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映画ファンがおすすめするスポーツ映画ベストテン

さて、『男の魂に火をつけろ!』さんのブログで毎年恒例の「映画ベストテン」を選出する企画が今年も開始されたようです。昨年は「続編映画ベストテン」ということで当ブログも参加させていただいたのですが、今年のテーマは「スポーツ映画ベストテン」。ん〜、スポーツ映画かあ。正直、僕はスポーツ映画的なものをあまり観ていないんですよね。さて、どうしよう?

と言いつつ、少ない鑑賞履歴からリストアップしてみましたよ。


●第1位『ザ・エージェントアメリカンフットボール
この映画は厳密に言うと、「多種多様なスポーツ・ビジネスを取り仕切るスポーツ・エージェントの物語」なんですよね。スポーツ映画と言えば、そのスポーツをやる人が主役というパターンが多い中で、ちょっと異質な感じですが大好きな映画なんですよ。

主人公のジェリー・マグワイアトム・クルーズ)は、やり手のエージェントとして野球やゴルフなど様々なスポーツ選手を担当していたのですが、選手を使い捨てるような会社の方針に異議を申し立てたため、あっさりクビに。たった一人残ったクライアントがアメフト選手のロッド(キューバ・グッディング・Jr)でした。そんなジェリーに想いを寄せる会計係のドロシー(レニー・ゼルウィガー)。

ドラマは、アメフト選手との交流を通じて、「人生で本当に大切な物は何か?」に気付く主人公の姿を、時に可笑しく、時に切なく映し出しています。スポーツ物というよりラブ・ストーリー的な要素の方が強いかもしれませんが、恋愛・友情・家族愛、そして栄光と挫折という複数の要素を、主人公の成長物語と絡めてバランス良く描き切っている点が実に見事。子役も可愛い!


●第2位『ピンポン』(卓球)
様々なスポーツ映画の中でも、卓球を題材にしたものって案外少ないんですよね。まあ、世界的にメジャーな競技ではないし、映像化するには画面が地味すぎるとか、不利な要素が多いことは否めませんが。しかし映画『ピンポン』は、そんな卓球映画の中において、いや他のスポーツ映画と比較しても並外れた完成度を誇っていると思います。

魅力溢れる個性的なキャラクターたち、全編を彩る軽快な音楽、そして熱く美しい青春ドラマ、それらの要素を「友情・努力・勝利」という少年ジャンプ的な燃える展開でまとめ上げた、まさにスポーツ映画の金字塔と呼んでも差し支えない傑作です!(ってちょっと褒めすぎかw)。


●第3位『ロッキー4』(ボクシング)
スポーツ映画と言えば、コレは絶対入ってくるでしょうねえ。有名すぎる1作目ではなく、敢えて頭の悪い『4』を推しておきます(笑)。


●第4位『逆境ナイン(野球)
野球映画というより、「野球版の少林サッカー」と呼んだ方が正しいかもしれません。島本和彦の原作も爆笑必至ですが、これも映画館で観て大笑いしました。


●第5位『ベスト・キッド(2010年版)』(カンフー)
1984年のオリジナル版も好きなんですけど、ジャッキー・チェンの映画を1本入れたかったので。『ドラゴンロード』に”ドラゴン・キッカー”っていうサッカーのようなスポーツが登場するんですが、映画自体があまりおもしろくないんですよ(笑)。リメイク版『ベスト・キッド』は、空手をカンフーに置き換えた以外はほぼオリジナル通りに作られています。「いじめられっ子だった主人公が武道で心と体を鍛えることによって成長し、最後は大会で優勝する」という、スポーツ青春ドラマの王道みたいな展開は(少々ベタですけど)いつ見ても感動させられます。


●第6位『ワイルド・スピードモータースポーツ
いわゆる「カーアクション物」なんですけど、アメ車ばかりじゃなくて日本車も数多く登場するところがいいなと。スープラスカイラインインテグラRX-7など、走り屋御用達のチューニングカーが、爆音を響かせながら公道を疾走するビジュアルがたまりません。


●第7位『フラッシュダンス(ダンス)
ジェリー・ブラッカイマーの快進撃が始まった記念碑的作品(笑)。映画の大ヒットと共にサントラもバカ売れ。でも、アイリーン・キャラの「What a Feeling」が無かったら、映画のイメージも違っていただろうなあ。

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●第8位『ハイキック・ガール!』(空手)
数ある格闘技系映画の中でも、「空手」をフィーチャーしたものといえば『ベスト・キッド(オリジナル版)』や志穂美悦子の『女必殺拳』シリーズなど、昔の作品しか思い当たらないのですが、本作は割と最近の映画で、しかも主人公を演じている武田梨奈ちゃんは当時現役の女子高生!ここに、本作の価値の全てが集約されていると言っても過言ではないでしょう(笑)。


●第9位『トリプルXエクストリームスポーツ
「どこがスポーツ映画なんだよ!」というお叱りの声が聞こえてきそうですが、Wikipediaに「主人公がさまざまなエクストリームスポーツの技を披露する映画」としっかり記載されているのでご了承を(笑)。ちなみにエクストリームスポーツとは、速さや高さ、危険さや華麗さなどの「過激な(extreme)」要素を持った、離れ業を売りとするスポーツの総称だそうです(BMX、スノーボードフリークライミング等)。映画の中にも、現役のエクストリームスポーツ選手が多数登場し、華麗な技を披露しているとの事。

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●第10位『YAMAKASI(ヤマカシ)』パルクール
別名「フリーランニング」とも呼ばれるパルクールは、特別な器具を使用せず周囲にある環境を利用しながら、「走る」「登る」「跳ぶ」などの動作で障害物を乗り越えるフランス発祥の運動方法だそうです。当初は、『TAXi2』、『マックス!』、『アルティメット』、『クリムゾン・リバー2』など、フランス映画を中心に取り上げられていましたが(というより全部リュック・ベッソン絡みですが)、その後『007 カジノ・ロワイヤル』や『ダイ・ハード4.0』など大作映画にも登場し、斬新なアクションとして注目を集めるようになりました。ワイヤーやCGを一切使わない生身のアクションが素晴らしい。


というわけで、個人的に好きなスポーツ映画を10位まで挙げてみました。次点として『プリティ・リーグ』や『ミリオンダラー・ベイビー』などもあったんですが、なるべく多くの種目を取り上げたかったので今回は除外。上位7本は割とメジャーな作品ですけど、下位3本をチョイスしている人はあまりいないでしょうねえ(笑)。


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