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映画『ジョーズ2』感想

昨日『ジョーズ』の記事を書いたので、今日はジョーズ2』です。「じゃあ、明日はジョーズ3』なのか?」と不安に思った方、ご安心下さい。『ジョーズ2』以降は、僕の中では無かった事になってますので(笑)。

1975年6月アメリカで公開されるや、それまでに延々と培われてきたハリウッドにおける映画興行のあらゆる記録をあっと言う間に打ち破り、同年日本での公開においても1000万人の動員と52億円の配収という、文字通り不滅の大記録を打ち立てた『ジョーズ』。

その後、スター・ウォーズ』や『未知との遭遇など多くの大作映画がこの記録に挑戦しましたが、いずれも偉大な傑作の牙城を切り崩す事は出来ず、『ジョーズ』は微動だにしなかったのです。

それから3年、更に観客の度肝を抜く斬新なアイデアに満ち溢れた続編がやって来ました。不滅の大記録に挑戦する真の資格を持った挑戦者、その名は『ジョーズ2』!キャッチコピーは「海が静かになった時、第二の恐怖が始まった……!」。

一般的に「大ヒットした映画の続編に傑作は無い」と言われる事が多いのですが、『ゴッド・ファーザー2』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』など、例外的に面白い続編映画は存在します。そして『ジョーズ2』もそんな数少ない例外の一つではないかと思うのですが、世間の評価はあまり高くありません。

理由は、その後ジョーズ3』や『ジョーズ4』など質の悪い続編がシリーズ物として連発され過ぎたために、「ジョーズの続編はつまらない」という印象が定着してしまったからではないでしょうか。

確かに、ジョーズ87復讐編』や『ジョーズ96虐殺編』や『ジョーズ98激流編』など、人気に便乗して意味不明の続編が量産され、どんどんシリーズのクオリティが低下していったのは残念でなりません。

挙句の果てにジョーズ・リターンズ』とか『ジョーズ・アタック』とか『ジュラシック・ジョーズなどという、単なるサメ映画に勝手にジョーズの名前をくっつけただけのパチモン映画が大量生産されるに至っては、観客が離れて行ってしまうのも無理は無いと言えるでしょう(実際、どこまでが正当な続編なのか僕も良く分からないのですが)。

しかし『ジョーズ2』は、そんなインチキ臭い続編映画とはワケが違います。監督こそスピルバーグからヤノット・シュワルツに変更されたものの、ほとんどのキャスト・スタッフが前作のままで再集結。もちろん音楽はジョン・ウィリアムス!前作でジョーズと死闘を演じたブロディ(ロイ・シャイダー)が、再び現れたサメと熱い対決を繰り広げるのです。

今回サメと戦うのはブロディ一人ですが、その分襲われる側のキャラクターが増えてドラマ性が向上しました。さらに襲ってくるサメも、ボートばかりかヘリコプターにまで食いついて沈めてしまうなど、より一層凶悪度がパワーアップしているところがポイントでしょう。

前回、サメのロボットが故障しまくり、撮影が大幅に遅れた事を教訓に、『ジョーズ2』ではあらゆる部品のスペアを事前に揃え、撮影中絶えず新しい部品と交換し続けたらしい。その甲斐あってほとんどトラブルも無く、「口をきく以外の事なら、何でもやってみせるよ」と監督が豪語するぐらい完璧な演技をしてみせたそうです。

また、前作とは違った面白さを表現するため、シュワルツ監督はサメの視点からのショットをふんだんに取り入れました。サメが水上スキーヤーを水面スレスレで追いかける場面など、今まで見た事が無いスピード感溢れる動きに驚愕!

この独特のショットは、『ジョーズ2』のためだけに考案された特殊な水中撮影装置で撮影されたのです。時速20マイルの水上スキーヤーにぴったりくっついて走るこの見事な撮影技術は、当時プロのカメラマンの間でも大変な話題となりました。『ジョーズ2』はまさに、「続編だけど面白い!」という評価を勝ち得た稀有な例と言えるでしょう。


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