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映画『G.I.ジョー』感想(ネタバレあり)


■あらすじ『世界征服を企む悪の秘密組織“コブラ”が、各地で活動を活発化させる1990年代。あらゆるものを破壊する威力を持つ最強兵器ナノマイトがコブラ一味の手に渡ってしまった。パリのエッフェル塔が破壊されるなど、コブラの脅威が世界各地を襲う中、アメリカ政府は世界各地の精鋭を集めた史上最強の国際機密部隊“G.I.ジョー”に願いを託す。“G.I.ジョー”と“コブラ”の激しい攻防戦が今始まった!監督は『ハムナプトラ』シリーズのスティーヴン・ソマーズ。『ステップ・アップ』のチャニング・テイタム、韓流スターのイ・ビョンホンら、豪華キャストが顔をそろえるSFアクション超大作!』



この映画、公開当時は物凄く評判が悪くて結局観観に行かなかったんですが、実際に観てみたらそんなに酷くはなかったです。まあ、「面白いか面白くないか」で言えば大して面白い映画じゃないんだけど(笑)、B級バカアクションとして観ればそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。過去のSF映画にオマージュ(?)を捧げているシーンもあったりして、個人的にはその辺が良かったかなと。

例えば、クライマックスの「ジェット戦闘機による追撃」は、クリント・イーストウッドのSFスカイアクション映画『ファイヤー・フォックス』ですね(氷原からの離陸シーンや音声入力システムまでパクっているのには恐れ入ったw)。

それから、後半のバトルは明らかに『スター・ウォーズ』の新三部作を意識している。大規模な水中ドッグファイトはどう見ても宇宙戦闘シーンを置き換えたものだし、忍者チャンバラアクションは完全にダースモールとジェダイライトセーバー対決ですよ(しかもレイ・パークが演じてるって、確信犯としか思えないw)。最後に重要人物が黒いマスクを被って強敵が誕生するという展開に至っては、あまりにもダースベイダーそのまんまで笑ってしまいました(笑)。違う意味で色々と楽しめる映画ですね。

欠点は、主人公のキャラが薄いという事と、あからさまに続編を匂わせる終わり方になっている事。全米でも盛大にズッコケたみたいだけど、もうすぐ公開されるパート2は大丈夫なんだろうか?ちなみに、ソマーズ監督作品の中では『ザ・グリード』が一番好き。エロ・グロ・アクションと三拍子揃った上に物凄い大爆発まである!あれこそ正真正銘のB級娯楽映画ですよ!またああいうバカ映画を撮ってくれないかなあ。

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チャニング・テイタム,レイチェル・ニコルズ,マーロン・ウェイアンズ,シエナ・ミラー,レイ・パーク,スチュアート・ビーティー,ポール・ラヴェット,デヴィッド・エリオット,スティーブン・ソマーズ

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