ひたすら映画を観まくるブログ

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夢の巨大二足歩行ロボット:ランドウォーカー

最近、なにやらちょっとしたロボット・ブームで、パソコンを使って操作する小型ロボットが大人気となっているらしい。安いキットでも10万円以上しますが、自分の手でロボットを作って操縦するという夢がかなうとなれば、“ロボット好き”にはたまらん状況と言えるでしょう。

しかし、世の中にはそんな流れに逆らって「ロボットと言えば巨大ロボットだ!」とばかりに、人間が乗り込んで操縦する“搭乗型ロボット”を実際に作ってしまう人もいるようです。以前、ニュースなどで放送された榊原機械(株)の南雲さんもその一人。

なんと全長3,4メートルの一人乗り二足歩行ロボットを本当に作ってしまったのです。しかもこのロボット、バルカン砲とショットガンを標準装備しているという優れモノ(勿論、本物ではありません)。すげえ!まさにアニメのロボットそのまんまだ!設計者の南雲さん自身も「ガンダムを意識しました」と言うだけあって、趣味丸出しのデザインが素晴らしい(笑)。お値段は3600万円ナリ。

さらに、噂を聞きつけた“ロボット大好き監督”庵野秀明ランドウォーカーを操縦する為にわざわざ会社を訪ねて来たそうです。「CONTINUE」という雑誌によれば、「乗ってみたいロボットは何ですか?」と聞かれて「マジンガーZ」と答えている。その理由は「頭のてっぺんが操縦席で見晴らしがいいから」との事。

さらにロボットに乗ってみた感想は「コクピットの高さやハッチの開閉がいいですね。あと、歩く時の音に反応して近所の犬が激しく吠えるのもイイ感じです(笑)」とかなり満足している様子(コクピットに座って満面の笑みを浮かべている)。一台いかがですか、と聞かれて「う〜ん、でも置く場所がないですから」と残念そうに答える庵野さん。って買う気満々じゃないですか!?奥さんに怒られますよ!(笑)

しかし、自称“鋼鉄の芸術師”の倉田光吾郎という人はもっと凄い。アニメ『装甲機兵ボトムズ』に出てくるスコープドッグというロボットを、実物大で作ってしまったのだ!しかも製作費は全額自腹。制作期間は約1年で、その過程を自身のブログで公開していたらしい。さぞかし大変なボトムズ・マニアかと思いきや、「アニメは一度も見た事がありません」と爆弾発言!ボトムズを作ったのは「100%シャレです」と言い切るその職人魂には頭が下がる思いです。ちなみにこのブログは「実物大スコープドッグ製作日記」として本になっているらしい。すげえな!