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劇場版『ATARU』舞台挨拶!堀北真希、栗山千明ほか


本日14日、映画『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』の初日舞台挨拶が都内で行なわれ、主演を務めたSMAP中居正広北村一輝栗山千明玉森裕太Kis-My-Ft2)、堀北真希村上弘明など、人気の俳優が多数登壇しました。本作は、TBS系列で放送され人気を博した連続ドラマ「ATARU」の劇場公開版で、サヴァン症候群に起因する特殊な能力を持つ主人公アタルが、迷宮入りしかけた難事件を解決していく姿を描いたミステリードラマです。

先日の完成披露試写会では、主役の中居さんが「僕が10ぐらい話しても1しか返ってこない」と、共演している堀北さんとの不仲を嘆く発言が話題になりましたが、今回の舞台挨拶ではそれに対して「無視なんかしてません!そう言われると本当にひどい人みたいじゃないですか!」と堀北さんが否定する場面もあったそうです。

しかし、司会者が「現場で中居さんは良くしてくれたか?」と質問すると堀北さんは無言。すかさず中居さんから「ちょっと堀北さん!無視は良くないよ!」と突っ込まれるものの、堀北さんは「私への質問だったんですか?皆さんに聞いたのかと思ってました」と全く気にしている様子は無し(マイペースな人だなあw)。そんなやり取りに中居さんは「僕はあんまり女優さんとは現場で喋れないんですけど(堀北さんとは)結構喋ってたんですよ。まあ、この噛み合わない感じが逆に面白いですよね」と言いつつ、「(イメージを悪くしたみたいで)本当にすみませんでした」と堀北さんに謝罪すると、場内は爆笑に包まれたそうです。

それにしてもこの映画、撮影開始から映画公開までの期間があまりにも短くて驚きました。今年の5月にクランクインして、6月にはアメリカへ渡り、7月までに全ての撮影を終了。そして8月に編集作業やポストプロダクションを全て終わらせ、9月の14日にはもうロードショーに踏み切るという恐ろしいほどの突貫作業!なんと、たったの4か月で公開まで至っているのですから凄すぎる!編集とかポスプロとか、結構時間が掛かるはずなのに良く間に合ったなあ。ちなみに、ロサンゼルスの砂漠地帯でクライマックスシーンを撮影していた堀北真希さんは、体感50度を超える猛暑の中、あまりの暑さに意識が無くなり、セリフが飛んでNGを連発してしまったそうです。大変な撮影だったんですねえ(^_^;)

このような、スケジュール的にも環境的にも苛酷だった撮影現場を振り返り、中居さんは「非常に目まぐるしい中で完成した作品ですが、皆さんの心に残る映画になったと思います」と作品の出来に自信を覗かせていたらしい。更に、「ドラマから映画になるというのは初めての経験なので嬉しいです。残念ながらこれが最後の『ATARU』になると思いますが…」と語ると、場内からは「嫌だ〜!」の大合唱が。「でも『海猿』みたいに、ラストとか言ってもう1回やるっていうパターンもあるので…」と場内をあおった矢先に、「年齢も年齢なので、チャーミングにアタルができるかわかりません。僕にはあんな純粋な部分はありませんから。やっぱり最後ですね」とすぐに撤回するなど、得意のトークで客席を翻弄。さすがに上手いですね〜。

また、女優の栗山千明さんはテレビ版に引き続き、本作でも緊迫感あふれるシリアスな表情から、コメディ映画顔負けのギャグシーンまで披露しており、「私に対してある種のイメージが固まっている人もいると思うんです。だからこそ、振り幅の大きな演技で驚いてもらえるのは女優として楽しいこと。いつまでもクールなままじゃ、つまらないですからね」と新境地開拓に意欲を見せていました。

栗山さん演じる蛯名舞子は、テレビ版のラストで警察を辞めて探偵になり、再び難事件と向き合うアタルを固い絆でサポートする、という役どころ。「組織の中で思い通りに行動できない刑事と、捜査情報にアクセスできない探偵。今回の映画版では、試練の形が変わりました。ただ、猪突猛進という言葉がぴったりな舞子本人の強い性格は変わっていない。それが私も嬉しかったです」とのこと。

ATARU』の世界観が昨年4月から放送された連続ドラマ、そして今年1月放送のTVスペシャルを経て、非常に短いスパンで広がる中、「この1年半は、ほとんど舞子を演じていた気がします。もう舞子が栗山千明に似てきたのか、もはや栗山千明が舞子なのか…(笑)。これほど役に“なじむ”体験は初めてですね」とキャラクターへの思い入れの深さを実感しているようでした。

また、北村一輝演じる警視庁・沢主任との息もピッタリで、「主任とのコミカルなやりとりは、最初こそ戸惑いもあったんですが、劇場版の撮影ではもう反射的に(笑)。これまでの積み重ねがあるからこそ、ですね」と誇らしげ。本作の公開後、10月17日に開幕する第26回東京国際映画祭では、フェスティバル・ミューズとして映画祭を国内外にアピールするそうで「ちょっと緊張してますけど…、頑張ります!」と語っていました。


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