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映画『インビンシブル』感想

インビンシブル

■あらすじ『"シャドウマン"一族は、二千年もの長きに渡り、地上を闇から支配し続けてきた。彼らは千年に1度だけ開かれる破滅の扉"ヴォルテックス"を操り、地球の滅亡を企んでいたが、"シャドウマン"きっての戦士であるオースは地上の守護神である光の戦士と出会ったことから、考えを改めるようになる。光の戦士から光と愛のパワーを授かったオースは、一族と決別し、地球を救う為の戦いに身を投じていく。だが"シャドウマン"一族と闘っていくには、火・水・気・鉄のエレメントを持つ戦士たちを探し出し、彼らに眠るパワーを引き出さねばならなかったのだ。光の戦士たちと闇の戦士たちの壮絶な闘いが今、始まる!』


製作総指揮:メル・ギブソン、アクション監修:ジェット・リー、そして「ダークエンジェル」のスタッフが創造したスタイリッシュな映像と、ハリウッド屈指の特殊効果スタッフが結集。「Xーメン」「マトリックス」シリーズを超えたVFX映像による息をもつかせぬ迫真のバトル・シーンにより、5つのエレメントを宿した戦士たちの壮絶なる闘いを描くSFアクション超大作!という触れ込みだったのだが…

冒頭、二人の舞妓さんが警察署の中で歌を歌っている図は物凄いインパクト。映画を観ても大概の事には驚かない僕だが、これにはたまげた。間違った日本観の最高峰だ(日本が舞台じゃないけど)。オースを演じているのは、タイタニックでジャックとローズを追い掛け回していたビリー・ゼイン。その他の役者さんはあまり見た事が無いが、なんとそれぞれ空手や拳法など、格闘技のエキスパートらしい。

唯一の女性キャラ、ステイシー・オーバーセアは、84年ロサンゼルス・オリンピックにて、体操種目で金メダルを獲得し、テコンドーの黒帯だそうだ。どうりで、アクションが凄いワケだよ。素早い身のこなしやキックのスピードなど、明らかに素人ではない。ただし、あまりにもアクションが凄すぎて、SFではなく単なるカンフー映画になってしまっている。さらにジェット・リーが関わっているだけあって、ヘタなカンフー映画よりもよっぽどアクションのレベルが高いのだ。その為に「エレメント」などのSF的設定が、ほとんど意味を成さなくなっている。いい事なのか、どうなのか?