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『トランスポーター3 アンリミテッド』映画感想(ネタバレあり)


■あらすじ『どんな依頼品でも正確に目的地へと送り届けるプロの運び屋フランク・マーティンは、マルセイユでタルコーニ警部と釣りをしながら静かな生活を楽しんでいた。しかし突然ある犯罪組織によって誘拐されたウクライナ政府環境保護局長官の娘ヴァレンティーナを、マルセイユからドイツのシュトゥットガルトを経てブダペストウクライナ黒海に臨む都市オデッサまで車で運ぶ仕事を強制的に引き受けることになり、さらに二人の腕には車から一定の距離を離れると爆発する腕輪を装着されてまう。タルコーニ警部の助けを借り、非協力的なヴァレンティーナを守るために武装集団とのバトルやカーチェイスを繰り広げる大ヒット・アクション・シリーズ第3弾!』



本日、日曜洋画劇場で『トランスポーター3 アンリミテッド』が放映されます。アクション映画界で”一番イケてるハゲ・マッチョ”と誉れ高いジェイソン・ステイサムが、超絶的な肉体美を披露するカーアクション映画の3作目で、今回も愛車:アウディを華麗に操り、常識外れのカーアクションを披露していますよ。しかも、湖に水没して引き上げられたアウディが、そのまま普通に運転できてしまうという凄まじさ!そりゃ、走行中の列車に飛び乗るぐらいは朝飯前だよなあ(笑)。

さて、毎回トラブルに巻き込まれる主人公は、本作では腕に爆弾付きのセンサーが取り付けられ、車から遠ざかると爆発する、という大変な状況になっています。そのため、常にアウディのそばを離れられず、車が盗まれたら全力で追いかけるほどの慌てぶり(なんせ命が掛かってる)。必死でチャリを漕ぐジェイソン・ステイサムがバカっぽくていい感じ(^.^)

しかし、1作目の時は「完璧に仕事をこなすプロの運び屋」というシリアスな側面が強調され、「契約厳守」「名前は聞かない」「依頼品を開けない」という3つのルールを取り入れていたのに、今では全く機能していません。加速度的にアホになっていく主人公と、回を重ねる毎に現実味を失うストーリー展開が、どんどん『アドレナリン』シリーズに近づいているように見えるのは気のせいでしょうか?

ちなみに『アドレナリン1』は「アドレナリンを出し続けないと死ぬ」という設定、『アドレナリン2』は「充電し続けないと死ぬ」という設定。そして本作は「自動車から離れすぎると死ぬ」という設定なので『アドレナリン3』でも全然違和感がないと思う(笑)。

なお、本作でヒロインのヴァレンティーナ役を演じているのは、新人のナタリア・ルダコーワさんレニングラードで生まれ育った彼女は、17歳の時に母親とニューヨークに移住し、美容師として働いていたそうです。

そんなある日、道を歩いていたらリュック・ベッソンにスカウトされ(ナンパ?)、俳優養成所に入学。その後『トランスポーター3』への出演が決まったらしい。

なかなかのシンデレラ・ストーリーですが、問題はその個性的すぎるルックスでしょう。公開当時、「リュック・ベッソンが直々にスカウトするほどの女優さんってどれぐらい美人なんだろ?」と興味津津で観に行ったら驚いたという(笑)。赤毛でソバカスだらけのドアップは(違う意味で)インパクト抜群でしたよ、トホホ。

まあ、ミラ・ジョヴォヴィッチも『フィフス・エレメント』の時は結構キツかった印象があるし、『トランスポーター2』のケイト・ノタも似たようなイメージだったので、こういう女性がリュック・ベッソンの趣味なのかもしれませんねえ。


ちなみにこの人、首の後ろに”安”ってタトゥーを入れてるんですけど、何のアピールなんでしょうか?「安い女」ということを公言してるのだろうか?

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