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ジェニファー・ガーナー主演映画『エレクトラ』感想

エレクトラ

■あらすじ『デアデビルとブルズアイとの戦いに巻き込まれ命を落としたエレクトラジェニファー・ガーナー)は、善の戦士の集団“キマグレ”のリーダー、スティックの手で蘇った。彼の指導のもと、武術や銃のエキスパートとして成長を遂げた彼女は、ある日謎の忍者組織“ザ・ハンド”に追われている少女アビーとその父マークと出会う。アビーに昔の自分を重ね、2人に好意を抱いていくエレクトラ。そんな時、“ザ・ハンド”は、彼らを亡き者にしようと5人の刺客を放っていた。エレクトラは強敵を倒し、アビーたちを救うことが出来るのか?マーヴェル・コミック原作の『デアデビル』での共演をきっかけに、ベン・アフレックと婚約したジェニファー・ガーナーが、再びエレクトラに扮したVFXアクション・アドベンチャー!』



本作は、盲目の弁護士が茶色のコスチュームに身を包んで悪人どもを懲らしめる怪作『デアデビル』のスピンオフ映画です。主役は『デアデビル』のヒロインだったエレクトラ。でも彼女は映画の中で死んでしまったハズですが、本作ではどういうわけか生き返っています。理由はキマグレ(気紛れ)だから…ってそんなアホな!

いや、アジアンテイストを出す為に日本語を使うのは別にかまわない。ただ、もう少しマシな単語はなかったものか?と。敵のメンバーが着ている服にも「暴力」や「空」などの漢字が大量に書かれているんだけど、良く見るとリーダーのキリギの首に「反抗」と書かれていたのには笑いました。なぜ首に?

まあね、内容はもうどうでもいいですよ。本家の『デアデビル』があんな映画だし、ストーリーには全く期待してなかったからね。忍者が出てこようが、敵が煙になって消滅しようが、全然OK。唯一望む事は「物凄いアクション」が観たい!ただそれのみ!…だったんだけど、う〜ん、ちょっと中途半端かなあ。エレクトラはいいんですよ。というか、ジェニファー・ガーナーがかっこいい!引き締まった美しいプロポーションに、赤いコスチュームが良く似合う。でかい乳も文句無し(笑)。

問題は“ザ・ハンド”の刺客たち。はっきり言って弱過ぎる!メンバー全員が初めて画面に登場した時は「おおっ!」と思わず声をあげるぐらい強そうでかっこ良かったのに、いざ戦いが始まったら弱いのナンの!信じられないほどのヘタレぶりですよ!まず、ボブ・サップがいきなりやられる。しかも、有り得ないぐらいあっさりと。てゆーか、事故死だよあれじゃ(笑)。はっきり言って“曙”より弱いぞ!

その他、自分の体の刺青から猛獣を実体化させて攻撃してくるヤツや、触った物のエネルギーを吸い取る女など、凄い能力を持った敵が次々と襲い掛かってくるんだけど、どいつもこいつもびっくりするほどの勢いで死にまくる。しかも、エレクトラが強いというよりも、「気付いたらいつの間にか敵が死んでいる状態」であり、最後の敵なんて、どうやって勝ったのかも良く分からないような有様です。

これじゃ、あまり爽快感は感じられないなあ。戦闘シーンそのものはかなり迫力があって良く出来ていると思う(カメラワークでごまかしてる部分も多いけど)。ただ、せっかく強烈なキャラクターを大勢出しているんだから、もっとそれぞれのアクションにこだわって撮って欲しかった。残念!

ちなみに、アビーを演じたキルステン・プラウがなかなか可愛かった(ちょっと、レニー・ゼルウィガーに似てるような気がする)。やはり将来『ブリジット・ジョーンズ』化するのだろうか?心配だ。