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『インディ・ジョーンズ・シリーズ』DVD

インディ・ジョーンズ

「アドベンチャーズ・オブ・インディ・ジョーンズコンプリートDVD」を見た。これは「レイダース・失われたアーク」「魔宮の伝説」「最後の聖戦」をそれぞれTHXデジタル・リマスターで収録し、特典映像満載のボーナス・ディスクを付属したコレクターズBOXである。

スター・ウォーズ」と並んで長らくDVD化を待ち望んでいたアイテムであり、こうしてきれいな画質と音質で何度でも見られるようになったのは喜ばしい限りだ。さすがにLDの画質とはえらい違いである。

僕がこのシリーズの中で最も気に入っているのは2作目の「魔宮の伝説」だ。劇場で見たという事もあるかと思うが、とにかくドラマのテンポが異常に早く、危機また危機の連続でまさにジェットコースター・ムービーという表現がぴったりの娯楽大作だと思った。

ところがスティーブン・スピルバーグ自身は「3本の中で一番思い入れが無い作品」と切り捨てている。ジョージ・ルーカスも「こんなに暗い映画になるとは予想していなかった」とあまり気に入ってはいないらしい。だがスピルバーグにとってはこの作品によって自分の奥さんに巡り合ったのだから、少なくとも作った意義はあっただろう。

こうして全作品を改めて見てみると、近年のド派手なアクションに慣らされた目には結構地味に映るかもしれない。実際、話の展開はやけにスローに感じられた。

本作は「古き良き冒険活劇」のスタイルをあえて復活させているのだが、最近の傾向では「ハムナプトラ」のようなファンタジー・アドベンチャーが冒険モノのスタンダードになっているような気がする。パート4の制作も決定したと聞いているが、同じテンションで作って果たして今の時代に受けるのか気になるところではある。