ひたすら映画を観まくるブログ

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2022年の映画をざっくり振り返ってみた

トップガン:マーヴェリック

トップガン:マーヴェリック


どうも、管理人のタイプ・あ~るです。

さて、2022年もいよいよ今日で最後となりました。今年も色んなことがありましたが、とりあえず今年観た映画のなかで個人的に気になったものをざっくり振り返ってみたいと思います。

 

まず1番印象に残っているのはトップガン:マーヴェリック』ですね。前作から実に36年ぶりの続編ということもあり「いくらなんでも時間が経ち過ぎてるし、今更トップガンって…」みたいな若干ネガティブな気持ちで観に行ったんですが、見事に(いい意味で)裏切られました。

オープニングはまさかの”1作目ほぼそのまんま”という、ファンのハートを鷲掴みする演出に痺れまくり、いい感じで年を取ったトム・クルーズが若手のパイロットたちを指導する立場であるものの、ヤンチャな性格は相変わらずで上司に煙たがられている状況が描かれます。

そんな中、かつての相棒の息子が現れ、主人公にとって辛い過去が蘇り…という前作に関連付けたドラマチックな展開を盛り込みつつ、中盤からクライマックスにかけては「別の映画か?」と錯覚するほどの破天荒すぎるアクションに度肝を抜かれっぱなし!

本作は紛れもなく『トップガン』の続編でありながら、同時に前作を大きく凌駕する面白さや迫力に満ち溢れ、前作のファンだけでなく前作を知らない多くの観客たちをも魅了したのです。それこそが大ヒットの要因なのでしょう。素晴らしい!

 

大ヒットといえば『THE FIRST SLAM DUNKにも触れないわけにはいきません。

公開前は「声優を変更するなんて許せない!」とか、「3DCGで作られたキャラなんてダメに決まってる!」など批判的な意見がSNSに溢れていましたが、いざ公開されるや予想を覆して大ヒットを記録。なんと『アバター・ウェイ・オブ・ウォーター』を抑えて4週連続ランキング1位を獲得するという快挙を成し遂げました。

原作者の井上雄彦先生がリアルな試合シーンにこだわった結果、なんとCGで作られたキャラの動きを自らの手で一つ一つ細かくチェックし、従来のスポーツアニメの常識をひっくり返すような凄まじい試合シーンを生み出したのです。これは本当に凄い!

 

その反対に、「全くヒットしていないにもかかわらず印象に残っている作品」もありました。

吉岡里帆さん主演のハケンアニメ!』もその一つで、観た人は分かると思いますが相当な予算がかかってるんですよ、この映画。なんせ複数のアニメスタジオに劇中で使用する設定画やデザインや”アニメーション映像”を実際に発注してますからね。

それなのに、初登場時は興行収入ベスト10にも入れずまさかのランキング圏外!その後も成績は上向くことなく上映終了…いわゆる「大コケ状態」ってやつです。

ところが観た人の評判は非常に良くて、多くの人が絶賛してるんですよ。映画監督の山崎貴さんも『ハケンアニメ!』が気に入ったらしく、あまりにも好きすぎて「俺が金を払うからとにかく観て来い!」と周りのスタッフに薦めまくるほどだったとか(笑)。

内容は、念願の監督デビューを果たした新人の斎藤瞳(吉岡里帆)と、カリスマ・アニメーション監督として知られる王子千晴(中村倫也)が「同じ時間帯でどちらのTVアニメが人気を集めるか?」を競う、アニメーション業界の裏側を描いたドラマです。

正直、”リアリティ”という部分においては若干おかしな描写もありますが、アニメーションの制作工程を分かりやすく解説したり、作品に対するクリエイターのこだわりや情熱が王道のドラマ展開で描かれている点に好感を持ちました(これがヒットしなかったのはもったいない…)。

 

他にも『スパイダーマンNWH』、『ベルファスト』、『リコリス・ピザ』、『NOPE/ノープ』、『コーダ あいのうた』、『RRR』、『モガディシュ 脱出までの14日間』など色々印象に残る映画はたくさんありましたが、それらについては年明けにでもじっくり書いてみたいと思います。

というわけで、皆さんよいお年を!