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ジョニー・デップ主演『シークレット・ウインドウ』ネタバレ感想

シークレット・ウィンドウ

シークレット・ウインドウ』を見た。

ジョニー・デップ主演のサスペンスである。ジョニデ演じる小説家がある日不気味な男から「盗作だ!」と因縁をつけられ、彼の周りで次々と恐ろしい事件が巻き起こる、というスリラーだ。

物語の導入部や、徐々に不気味さがエスカレートしていく展開はなかなか良く出来ている。しかしながら、「オチ」がちょっと弱い。いわゆる「犯人は実は○○だった!」という話なのだが、最近似たようなパターンの映画が多い為、途中である程度読めてしまうのだ。真実が明かされるシーンでも「あ〜、やっぱりな」という感じで驚きは少ない。

過去に「ファ○ト・○○○」や「○ューティ○ル・○○○○」などを見た人なら、早い段階で犯人の正体を見破るのは難しくは無いだろう。しかしだからといって決して面白くないという訳ではない。ジョニデ演じる小説家のキャラクターに求心力があるので、比較的飽きる事無く映画を見続ける事が出来るのだ。

ボサボサ頭でメガネをかけて、うつろな目をしながらスナック菓子をむさぼり食う彼の姿が、実にユーモラスで面白い。なんでも脚本家は初めからジョニデを想定してこの脚本を書いたらしい。

しかも「パイレーツ・オブ・カリビアン」の撮影現場まで押しかけて出演交渉をしたそうだ。映画自体の完成度はそこそこだが、ジョニデ・ファンは必見の映画かもしれない。

主演ジョニー・デップ、共演ジョン・タトゥーロティモシー・ハットン、監督デヴィッド・コープ、原作スティーヴン・キング