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『ワイルド・スピード EURO MISSION』(ラストのネタバレあり)


■あらすじ『前回のミッションで大金を手にし、優雅な逃亡生活を送っていたドミニク。そんな彼の前にDSS(外交保安部)特別捜査官ホブスが現われ、元エリート軍人ショウ率いる巨大国際犯罪組織の捜査協力を要請する。そして、ドミニクにイエスと言わせるためにホブスが用意していた切り札は、なんと死んだはずの恋人レティ!彼女がショウ一味に加担しているという。それを聞いたドミニクは、すぐさまブライアンたちを招集すると、レティを巡る謎を解き明かすべくショウ一味を追うのだが…。ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカーが凄腕ドライバーに扮して大活躍する大ヒット・カー・アクション・シリーズの第6弾!』



このシリーズも早いものでもう6作目ですか。正直、1作目を観た時は、まさかここまで続編が作られることになるとは想像もしていませんでした。なんせ、2作目でいきなり主役のヴィン・ディーゼルが降板しちゃったからねえ。「主人公が交代する」というだけでマイナスポイントなのに、さらに3作目では相方のポール・ウォーカーまでもが降板したもんだから、完全に「このシリーズもこれで打ち止めだな」と思ってましたよ。

そしたらなんと、4作目でまさかの大ヒットを記録!ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカーミシェル・ロドリゲスジョーダナ・ブリュースターら第1作のオリジナル・キャストが再び集結してカーアクションも大幅にパワーアップ!そして、続く5作目ではオリジナル・メンバーに加えて“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンも初参戦。カーアクションだけでなく、ガンアクションや格闘アクションなど、あらゆる要素が劇的な進化を遂げたのです。

つまりこの『ワイルド・スピード』シリーズは、1 → 2 → 3で右肩下がりに劣化していき、「もうこれ以上続編が作られることはないだろう」と思わせながら、4 → 5で誰も想定できなかった驚異的な巻き返しを果たすという、「奇跡のV字回復映画」なのですよ。通常、シリーズ物の映画の場合、続編が作られる毎にどんどんつまらなくなっていき、やがて尻すぼみ的に終了するのがお約束ですが、『ワイルド・スピード』の場合は「一旦落ちてから再び復活」という、極めて珍しいパターンを成し遂げてるんですねえ。

そんなシリーズ最新作は、またしても前作を上回る超絶アクションを見せ付け、限界を感じさせない凄まじいスタントを炸裂させていましたよ。カーチェイス、銃撃戦、燃える肉弾バトルなど盛り沢山な内容で、「とりあえず思い付いたアイデアは全部ブチ込んだんじゃないの?」と思うような濃厚な仕上がりに大満足!

序盤のロンドン市街のピカデリー・サーカス前で繰り広げられるカーチェイスは、実際に道路を封鎖して撮影されたとか(でも交通量が多いので8分以上は止められなかったらしい)。そしてこのシーンで登場するカスタム車両”フリップ・カー”が凄い。フロント部分を強化して正面から突っ込んでくる相手の車を片っ端からひっくり返すという特別仕様なのです。パトカーや高級外車が次々と宙を舞う壮絶なクラッシュシーンに驚愕!

また、イギリス陸軍の重戦車(FV4201チーフテン)が高速道路を爆走する壮絶なカーチェイスも必見のド迫力!運搬中のコンテナから飛び出した巨大な戦車が、一般車両を踏みつぶしながらハイウェイを逆走するという、アクション映画史上類を見ない最高に派手なカーアクションがついに実現!つーか、もはや戦争映画だ(笑)。

しかもCGじゃなくて本物の戦車を本当に走らせてるんだから凄すぎる!マンガやアニメならともかく、実写でこんなヴィジュアルを見たのは初めてですよ。もちろん、これほど破天荒なシーンを本物の高速道路で撮影できるはずもなく、このシーンを撮るためだけに全長10kmにも及ぶ本物そっくりなハイウェイのオープンセットをわざわざ建設したらしい。さすがハリウッド、スケールがでかい!

さらに本作の特徴としては、登場人物がそれぞれ拳でド突き合う”肉弾バトル”が多いということ。ヴィン・ディーゼルザ・ロックが”ハゲマッチョ・コンビ”を組んで敵をなぎ倒す終盤の格闘シーンや、ポール・ウォーカーやサン・カンなど、今まで車の運転で活躍していた連中までもが肉弾バトルに挑んでいるのです。

中でも、ミシェル・ロドリゲス VS ジーナ・カラーノのキャット・ファイトが素晴らしすぎる!本物の女子総合格闘技選手のジーナがミシェル姐さんを相手に打撃や関節技をかけまくる姿は、もはや完全に”女版『エクスペンダブルズ』”というか、いっそこのまま『エクスペンダブルズ3』に出演して欲しいと思うほどでした。

それにしても、ヴィン・ディーゼルザ・ロックは呆れるぐらいにタフなボディですねえ。それぞれ高い場所から車に飛び移るシーンがあるんですけど、相当な衝撃であるにもかかわらず、全くダメージを負っている様子がありません。

ヴィン・ディーゼルに至っては、戦車チェイスの場面で物凄い大ジャンプを敢行!常人ならば致命傷間違い無しの激しいぶっ飛び方ですが、何事も無かったかのように平然と歩き出す姿を見て「不死身なのか?」と改めて超人的な肉体に驚愕しましたよ。

というわけで本作は、「車」「銃撃」「格闘」など、あらゆるアクション要素が極限までヒートアップした奇跡のアクション超大作に仕上がっています。逆に、アクション要素が高まり過ぎてドラマ部分の比率が激減し、ストーリー自体は薄〜い感じになっていますが(特にレティが生きていた理由とかw)、まあアクション映画ファンは観て損はないでしょう。


※以下、ラストシーンのネタバレ


なお、例によってエンドテロップ中にオマケ映像が流れるので、焦って席を立たないように。今回はサプライズ・ゲストとして”あのアクション・スター”が登場!そう、『エクスペンダブルズ』でもお馴染みのジェイソン・ステイサム!しかも次回作を匂わせるセリフやシーンもチラリ。

実は、シリーズの時間軸が1作目 → 2作目 → 4作目(『ワイルド・スピード MAX』)→ 5作目(『ワイルド・スピード MEGA MAX』)→ 6作目(ワイルド・スピード EURO MISSION)→ 3作目(『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』)の順番となっているため、本作のラストはパート3へと繋がっているのですよ。そして、次回作(スカイ・ミッション)でついにジェイソン・ステイサムヴィン・ディーゼルと対決することに!ドウェイン・ジョンソンも含めてハゲ・マッチョ指数が急上昇!うおおお!これは観たいッ!


ワイルド・スピード (字幕版)

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ワイルド・スピードX2 (字幕版)

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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (字幕版)

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