケジュールも大幅にオーバーしまくっているのですから無理もありません。
さらにこの期に及んで、チュニジアで撮り残したショットの追加撮影の費用として10万ドルを要求してきたのですから、役員たちは大激怒!「いったいどうしてコストがここまで膨れ上がったのか」と説明を求められたアラン・ラッド・ジュニアは、「『スター・ウォーズ』が今までに無い素晴らしい映画だからです!」ときっぱり言い放ち、立ち上がって部屋を出て行ってしまいました。呆気にとられる役員たち。しかし結局ルーカスは追加撮影の費用として2万ドルを手に入れる事が出来たのです。
ルーカスは“チュニジアにそっくりな場所”という理由で、デス・バレーで追加撮影する事に決めました。ところが、撮影出発の当日、ルーカスの元にとんでもない電話が!なんとそれは、マーク・ハミルが運転していたBMWが、ロス近郊のアンテロープ・フリーウェイを走行中に、20メートルの急斜面から転落した事を伝えるゲイリー・カーツからの電話だったのです。しかし、事故の知らせを聞いたルーカスはノーリアクション。撮影開始以来、あまりにも多くのトラブルが起こり過ぎた為に、感覚がすっかりマヒしていたのです。あれこれ考える気にもなれなかったルーカスは、一言「あ、そう」と言い残すとハミルの代役を連れてさっさとデス・バレーに旅立ってしまいました。
そして、最後の追加撮影は「惑星ヤヴィンに潜伏する反乱軍」のシーンです。ルーカスのイメージはグアテマラでしたが、ゲイリー・カーツは「もっと近場で撮影して、少しでも経費を節約してくれ!」と経済状況が限界に達している事を強調しました。しかし、ルーカスはそんなカーツの要望をあっさり無視して、リチャード・エドランドを現場へ派遣。しっかり、マヤ神殿の遺跡を背景に、衛兵のショットを撮影したのでした。もはや、やけくそになっていたのかもしれません。ともかく、こうして『スター・ウォーズ』はようやく全ての撮影が終了し、ルーカスは地獄のような日々から解放されたのでした。


ライトセーバーに2000万!?
米人気SF映画『スター・ウォーズ』シリーズの第1作(1977年)の撮影に使用されたジェダイの剣、ライトセーバーが1日までにロサンゼルスで競売に掛けられ、20万600ドル(約2250万円)で落札された。競売は7月29日に行われた。競売を実施したプロファイルズ・イン・ヒストリー社によると、このライトセーバーは、主人公のルーク・スカイウォーカーが使っていたものだそうだ。落札主の名前などは明らかにされていない。
敵役のダース・ベーダーが使ったライトセーバーも11万8000ドル(約1300万円)で落札された。『帝国の逆襲』でダース・ベイダーによって切り落とされたルークの腕は2万3600ドル、ルークのXウイング用のフライトスーツは7万80ドル、オリジナルのストーム・トルーパーのブラスターは5万6500ドル、チューバッカのフェイスマスクは5万150ドルでそれぞれ落札された。競売品は、初期シリーズの製作者だったゲイリー・カーツ氏が私的に収集していたもので、映画史料館の設立資金を捻出するため出品したらしい。
スター・ウォーズ』以外では、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(89)でハリソン・フォードが着たレザー・ジャケットが9万4400ドル、『ターミネーター』でアーノルド・シュワルツェネッガーが着たレザー・ジャケットは4万1300ドル、『パルプ・フィクション』(94)でサミュエル・L・ジャクソンが使ったピストルは1万1800ドルで落札された。(共同通信より)

とうとう、本物のライトセーバーが売りに出されてしまいましたか。それにしても2250万円!?あれは元々カメラのフラッシュに使われていた部品で、古道具屋からタダ同然で引き取ってきたジャンクパーツだぞ。それが2000万円以上になるとは・・・。マスターレプリカのライトセーバーすら買えない僕には、まるっきり現実感の無い話ですな〜(笑)。