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映画『アナコンダ』ネタバレ感想

アナコンダ

■あらすじ『ドキュメンタリー映画の女性監督テリー(ジェニファー・ロペス)と、その恋人ケイン(エリック・ストルツ)は伝説のインディオの取材の為、アマゾン奥地へ探検に出かける。道中、蛇ハンターのサローン(ジョン・ヴォイト)に出会うが、彼の目的はアナコンダを捕獲する事だった。しかし想像を絶するほど巨大なアナコンダに、撮影クルーは次々と殺されていく!アマゾンを舞台に繰り広げられる、B級パニックアクション映画!!!』



南米の奥地、アマゾン河に棲む巨大ニシキヘビ”アナコンダ”は、馬をも絞め殺して喰ってしまうほど凶暴らしい。本作のアナコンダも情け容赦なく主人公たちを襲いまくり喰いまくる!監督は傑作戦争映画『山猫は眠らない』で”ジャングル映画を撮らせたら天下一”と称されたルイス・ロッサである。

さすがに巨匠が撮っただけあって映像表現は素晴らしく、長期間にわたるアマゾン・ロケで抜群の臨場感を獲得している。ただし、あまりにも過酷なロケ現場に出演者からは「もうカンベンして!」と泣きが入ったぐらい、大変な撮影だったらしい。

見どころの一つは、VFXの第一人者ウォルト・コンティによって作られたアニマトロニクスアナコンダである。全長25フィート、重さ1800ポンド、制作費1000万ドルのロボット蛇は、コンピューター制御で自由自在に動きまくり登場人物に襲いかかる。さらにフルCGで作られた蛇のスピード感が恐怖心を増幅させている点も素晴らしい(ただし1997年の映画なのでCGの作りは少々チープ)。

だが一番怖いのは、徹底的な悪役ぶりで見る者を恐怖のどん底へ叩き落すジョン・ヴォイトだ。とにかく、蛇を捕獲する為なら平気で人を殺す極悪非道ぶりは、ある意味アナコンダを超えているといっても過言ではない。怖すぎる!!!そしてやられ方が面白すぎるwww

また、ジェニファー・ロぺス、アイス・キューブジョン・ヴォイト、エリック・ストルツ、オーウィン・ウィルソン、ダニー・トレホなど、何気に出演者が豪華なところも見どころの一つ。

というわけで本作は、『ジョーズ』に代表される動物パニックモノとして、あるいはジャングルを舞台にしたモンスター映画としてかなり面白い部類に入ることは間違いない。オススメ!