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マニアが選んだ『スター・ウォーズ』サーガ:ベストシーン50!

CUT

現在、発売中のCut7月号はスター・ウォーズ完結!世界は悲劇を待っていた!」と題して、大々的に『スター・ウォーズ』を特集しています。表紙のダース・ベイダーがかっこ良過ぎて思わず買ってしまいました。

内容は既に公開中の『エピソード3』の話題を中心に、ジョージ・ルーカスヘイデン・クリステンセンナタリー・ポートマンユアン・マクレガースペシャル・インタビューなど盛り沢山。特に面白かったのは「マニアが選んだ『スター・ウォーズ』サーガ:ベストシーン50!」という特集です。

これはイギリス『EMPIRE』誌が、世界中の『スター・ウォーズ』マニアにインターネットを通じて心に残ったシーンを投票してもらった結果を集計したリストだそうです。特徴は、単なる名場面ばかりではなく、あっと驚く珍場面もほど良くセレクトしている点でしょう(笑)。例えば・・・


●第35位:「全宇宙NG大賞」(エピソード4)
超エリート訓練を受けているハズのストームトルーパー部隊が、デス・スターのコントロール・ルームの扉を破壊し、いざ突入というところで画面右側の背の高い一人が勢い良く扉の桟に頭をぶつけてよろめくのがこのシーン。完全なるNGシーンだが劇場公開版はおろか特別編でもカットせず、逆に「ぼこっ」という間抜けな効果音までつけてみせたルーカスに世界中の映画ファンが脱帽した。


●第10位:ダース・ベイダー参上」(エピソード4)
それはまさに誰も見た事が無いような、究極の悪役登場シーンだった。あの歩き方!あのマント!あのバケツとドクロとガスマスクを足して3で割ったような頭部!そして、なによりもあの邪悪な“銀河型喘息”とも言える「ゼイゼイ」という呼吸音!腰に手を当てて周りを見回す姿は、まるで気分を害した校長先生のようだった。


●第8位:「やり過ぎか?」(エピソード4)
77年公開当時、観客はオープニング直後愕然となった。レーザーが飛び交う中、スター・デストロイヤーが画面上からゆっくりと登場してくる様子は、まるで神が操縦する空母かと思うような強烈なインパクト!しかも、船の先端が見えなくなってもまだ胴体は続いているのだ。そして、ただひたすら続いて続いて続いて・・・
「でけえええええ!!!!!!!!」
全世界で開いた口が塞がらない観客が続出した名場面である。


●第1位:「父の告白」(エピソード5)
ドラマのクライマックス、ダース・ベイダーが「ゼイゼイ」言いながら、「私がお前の父親だ!」と衝撃の告白をする。それを聞いたルークはあまりのショックに顔をしわくちゃにして唇を震わせていたのだが、80年代公開当時の観客も、驚愕の真実を目の当たりにしてアゴの骨が外れ、ポップコーンをボロボロとこぼしてしまったに違いない。そればかりか、ダース・ベイダーを演じたデヴィッド・プラウズ本人も、劇場でこのシーンを観て座席からずり落ちそうになるほど驚いたそうだ。ルーカスの徹底した秘密主義の為に、撮影現場では全然違うセリフをしゃべらされていたからである。



ちなみに、ユアン・マクレガーの叔父のデニス・ローソンが、パイロットのウェッジ役で旧三部作に出演していたのは結構有名な話です。そして、『エピソード1』の撮影中にユアンがデニスを現場に呼んで、久しぶりにルーカスと再会させたそうですが、その時デニスは「アンタ、俺が出た最初の一本を撮った時と同じシャツ着てるじゃないか!」と仰天したそうです(笑)。20年以上前のシャツをいまだに着てるなんて、ルーカスってずいぶん物持ちがいいんですね〜(デニスも、良く憶えていたもんだ。もしかして撮影中ずっと同じシャツを着ていたのか?)。