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映画『ターミネーター2』評価

ターミネーター2

いきなり言い切ってしまうがターミネーター2は「完璧な映画」だと思う。普通どんなに面白い映画であっても、「ここだけはちょっと…」と不満に思う部分が必ず出てくるものなのだ。

「ヴィジュアルは凄いけどお話が…」とか「ストーリーは面白いんだけど映像が…」という具合に一長一短あるのがむしろ当たり前だと言える。ところがターミネーター2を見た瞬間に「こ、この映画は完璧だ!」と物凄い衝撃を受けてしまったのである。

前作のターミネーターも、面白さの点で言えば甲乙付けがたい素晴らしい作品だ。だが予算がたったの650万ドルでは監督のイメージを再現するには遠く及ばず、全体的に貧乏くさい印象なのは否めない。

しかし満を辞して制作された2では当時史上最高の制作費1億ドルを投入し、特殊効果やVFXも当時最高のスタッフが結集、さらにキャストも最高というまさに「万全の体制」で作られたのである。そしてなおかつ一番肝心なストーリーが猛烈に面白いとなれば、もはや「完璧な映画」としか言い様がないではないか(あくまでも個人的主観で)。

なのでターミネーター2<特別編>のスペシャルコレクションDVDも迷う事無く購入。特典映像の充実ぶりも凄いが、音声がサラウンドEXとDTS-ESとオーディオ・コメンタリーと3種類も収録されているのにはびっくり。さらに映画の内容を解説する152ページにも及ぶガイドブックまで付属しているのだからマニアにはたまらん仕様だと言えよう。まさにマストアイテムである。

ガンアクションの凄まじさはもう言うまでも無いが、特に印象に残っているシーンはシュワがバイクに乗ったままウィンチェスター1887をクルっとスピン・ローディングする場面だ。思わず「かっこいい!」と叫んでしまうほどの名シーンである。ちなみに全国のガンマニアの間では、あのアクションをマネしようとして銃を壊した人が続出したらしい(笑)。