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東宝特撮映画『地球防衛軍』の感想

地球防衛軍
地球防衛軍

■あらすじ『ある日突然、富士山麓にロボット怪獣・モゲラが出現。自衛隊の活躍でモゲラを撃退するが、やがて富士山麓に謎のドーム基地が出現し、第5惑星人・ミステリアンが地球人女性との結婚を要求してきた。しかし彼らが地球征服を目論んでいることが判り、日本は世界各国と協力して地球防衛軍を結成。ついに富士山麓を舞台に、地球防衛軍とミステリアンとの一大決戦が始まった!』


DVDにて鑑賞。本作は、本多猪四郎監督と円谷英二特技監督の黄金コンビによる東宝初の本格SF超大作で、ロボット怪獣:モゲラや空飛ぶ軍艦、新兵器マーカライト・ファープなどの秀逸なメカデザインは、その後の特撮映画に多大な影響を与えた。

特撮を駆使した息詰まる攻防戦が、東宝特撮史上初となるカラーシネスコでダイナミックに描かてれている。

なお、DVDのオーディオコメンタリーでは、特技監督川北紘一監督と樋口真嗣監督が好き勝手な事をしゃべりまくっていて面白い。

「モゲラのあのデザインはどうなんだ?」とか「頭のてっぺんにアンテナが回転しているのはいかがなものか」とか「ミステリアンのマスクがダルマに見えて仕方が無い」など言いたい放題だが、映画自体は陸上自衛隊の全面協力によって非常にリアルな戦闘シーンを実現している。登場する戦車や銃火器も全て本物で凄い迫力だ。

しかし最大の疑問は「モゲラは一体何のために出てきたのか?」という事である。2機出てくるんだけど、最初のモゲラは陸自にあっさりやられ、クライマックスのモゲラ2号機は地面から頭を出した瞬間に上から物が落ちてきて頭をつぶされる。まさに瞬殺!もはやコントだよw