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『ローグ・アサシン』映画感想

■あらすじ『サンフランシスコ。FBI捜査官クロフォードは、悪名高い伝説の殺し屋ローグを追い詰めたが、相棒であるトムとその家族を惨殺されてしまう。それから3年後、街ではチャイニーズ・マフィアと日系ヤクザの抗争が激化していた。そんな中、それまで姿をくらましていたローグが再び現われ、またしてもクロフォードを翻弄していく。やがて、対峙するクロフォードとローグ。ついに、ローグの正体と真の目的、そして驚愕の真実が明かされる!伝説の暗殺者と復讐に燃えるFBI捜査官の因縁の対決を描いたサスペンス・アクション。監督はこれまでミュージックビデオを手掛け本作で劇場映画初メガホンとなるフィリップ・G・アトウェル。主演は「ダニー・ザ・ドッグ」のジェット・リーと「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム。共演に石橋凌ジョン・ローンデヴォン青木



昔から疑問に思っていたのだが、外国映画に日本が登場する場合、必ずと言っていいほど「ヘンテコな日本」として描かれるのは何故なんだろう?数十年前ならいざ知らず、近年の情報化社会において日本の生活様式が全然伝わっていないとは考え難い。ましてや、映画を作るとなれば事前に情報収集ぐらいするハズだ。

にもかかわらず、最近のハリウッド映画を観ても相変わらず、日常的に芸者が踊っていたり、寿司を食べまくっていたり、忍者が出てきたり(忍者はワザとだと思うが)、間違った日本観が炸裂しているのである。『ブラック・レイン』の頃と全然変わってないぞ。それとも、「外国人の視点から見た日本」という描写でないと製作側のOKが出ないのだろうか?不思議だなあ。

さてそんなわけで『ローグアサシン』だが、負けず劣らず見事な怪作である。まず、ジェイソン・ステイサムが喋るカタコトの日本語に場内失笑。対するデヴォン青木は日本語ペラペラ。凄えなあと思ったら声優による吹替えだった、トホホ。更にデヴォンは自分の部下に銃を突き付け、「私はサラダが食べたいの!今すぐ持ってきて!」と沢尻エリカばりのワガママを炸裂させる。いいぞ、デヴォン!(ってどうでもいいよこんなシーンw)

その他、ヤクザをフィーチャーしている割には描写がオカシイなど、全編に渡って爆笑ポイントが散りばめられているのだ。笑いを堪えるのが大変でしたよ(コメディ映画か?)。逆に、見所であるはずのアクションシーンが意外とショボい。せっかく、ジェット・リーが出ているのに、役柄が“スナイパー”だからほとんどが銃撃シーンばかりなのだ。ジェイソン・ステイサムとの格闘場面も最後にチラっと見せるだけ。意味無いじゃん!


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