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『バッドボーイズ2バッド』映画感想

バッドボーイズ2バッド

■あらすじ『マイアミ警察きっての敏腕刑事コンビ、マイク(ウィル・スミス)とマーカス(マーティン・ローレンス)は合成麻薬:エクスタシーを大量にさばいている巨大シンジケートの情報を入手し、潜入操作に乗り込むが決定的な証拠をつかむには至らない。一方、マイクの恋人でありマーカスの妹でもあるシドも正体不明の麻薬王に接近していた。だが潜入操作がばれてしまい、シドはキューバへ拉致されてしまう。愛する人を助ける為に2人はキューバへ乗り込んだ!史上最大のリアル・アクション超大作!!!』



今までにプロデュースした映画で、すでに125億ドル以上を稼ぎ出している敏腕プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと、彼に抜擢されて以来、作った作品を全て大ヒットさせているマイケル・ベイ監督。

この“黄金のドル箱コンビ”2人は『ザ・ロック』で全米興収3億2500万ドル、『アルマゲドン』で5億5000万ドル、『パール・ハーバー』で4億5000万ドルと、数年の間に立て続けに記録的なメガ・ヒットを連発し、ハリウッドの歴史を塗り替えてきた。

ここ数年の作品では飛行機や軍艦、さらには小惑星までありとあらゆるものを吹き飛ばしてきた彼らだが、「得意中の得意はカーチェイスだ」と豪語している。

本作のカーアクションは、そんな彼らが思う存分制作費を注ぎ込んで作り上げただけあって、アクション映画史上最大級の凄まじさとなっているのだ!

マイアミ市内で、ハイウェイで、キューバの山脈で、車ばかりか周囲の街並みまで破壊しまくる壮絶なカーアクションが炸裂する。潰した車の総数はなんと300台以上!すげえ!!!

中でも最もとんでもないシーンは“ハイウェイを走行中の車両運搬車から車を投げ落とし、主人公のフェラーリがそれをかわしながら全速力で追いかける”という、前代未聞のカーチェイスである。

2人はこの難しいシーンをどうすれば撮影できるか検討し、「高速で衝突するシーンは、高速で衝突して撮影すればいい」という、単純かつ危険極まりない結論に達した(アホや!)。

この為、マイアミ市とマイアミビーチ市を結ぶ基幹道路を4日間完全封鎖して撮影。この撮影で市に支払われた費用は約6000万円以上もかかったという(壊した車の費用は含まずに)。

とにかく壊すわ壊すわ、このシーンだけで軽く200台以上の車がクラッシュ!しかもムスタングトランザムなどの貴重なクラシック・カーから最新型の高級車まで、1台数千万円以上もする車が片っ端からスクラップ同然になってゆくのだから正気の沙汰ではない。まさにカーマニアにとっては悶絶もののシーンと言えよう。

この他にも大量の銃火器を使用した想像を絶する大銃撃戦や、本物の豪邸をダイナマイトで木っ端微塵に吹き飛ばす、といった具合に考え付く限りのありとあらゆる無茶なアクションを盛り込んだ、まさしく“やりたい放題”の映画なのだ。

ちなみにハイウェイのシーンで主人公は、敵を追跡してかなりの距離をフェラーリで爆走している。でも、ちょっと時間がかかりすぎじゃない?車両を満載した単なる運搬車に追いつけないなんて、どんだけ遅いフェラーリなんだよ!