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映画『ドリームキャッチャー』ネタバレ感想

ドリームキャッチャー

出演:モーガン・フリーマンジェイソン・リートム・サイズモア
監督:ローレンス・カスダン、原作:スティーヴン・キング
■あらすじ『幼馴染の男4人が、20年後に雪深い山小屋で再会を果たす。しかし次々と不可解な事件が彼らの身に起こり始めた。いったい少年時代に何があったのか?やがて想像を絶する4人の「秘密」が明らかになる!』



設定だけ聞くと「スタンド・バイ・ミーのような青春友情モノにサスペンス要素を加えたホラー映画」かと思ってしまいそうな映画だ。実際前半の盛り上げ方は非常に上手く、「得体の知れない恐怖」の描写は抜群である。

しかし「恐怖の正体」が判明した瞬間に物語は一気にB級SF映画へと成り果てるのだ。そのあまりにも「そのまんま」な宇宙人の姿には、アゴの骨が外れること間違いなし。中でも特筆すべきはエイリアンの出現方法であろう。なんと人間の尻の穴から飛び出してくるのだ!

そして、便所の中で繰り広げられるウンコエイリアンと地球人との壮絶な攻防戦!とても食事中には直視できない、史上最低のファースト・コンタクトだ。てっきり正統派ホラーかと思いきや、とんだウンコ映画である。

しかし原作者のスティーヴン・キングはえらく気に入っているらしく「今まで映画化された中では一番の成功作だ!」と絶賛しているそうだ(『シャイニング』がダメでこれが一番とは、評価基準が全くわからない)。

ちなみにB級と割り切って見るならば、それほどつまらん映画でもない。後半に突入してからもサスペンスのテンションが落ちず、B級路線全開で突き進んで行く展開は意外と面白いと言える。下ネタとSFが大好きな人にはオススメです(どんな映画ファンだよ!?)。