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映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のトリビア&撮影裏話エピソード

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー


どうも、管理人のタイプ・あ~るです。

さて昨日、金曜ロードショーで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が放送されました。ご存知、スティーブン・スピルバーグ製作&ロバート・ゼメキス監督のSF映画で、1985年に公開されるやいなや全世界で話題となり、日本でも大ヒットを記録した名作です。

そんな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が久しぶりに地上波で放送される!ということで、ファンの人たちも盛り上がった模様。そこで本日は、”豊富な小ネタ”で知られる『BTTF』の様々なトリビアや撮影の裏話などをストーリーの時系列に沿って一挙にご紹介しますよ。

なお、「主人公のマーティ役はマイケル・J・フォックスじゃなくて最初はエリック・ストルツだった」という有名なエピソードがあるんですけど、そっちの話は以前に書いたので、今回は割愛させていただきます(詳しい内容はこちらの記事をご覧ください↓)。

type-r.hatenablog.com

では、いってみましょう!

 

●ドクの倉庫

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

大量の時計が映し出される有名な冒頭シーンですが、実はこれって一度撮影し直した映像なんですね。脚本家のボブ・ゲイルが書いた最初のシナリオでは、オープニングの場所は「学校の教室」になっていたそうです(そこでマーティがタイムトラベル実験の書類を見つける…という流れだったらしい)。

ところが、わざわざ教室のセットまで作って撮影したにもかかわらず、エリックが降板&マイケルに交代して撮り直すことになってしまい、既存のセットを使って半日で撮影したとのこと(新しくセットを建てる予算が無かったため)。

ロバート・ゼメキス監督によると「時計がたくさん出て来るのはジョージ・パル監督の『タイム・マシン 80万年後の世界へ』を意識したんだ。1日かけて3~4テイクで撮ったが、とても苦労したよ。コーヒーメーカーを動かす者や、トーストが飛び出した時に煙を出す係など、20人以上のスタッフが作業していた」とのこと。

タイム・マシン(1960)(字幕版)

なお、このシーンではマーティがサングラスをかけていますが、その理由は「サングラスメーカーとの契約があったから」だそうです。監督としては、レンズに周囲の風景やスタッフが映るので本当はやりたくなかったようですが、「契約だ」と言われて仕方なく受け入れたらしい(ポスターのマーティもサングラスをかけているが、このシーンだけw)。

その他のトリビアとしては、テレビに映っている女性ニュースキャスターはデボラ・ハーモンという女優でロバート・ゼメキス監督の『ユーズド・カー』にも出演していました(彼女はゼメキス監督に自ら「この映画に出たい!」と懇願したらしい)。

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その後、マーティは倉庫を出てスケートボードに乗りますが、倉庫の隣には「バーガーキング」の店舗が…。実はこれもバーガーキングとの”契約”だったそうです(『BTTF』にはこういうパターンが多いなあw)。


●オーディションシーン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

有名な小ネタですが、バンドのオーディションシーンで審査員を務めているのは、本作の主題歌『パワー・オブ・ラブ』や『バック・イン・タイム』を提供したヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのヒューイ・ルイス

マーティの演奏に対して「音がうるさい!」とダメ出しするのはヒューイ・ルイス自身のアイデアらしい(自分の曲なのにw)。なお、ヒューイ・ルイスはこの後『ショート・カッツ』や『スフィア』などの映画に俳優として出演しました。


●家族との食事シーン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

エリック・ストルツが降板し、マイケルの出演が決まったものの、当時のマイケルはドラマ『ファミリー・タイズ』の仕事が忙しくてすぐに現場には来れません。そこで監督は、彼の出ないシーンを先に撮影することにしました。

例えば家族みんなで食事するシーンでは、マイケル以外の俳優を撮影した後で、マイケルを撮った映像と編集で繋いでいるのです。そのため、座る位置に気を付けたり、目の高さを合わせるためにマイケルの代役を座らせるなど、非常に苦労したとのこと(カメラもあまり動かせなかった)。


●駐車場のシーン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

マーティが夜中に家を抜け出し、モールの駐車場へ行くと、そこにはデロリアンを改造したタイムマシンが!実は、主役の交代はこのシーンを撮影している時に決まったそうです。以下、プロデューサーのニール・カントンのコメントより。

妻が僕のポケベルを鳴らしたんだ。「エリックの降板が決まった」とスタッフに伝えた直後にね。彼女は妊娠9カ月だった。公衆電話を探して家に電話したら「生まれるからすぐに帰って来て!」と。急いで帰って女の子が生まれ、翌週現場へ戻ったら新しい主役が来ていた。それがマイケルだ。

「嫁の出産を見届けて現場に戻って来たら主役が変わっていた」というのもなかなか凄い話ですねえ(笑)。

ちなみにデロリアンが初めてタイムスリップするシーンは、劇中ではドクがリモコンで操作していますが、実際はスタントドライバーが犬の恰好をして運転したそうです。つまり(クローズアップで映るのは本物の犬ですが)、遠景のショットは犬のぬいぐるみを着たスタントマンだったのですよ。


●1955年のカフェ

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

1955年のヒルバレーにやって来たマーティはカフェに入り、そこで(若い頃の)父親のジョージとビフに出会います。この時、ビフの周りには何人かの子分がいるんですが、そのうちの一人が後に『タイタニック』で有名になるビリー・ゼイン(この映画でスクリーンデビューした)。

●マーティが車に撥ねられるシーン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

このシーンは南パサディナのブッシュネル通りで撮影したのですが、クランクインの前に監督がエリックとロケハンで来た時、偶然マイケルがここで『ティーン・ウルフ』の撮影をしていたそうです。マイケルは『BTTF』のロケハンの様子を見ながら「いつか僕もスピルバーグの作品に出たいなあ」と思っていたらしい(割とすぐに願いが叶ったw)。

●ドクの家

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

若いドクとマーティが出会う場面は一度エリックで撮影したものの、主役が交代したためマイケルで撮り直すことになりました。ところが、現場へ行ってみるとロケ地の家が売りに出されていたそうです。ロケの担当者から「急いで撮らないと間に合わないぞ!」と言われた監督は慌てて『ファミリータイズ』のプロデューサーに頼み込み、マイケルを2日間だけ借りました。こうして、家の買い手が付く前に何とか撮影できたそうです。

なお、ドクの家のテレビにビデオを繋いで観るシーンは、本物の白黒テレビを使って撮影しようとしていましたが上手くいかなかったので、普通のカラーテレビを昔風に改造し、ビデオの映像自体を白黒に変換して撮影。意外と手間がかかってますねえ。


●ジョージの家

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

マーティが宇宙人のフリをして若いジョージに爆音で聞かせる音楽は、ヴァン・ヘイレンの「OUT THE WINDOW」。なお、テープには「エドワード・ヴァン・ヘイレン」と書いてありますが、これはバンドのメンバー全員からは許可が得られず、リーダーのエドワード個人が使用を許可したから。


●手紙を書くシーン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

マーティが書いている手紙の文字と、1985年に帰ってドクがポケットから取り出した手紙の文字が違います(字の位置や筆跡をよく見ると…)。このミスに関しては、ロバート・ゼメキス監督も公開当時は全く気付かず、ビデオが発売された後に、”とある日本人”から「手紙の字が間違ってますよ」と指摘され、ようやく気付いたそうです。


●ジョージがビフを殴るシーン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

弱いはずのジョージがなぜビフを倒せたのか?本編ではカットされていますが、実はジョージがサンドバッグを使ってパンチの練習をするシーンがあったそうです。その時、右手で打ったら大したことないのに、左手で殴ったらサンドバッグが吹き飛ぶほどの凄まじいパワーを発揮!ゼメキス監督曰く、「ジョージはもともと左利きだったのかもしれない」とのこと。

さらにボブ・ゲイルによると、「最初の脚本ではマーティが過去から戻ってくるとジョージがプロボクサーのチャンピオンになっている、という設定だった。しかしマーティたちが嫌がるだろうと考え、設定を変えた」とのこと(実はジョージってボクサーの才能があった?)。

 

●ギターを演奏するシーン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

マーティが「ジョニー・B・グッド」を演奏するシーンは、マイケルがギタリストのポール・ハンソンから指導を受け、約4週間ひたすら練習したそうです。そのおかげで見事な演奏シーンを撮影できたんですけど、完成した映画では音が差し替えられ、歌声もマイケル本人ではなく、ロックシンガーのマーク・キャンベルに変更。せっかく自分で歌って弾いてるのに…(泣)。


●時計台のシーン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

ヒルバレーの街はユニバーサル・スタジオの中に作った巨大なセットですが、時計台はもともと撮影所にあった建物です。ただし、一番上の三角形の部分にある2体のネコのような彫刻は撮影のために取り付けたもので、美術スタッフが倉庫で見つけてきたキャット・ピープル』の小道具だそうです。

●謎の本

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

ようやく1985年に帰ってきたマーティが変な格好で寝ているシーンに映っている「RQ」という黄色い本は”図書館の司書が読む季刊誌”で、普通の人が買うことはまずありません。実はこれ、小道具係が間違えて置いたものだったんですが、映画を観た本物の司書から「あれはどういう意味だ?」「なぜあの雑誌がマーティの部屋に?」などと問い合わせが来たらしい。みんな細かい部分まで見てるなあ(笑)。

  

●ミスター・フュージョンの正体

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー

未来へ行って戻って来たデロリアンは、最新技術によってゴミからエネルギーを生み出す装置が取り付けられていました。その名も「MR.FUSION(ミスター・フュージョン)」!この装置の正体は、ドイツ「KRUPS社」の223-Aという電動コーヒーミルです。市販品をほぼそのまま流用していることも驚きですが、海外の『BTTF』ファンでデロリアンを所有している人たちは、より本物(?)に近付けるために、わざわざこのコーヒーミルを買ってきて自分のデロリアンに取り付けているそうです。まさに新型デロリアンを印象づけるキーアイテムと言えるでしょう(^.^)

 

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