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映画『スピーシーズ 種の起源』ネタバレ感想

■あらすじ『宇宙の知的生命体に向けて、人類がメッセージを発信してから約20年後、ついに宇宙の彼方からメッセージが返ってきた。フィッチ博士(ベン・キングズレー)率いる科学者チームはそのメッセージを解析し、地球外生命体のDNAを培養。その結果、人間の女性そっくりのシル(ナターシャ・ヘンストリッジ)が誕生した。しかし彼女の正体は、自分たちの種をばら撒き人類滅亡を企てる恐るべきモンスターだったのだ!』


本作の最大の見所は、何と言ってもセクシーすぎるエイリアン「シル」である。モデル顔負けのナイスバディ&ブロンド美女の姿に擬態し、手当たり次第に男を誘惑する。ゴージャスが服を着て歩いているかのような、まさに完全無欠のプロポーション

それもそのはず、演じるナターシャ・ヘンストリッジは若干14歳でモデル・デビューし、世界各国の一流ファッション雑誌の表紙を飾った正真正銘のスーパーモデルなのだ。こんな超美人に色っぽい眼差しで言い寄られたら、どんな男もイチコロだろう。

しかしその実態は、遺伝子情報の命ずるままに男とエッチしまくる凶悪エイリアンなので、喜んでばかりもいられない。さんざん○○○なことをしまくった後はいきなり不気味な正体を現し、邪魔する者を次々と血祭りにあげていく。なんとうらやましい、いや恐ろしい話だろうか。まさに史上最強のヤリマン宇宙人だ。

しかし特筆すべきは、こんなB級テイスト丸出しのストーリーにもかかわらず、集まった出演者やスタッフたちが超一流のメンバーばかりという点だろう。

監督は『世界最速のインディアン』や『13デイズ』のロジャー・ドナルドソンVFXは『スター・ウォーズ』などで数え切れないほどのアカデミー賞を受賞し、視覚効果分野におけるカリスマ的存在となったリチャード・エドランド

デザインは『エイリアン』で映画界にとてつもない衝撃を与えたH・R・ギーガー。音楽は『ニューオーリンズ・トライアル』や『スウィート・ノベンバー』、そしてアメコミ超大作『スパイダーマン3』を手掛けた巨匠クリストファー・ヤング

そして出演者たちも、『ガンジー』でオスカーを獲得した名優ベン・キングズレーを筆頭に、マイケル・マドセン、アルフレッド・モリーナ、フォレスト・ウィテカーミシェル・ウィリアムズなど、信じられないぐらい豪華な面々がズラリと集結している。

正直、「なぜこんな映画に出演したんですか?」と問いただしたくなるほどのゴージャスなキャスティングに驚きを隠せない(制作費もかなり高くついただろうなあ)。つまり本作は、B級の物語を超A級のスタッフ&俳優を使って作り上げた、「壮大な無駄使い」とも思えるほどに贅沢なスーパーB級エロ映画だったのである。スゲー!


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