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『恋愛適齢期』映画感想

恋愛適齢期

■あらすじ『エリカ(ダイアン・キートン)は、娘(アマンダ・ピート)のボーイフレンドが63歳のハリー(ジャック・ニコルソン)だと知り驚く。しかしハリーが心臓発作を起こし、エリカの別荘で療養生活を送ることになった。担当医になったジュリアン(キアヌ・リーブス)はエリカに一目惚れをして思いを伝えるが、一緒に暮らし始めたハリーとエリカは次第に惹かれ合っていくのだった。 ジャック・ニコルソンダイアン・キートンキアヌ・リーブスの豪華キャストで贈る大人のラブ・コメディ。』



一言で言えば「引兼憲史のマンガ」にありそうな映画である。人生も終盤に差し掛かった中年の男女が恋に目覚め、戸惑う様子をコミカルに描写した良質なラブ・コメだ。ジャック・ニコルソンの「笑えるけど、どこか哀愁漂う」演技が最高!SEXするにも血圧を測ったり、老眼鏡を掛けたりと大騒ぎするという老人ギャグ(?)も面白い。

ただ、大御所2人に挟まれたキアヌ・リーブスの存在感が今一つだ。ジュリアンが何故エリカに惚れたのか、好きになる理由や過程をまるごと省いているので彼が単なるマザコン(オバコン?)に見えてしまう。医者という事以外に背景が見えないので、キャラクター性が薄いのだ。

しかしその分、他の2人のキャラが立っているので安心して観ることが出来る。大傑作とまではいかないが、誰が見ても大きくハズす事は無いラブ・コメディだ。

ちなみにダイアン・キートンのヌードが一瞬だけ拝めるのだが、しわくちゃの顔とは対照的に実に綺麗な体をしている。美容整形か?CG修正か?と、つい余計な詮索をしてしまうほどだ(笑)。