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SMAPが出演した映画でオススメといえば?


今、世間ではSMAPの話題で持ち切りです。今年に入って報じられた「グループ解散」のニュースが騒動に火を付け、スポーツ新聞は各社1面トップで記事を扱い、芸能番組はどの局も「本当に解散するのか?」と連日大騒ぎ。出所不明の情報が錯綜しまくり、騒動は日を追うごとに加熱していきました。

そして昨日放送された『SMAP×SMAP』での「謝罪会見」は、なんと瞬間最高視聴率37%を記録し、ファンのつぶやきが殺到した結果、あまりの負荷に耐え切れずにとうとうツイッターのサーバーがダウン(「バルス」でも落ちなかったのに!)。

さらにそのニュースは一般の新聞やNHKでも取り上げられ、ついには国会で安倍総理大臣までもが「多くのファンの期待や願いに応え、グループの存続が決まったのはよかった」とコメントするなど、凄まじい注目度になっています。

というわけで、「当ブログでも何かSMAP関連の記事を書かねば」と考え、「映画のブログだから、やっぱSMAPが出演した映画かな〜」と安易な方向に走った次第。「乗るしかない、このビッグウェーブに!」的な非常にあざとい記事になってしまいましたが、悪しからずご了承ください。

※主演作だけでなく、友情出演やカメオ出演みたいな立場で登場しているパターンや、アニメーション映画に声優として出演した作品もカウントしています。


木村拓哉
『シュート!』(1994年)
『君を忘れない』(1995年)
『2046』(2004年)
ハウルの動く城』(2004年)
『武士の一分』(2006年)
『HERO』(2007年)
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(2009年)
『REDLINE』(2010年)
SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年)
『HERO 2』(2015年)
無限の住人』(2017年公開予定)


まずは木村拓哉さんの出演した映画から。メンバーの稼ぎ頭としてバリバリと映画に出ている印象でしたが、意外と本数は少なく、公開済みのタイトルはアニメを含めても10作品。来年公開予定の『無限の住人』を入れて計11作品です。

この中でオススメを選ぶなら、やはり山田洋次監督の『武士の一分』になるでしょう。「失明した侍」という難しい役どころをリアルに演じるその渋い姿からは、いつものキムタク演技にはない凄さを感じさせます。主演の木村拓哉の他、檀れい笹野高史桃井かおり緒形拳小林稔侍、坂東三津五郎など、共演者も非常に豪華。

あと、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』で声優に挑戦したことは有名だけど、”声優としてのキムタク”を評価するなら、SFカーアクション・アニメ『REDLINE』をオススメしたいですね。『ハウル』の方が、何を考えているのか良く分からない”暗いキャラ”だったのに対して、『REDLINE』の主人公は”とにかく明るいキムタク”なのです(笑)。これが想像以上にハマっていて大満足。キムタクにはこういう「脳天気で前向きなキャラ」の方が似合っていると感じました。


中居正広
『プライベート・レッスン』(1993年)
『シュート!』(1994年)
『第2回欽ちゃんのシネマジャック「なんかヘン?Part2』(1994年)
模倣犯』(2002年)
私は貝になりたい』(2008年)
『おとうと』(2010年)
『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』(2013年)


続いて中居正広さんですが、これまた意外なことにSMAPメンバーの中では最も映画の出演数が少なく、たったの7作品しかありません。しかも僕の中では『模倣犯』のイメージが強くて、正直”映画俳優”としての評価は高くないんだよねえ(『模倣犯』は中居さんのせいじゃないけど)。

この中では『私は貝になりたい』がオススメ。過去にテレビドラマとして放送され人気を博し、1959年にフランキー堺主演で映画化され、2008年に中居正広主演でリメイクされたもの。終戦後の日本を舞台に、BC級戦犯死刑囚の悲劇を描いた名作ですよ。


稲垣吾郎
『さらば愛しのやくざ』(1990年)
『プライベート・レッスン』(1993年)
『シュート!』(1994年)
『スーパースキャンダル』(1996年)
『パラサイト・イブ』(1997年)
『催眠』(1999年)
『笑いの大学』(2004年)
ONE PIECE The MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(2006年)
『北極のナヌー』(2007年)
踊る大捜査線 The MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』(2010年)
十三人の刺客』(2010年)
桜、ふたたびの加奈子』(2013年)
おしん』(2013年)


稲垣吾郎さんの映画出演数は計13作品でキムタクや中居くんよりは多い。なお、個人的には「メンバーの中では稲垣吾郎が最も演技が上手い」と思っていて、中でも三池崇史監督作『十三人の刺客』で演じた明石藩主・松平斉韶の強烈なキャラクターが素晴らしかったです。また、『笑いの大学』で見せたコミカルな役どころもクオリティが高く、役所広司とのやり取りが非常に面白くて楽しめました。


草なぎ剛
『シュート!』(1994年)
アンネの日記』(1995年)
メッセンジャー』(1999年)
『降霊〜KOUREI〜』(2001年)
黄泉がえり』(2003年)
ホテルビーナス』(2004年)
茶の味』(2004年)
『NIN×NIN 忍者ハットリクン The MOVIE』(2004年)
ロボッツ』(2005年)
日本沈没』(2006年)
『ヨコヅナ・マドンナ』(2006年)
ストリングス〜愛と絆の旅路』(2007年)
西遊記』(2007年)
山のあなた〜徳市の恋〜』(2008年)
私は貝になりたい』(2008年)
BALLAD 名もなき恋のうた』(2009年)
僕と妻の1778の物語』(2011年)
『ステキな金縛り』(2011年)
『あなたへ』(2012年)
任侠ヘルパー』(2012年)
中学生円山』(2013年)
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』(2015年)


草なぎ剛さんの映画出演本数はメンバーの中で最も多く、計22作品(声優を含む)。その中では石井克人監督作『山のあなた〜徳市の恋〜』が良作でした。温泉場でマッサージ師として働く徳市の淡く切ない恋心を描いた珠玉のラブストーリーで、意外な場面でミニチュア撮影などの特殊効果を使っている点も見どころ。


香取慎吾
『シュート!』(1994年)
『香港大夜総会 タッチ&マギー』(1997年)
ジュブナイル』(2000年)
みんなのいえ』(2001年)
『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』(2004年)
The 有頂天ホテル』(2006年)
西遊記』(2007年)
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(2007年)
ザ・マジックアワー』(2008年)
座頭市 THE LAST』(2010年)
こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE勝鬨橋を封鎖せよ!〜』(2011年)
『LOVE まさお君が行く!』(2012年)
踊る大捜査線 The Final 新たなる希望』(2012年)
『人類資金』(2013年)
ギャラクシー街道』(2015年)


最後は香取慎吾さんで、映画出演本数は多くも少なくもない計15作品。ただ、残念ながら香取さんの場合は、メインで出演している映画にオススメしたいものがあまりなく、『座頭市 THE LAST』や『こち亀』や『人類資金』や『ギャラクシー街道』など、「これはちょっとどうだろう?」と思うような映画ばかりなのがツラいんですよねえ(香取さんは悪くない!…と思いたい)。

この中から強いて挙げるなら『ジュブナイル』でしょうか。今では大ヒット作品をバンバン連発している山崎貴監督の長編デビュー作ですが、「未来からやって来たロボットと少年たちの出会い」や「地球を狙う異星人との戦い」など、”実写版ドラえもん”と呼んでも差し支えないほどワクワクさせる要素が満載です。大人も子供も楽しめるSFファンタジーとして、万人におすすめできるでしょう。

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