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アマプラで観られるホラー映画おすすめ15選

映画『キャビン』

映画『キャビン』


さて今日はハロウィンということで、例年なら街中では様々な仮装を楽しむ人で混雑しているはずですが、コロナ禍真っ只中の今年はいたって平穏。いつもニュースで取り上げられる渋谷にも仮装客はほとんど見当たらないようです(去年の2割程度)。

やはり、まだまだ新型コロナの影響が色濃く、予断を許さない状況が続いているからでしょうねえ。というわけで本日は、ハロウィンを自宅ですごす人向けにAmazonプライムビデオで観られる映画(プライム会員は見放題)の中から、いくつかオススメのホラー作品を取り上げてみますよ。

 


●『キャビン』
「バカンスを楽しむために人里離れた山小屋へやって来た若い男女が、地下室で古い書物を発見し、そこに書かれていた呪文を唱えたことから恐ろしい何かが目を覚まし…」という、完全にどこかで聞いたようなストーリーの本作ですが、観ているうちに「あれ?なんか変じゃね?」と異変に気付くでしょう。

なんと、話が進むにつれてホラー映画の定番シチュエーションが出るわ出るわ!さらに終盤からクライマックスにかけて繰り出される怒涛のサプライズは必見!『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督が脚本を書き、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが若者の一人を演じている点もポイント高い。 

●『透明人間』
猟奇殺人鬼ジグソウの恐怖を描いたサイコスリラー映画『ソウ』の脚本で一躍注目され、『ソウ』シリーズや『インシディアス』シリーズなど様々な人気ホラーの脚本を手掛けてきたリー・ワネル監督(ちなみに1作目の『ソウ』では主演のアダムも自ら演じています)。

そんなリー監督の最新作となる本作は、古典ホラーのキャラとして有名な透明人間を現代の世相に合わせて再解釈し、よりシリアスで社会的なテーマを盛り込みました。過去の映画が透明人間側の物語を中心に描いていたのに対して、本作は被害者側の視点から描いているのがミソ。

例えば、部屋で一人で本を読んでいる時、何かの気配を感じてハッと振り向くとか、もちろん自分しかいないので何も起こらないんですけど、要はそういう「不気味なシチュエーション」をじっくり描いた映画なんですね。

主人公のセシリアは暴力やモラハラに耐えかねて恋人から逃げ出し、別の街で暮らし始めたものの、なぜか彼女の周りで奇妙な現象が起こり始め…。「透明人間がいる!」と言っても誰にも信じてもらえず、どんどん精神的に追い詰められていく悲劇の主人公をエリザベス・モスが熱演しており、その鬼気迫る演技も見どころです。

●『クワイエット・プレイス
未知の怪物によって人類のほとんどが滅ぼされた近未来。怪物は異常に優れた聴覚を持っていたため、生き残ったアボット一家は音を立てずに生活し、会話も手話で行っていた。そんなある日、隠れ家が怪物に見つかり…

「絶対に音を立ててはならない」という設定のため、ほとんどセリフなしでストーリーが進行する本作は、監督のジョン・クラシンスキーが自ら父親役を演じ、母親役を実際の奥さん(エミリー・ブラント)が(つまり夫婦役を本物の夫婦が)演じるという配役になっています。

さらに耳が不自由なリーガン役に抜擢されたミリセント・シモンズは、実際に耳が聞こえません。このように、劇中の状況を出来るだけリアルに再現しようと試みた結果、本作は全編に渡って緊張感が溢れる異色のホラーとなりました。

製作にマイケル・ベイが加わっているせいか、終盤で派手な見せ場が飛び出しますが、全体的には静かなトーンで統一されている点が特徴でしょう。

●『ハッピー・デス・デイ』
「ヒロインが謎の殺人鬼に何度も殺される」というタイム・ループ要素を加えたホラーですが、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』やジェイク・ギレンホール主演の『ミッション8ミニッツ』みたいに、何度も同じ日を繰り返すたびにどんどん経験値が蓄積され、その経験値を駆使して殺人鬼に立ち向かっていくというアイデアが面白い。

ハッピー・デス・デイ (字幕版)

※現在は見放題が終了しています

●『ハッピー・デス・デイU2
『ハッピー・デス・デイ』の続編はさらに面白要素がパワーアップし、パート2でありながら視点やテイストが異なり(ホラーというよりSFコメディ?)、しかも前作の出来事を伏線としてしっかり描いているため、『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』的なノリで楽しめますよ。ぜひ1と2を連続でご覧ください。

ハッピー・デス・デイ 2U (字幕版)

●『イット・フォローズ』
クエンティン・タランティーノが「こんなホラー映画は観たことない!」と絶賛したと言われる本作は、「エッチするとヘンなものに追いかけ回される」というストーリーだけ聞くとなんじゃそりゃ?って感じなんですが(笑)、実際に観てみると普通に怖かったです。追いかけてくる奴らがとにかく不気味で、得体の知れない怖さがあるんですよねえ。

●『ライト/オフ』
これも「電気を消すと何かヘンなものが現れる」という非常にシンプルな設定なんですが、そういう”日常に潜む恐怖”を描いたシンプルさが良かった。ちなみに、元ネタは動画投稿サイトに公開された短い映像で、凄まじい再生回数を叩き出したそうです。

●『ゲット・アウト
白人の恋人ローズの実家を訪れた黒人の青年クリスは、彼女の両親から暖かく迎えられたものの、なぜか奇妙な違和感を感じていた。翌日は盛大なパーティーが開かれ、クリスも参加したが違和感は強まる一方。やがて「何かがおかしい」と確信したクリスの身に衝撃の展開が…!モンスターも悪霊も出て来ないホラーですが、日常がジワジワと侵食されるような恐怖感がすごい。

●『COP CAR/コップ・カー』
2014年、あるホラー映画の予告編がYouTubeにアップされました。『クラウン』というタイトルのそのホラー映画は、実は本編が存在しない「予告編だけ」の自主制作映像だったのですが、なんとイーライ・ロス監督がそのニセ予告編を気に入り、長編映画化が決定。

予告編をアップして映画監督への切符を手に入れた幸運な男、それがジョン・ワッツだったのです。完成した『クラウン』は「ピエロの衣装が脱げなくなって徐々に怪物に変貌していく男」を描いた物語で、衝撃的な殺戮描写が話題となりスマッシュヒットを記録。

高評価を得たジョン・ワッツは、すぐさま2作目の『COP CAR/コップ・カー』に着手しました。「二人の少年がたまたま見つけたパトカーに乗り込んだことで、恐ろしい事件に巻き込まれていく…」という脚本を読んだケヴィン・ベーコンは大いに気に入り、なんと主演だけでなく製作総指揮まで担当する熱の入れよう。

そして2作目もヒットさせたジョン・ワッツは、3作目でついにトム・ホランド主演の『スパイダーマン:ホームカミング』、4作目で続編の『ファー・フロム・ホーム』を監督することになったのです。

それにしても、まさか2014年にYouTubeで動画を投稿していた人が、わずか3年後に製作費1億7500万ドル(約183億円)のハリウッド超大作映画を撮ることになるとは……もの凄いスピード出世だなあw

COP CAR/コップ・カー(字幕版)

※現在は見放題が終了しています

●『遊星からの物体X
犬の顔がパカー!っと割れたり、人間の首がグニュニュ~!っと伸びたり、特殊メイクを駆使したアナログな特撮が公開当時(1982年)は衝撃でしたが、38年後の今観てもやっぱり気持ち悪くて最高ですね(笑)。なお、同時期に『E.T.』が大ヒットしていたせいで、本作はほとんど話題にならなかったそうです、トホホ(T_T)

遊星からの物体X (字幕版)

※現在は見放題が終了しています

●『遊星からの物体X ファーストコンタクト
そんな『遊星からの物体X』の前日譚として作られた『ファーストコンタクト』は、「2つの顔が融合した変死体」や「壁に刺さったオノ」など、前作で描かれた謎を解明していく「伏線回収」的な展開が見どころの一つ。

そして最大の見どころである”物体X”の造形は、「さすがにCGだろうな~」と思いきや、なんとアニマトロニクスや操演や着ぐるみなどアナログ特撮をベースに作られているらしい。なので、気持ち悪い感じが結構そのまま再現されています。

●『哭声/コクソン』
韓国国内で観客動員数687万人を超える大ヒットを記録した本作は、フンドシ一丁の國村隼がひたすら暴れ回る怪作です。しかし、國村隼が脚本を読んだ段階では「真っ裸で山の中を走り回る」と書いてあったらしく、それがフンドシになったわけですから「かなり改善された」と見るべきなのかもしれません。

さらに観た人の評価も様々で、一応「小さな村で起きた凄惨な殺人事件を操作していた警察官に次々と奇妙な出来事が襲い掛かり…」というストーリーはありますが、最後に全ての謎が解けてスッキリ解決するようなタイプの映画じゃないんですよね(むしろ謎だらけ)。だがそれがいい!「最後まで何だかよく分からない」という点も本作の魅力の一つだと思います。

●『The Witch 魔女』
「韓国の片田舎で暮らす平凡な女子高生ジャユン。だが彼女には恐ろしい秘密が隠されていた…」という本作は、設定だけ聞くとあまり珍しくないというか、「ナメてた相手が実は最強の殺戮マシーンだった」系の作品と言えるでしょう。

さらに特筆すべきは常軌を逸したバイオレンス描写であり、中でもクライマックスにおけるバトルシーンの激しさたるや、手足の骨が折れ血しぶき飛びまくりの地獄絵図が炸裂!すでに続編の制作が決定しているようで、続きも楽しみです。

●『来る』
澤村伊智の作家デビュー作である第22回日本ホラー小説大賞受賞作『ぼぎわんが、来る』を、監督:中島哲也、出演:岡田准一黒木華小松菜奈松たか子妻夫木聡青木崇高柴田理恵伊集院光石田えりなど豪華キャストが集結して映画化した本作。公開時は賛否両論あったものの、柴田理恵がすごい!」という点においては観客の意見は概ね一致していたようです(笑)。

●『サプライズ』
「両親の結婚35周年を祝うために、久しぶりに家族全員が集まった。ところが、そんな楽しい団らんは突如押し入った謎の殺人集団によって無残にも打ち砕かれてしまう」というあらすじからも分かるように割とよくある話なんですが、中盤から「お?」という展開に変わります(ネタバレになるため詳細は伏せる)。まあ全体的にはB級ホラーの印象が否めないんですけど、「期待せずに観たら意外と面白かった」というタイプの映画ですね(なお、そこそこグロいシーンがあるのでご注意ください)。

●『ザ・ゲスト』
そんな『サプライズ』を手掛けたアダム・ウィンガード監督が3年後に撮った映画が本作です(なお『サプライズ』の前は『ABC・オブ・デス』や『V/H/S シンドローム』などの短編ホラーを撮っていた)。

『ザ・ゲスト』の内容は「戦争で長男を亡くした家族の元へ”長男の親友”と名乗る青年デヴィッドが訪ねてくる。しかし、不審に思った長女が調べてみると、デヴィッドは1週間前に死亡していたことが判明。果たして彼の正体は…」というもの。

このデヴィッド、見た目がイケメンで優しそうなので家族は信用して家にしばらく滞在させるんですが、少しずつ本性を表してくるんですね。ジワジワと忍び寄って来るような恐怖感がたまりません。

ちなみに、デヴィッド役のダン・スティーヴンスエマ・ワトソン主演の『美女と野獣』(2017年)で野獣役を演じ、長女アナ役のマイカ・モンローは『イット・フォローズ』で主役を演じています。

ザ・ゲスト(字幕版)

※現在は見放題が終了しています

●『アイアムアヒーロー
花沢健吾の同名漫画を実写化した本作は、日本では珍しい「本格的なゾンビ映画」として話題になりました。もちろん日本でもゾンビものは以前から作られているんですが、低予算でチープな作品がほとんどだったんですね。

しかし本作は、大泉洋有村架純長澤まさみ吉沢悠岡田義徳片瀬那奈など豪華なキャストを揃え、特殊メイクに藤原カクセイ、アクションコーディネーターに下村勇二、CG効果もふんだんに取り入れ、さらに韓国ロケまで実行するという、相当な予算を掛けて作られた大作映画なのですよ。

そのかいあって、映像的な迫力は申し分ありません。内容も(ちょっと冗長に感じる部分があるものの)よくまとまっており、漫画やアニメの実写化が批判の対象になることが多い昨今においては”成功”と言えるんじゃないでしょうか。

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