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『ミッション・インポッシブル:3』感想

ケイティ・ホームズとの婚約や娘スリちゃんの誕生という嬉しい話題のみならず、「最もうんざりするタブロイド・ターゲット」として第26回ラジー賞を受賞するなど、近年何かとお騒がせのトム・クルーズ

挙句の果てには、アメリカの人気トーク番組『オプラ』でトムがカウチソファの上で飛び跳ね、こぶしを突き上げてケイティ・ホームズへの愛を絶叫する様子が全国放送された事から、「我を忘れたり、自制心を失ったり、無茶な行動をとったり、言動の見境がなくなった人間の決定的瞬間」を意味する“jump the couch”という造語まで生み出され、広く世間に流布してしまう有様。

このように、俳優業よりもむしろ私生活の方がクローズアップされている感のある最近のトム様ですが、本作に関しては気合の入れ方がハンパじゃありません。走ったり飛んだり銃を撃ったり、縦横無尽の活躍ぶりはまさに“アクションスターとしての面目躍如”といったところではないでしょうか。最初から最後まで息も尽かせぬ展開の連続で、一瞬たりとも飽きさせません!

まず、オープニングからいきなりイーサンが敵に捕まり、ボロボロになっているシーンからスタート。「えええ!?なにコレ!?」とワケが分からない観客は、イヤでも物語に引き込まれてしまいます。なかなかウマいやり方と言えるでしょう(但し、以降の展開がある程度予測できてしまうので、サスペンス映画としては良し悪しですが)。そしてその後はもう、怒涛のアクションが目白押し!

「銃を撃ちながら走るトム!ああっ!武装ヘリがトムを襲撃!さらにジェット戦闘機までもがミサイルを発射!爆風で吹き飛ばされるトム!間一髪で危機を逃れたと思ったら、今度は高層ビルの屋上からいきなり大ジャンプ!も〜アンタ無茶苦茶や!そりゃ肋骨も折れるっちゅーに!そしてあっさり1分で目的の物を盗み出すと、再びビルから飛び降りる!地面に激突して車に惹かれそうになるトム!危ない!どうなるトム!?ズドドド!バリバリバリ!ドッカーン!ウギャアアア!」と、映画解説者の浜村淳風にストーリーを語ると大体こんな感じになるかと思います(笑)。色んな意味で度肝抜かれまくりですわホンマに。

とりあえず、「マイケル・ベイ亡き後のアクション映画監督は、もうJ.J.エイブラムスしかいない!」と思わせるに十分なほどのクオリティである事だけは間違いありません(マイケル・ベイ、まだ死んでませんがw)。ストーリーに関しては、まあ「特筆すべき点は何も無いけど、娯楽映画としては十分に楽しめる」って感じでしょう。お約束のどんでん返しも健在ですし(あまり詳しくは触れないけど、あのどんでん返しについてはちょっと疑問有り)。

それにしても、全シリーズを通して毎回必ず内部から裏切り者を輩出するIMFっていったいどんな集団なのかと(笑)。ミッションに取り組む前に、「まずは、自分達の組織を立て直せ!」と言いたいですねえ(笑)。

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