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ウェズリー・スナイプス主演『ブレイド』映画感想

ブレイド3

大人気アクション映画のシリーズ完結編『ブレイド3』(5月7日公開)に出演しているハリウッドの新星ジェシカ・ビール(23)が3月に初来日を果たした。ジェシカ・ビールは今ハリウッドで最も熱い視線を贈られている女優の1人だ。最近撮影を終えた作品は、本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したジェイミー・フォックスの超大作『ステルス』、人気スターのオーランド・ブルームの『エリザベスタウン』などが挙げられ、今後大女優への道が見えている。

また、ジェシカ・ビールは劇中使用した衣装数点をYahoo!オークションに出品し、売り上げをメイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン*1に寄付する予定になっているようだ。

しかし彼女は8日に『ブレイド3』の会見を開く予定だったが、“スケジュールの都合”でドタキャン。再度延期して12日となったものの、当日も予定を約20分“遅刻”したのである。もっとも会見では「地元の人が食べに行くような日本食の店に行きたいです。今度は休暇取って来たいですね」と終始ご機嫌で、ドタキャンの理由や謝罪は一切なかったそうだ。 意外と図太い女なのかも?(デイリースポーツ及びFlixより)
ジェシカ・ビール

というわけで、アクション・ホラー映画の常識を次々と塗り替えてきた人気シリーズ『ブレイド』の最終章が、いよいよ5月7日に公開される運びとなった。今回はブレイドに2人の新たな仲間が加わり、3人パーティとなっているのだ。

中でも注目は、期待の新人女優:ジェシカ・ビール。弓矢を武器にヴァンパイアに立ち向かう彼女は、果たしてどんな活躍を見せてくれるのか。見逃せない!ところで、今回はちゃんとパンフレットを販売してくれるんだろうな!?なんか今公開中の『ブリジットジョーンズの日記2』もパンフを売ってないみたいだけど、ブレイド2』みたいなパターンだけは絶対にやめてくれ〜!

■あらすじ『ヴァンパイア・ハンターのブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、黒人とヴァンパイアの混血として生まれてきた男だ。彼は己の忌まわしい運命を呪いつつ、世界制覇をもくろむヴァンパイア達を抹殺する使命に燃えていた。そんな頃、人間社会と共存し続けてきた純血ヴァンパイアのリーダー、ドラゴネッティ(ウド・キアー)は、ブレイドの母を死に追いやった張本人であり、世界制覇の野望を持つフロスト(スティーヴン・ドーフ)に警告を与えていた。彼は古代予言書「マルガの再臨」を解読し、全能の力を得ようと企んでいたのだ。そしてブレイドは、ついに宿敵フロストと対決する。果たして、最後に勝利を手にするのはどちらなのか!?』



いままでのヴァンパイア映画では、倒された吸血鬼が灰や塵となって崩れていく様子を特殊メイクで見せていた。しかし『ブレイド』では、吸血鬼の体が崩れ去り、残ったガイコツも灰のように消えていくシーンを、CGを駆使してワンカットで克明に見せているのだ。だがこの映画が凄いのは、単にVFXのクオリティが高いという事だけではない。その見事なVFXにさらにリアリティを加えているのが、90人以上ものスタントマンを総動員した壮絶なアクション・シーンである。

本格的カンフー・アクションに、ワイヤーワークを使った空中アクション、大量の銃火器を使用した凄まじいガン・アクション、そして目にも止まらぬスピードで日本刀を振り回すソード・アクション!およそ考え付く限りの肉体アクションをありったけぶち込んだ、堂々たるアクション超大作なのだ。主演のスナイプスもほとんど全てのアクションを、スタント無しで演じ切っている。本作はそれらの驚愕アクションと最新VFXを極めて高いレベルで融合させた、まさにVFXアクション・ホラーの傑作と言えるだろう。

最初僕は「『マトリックス』をパクってる!」と勘違いをしていたのだが、製作は本作の方が早かったらしい。しかし全身黒づくめのスタイルや、弾丸をかわすシーンなど、共通点が異常に多い。にもかかわらず『ブレイド』があまりヒットしていないのは、やはりホラー映画だからだろうか?

ちなみに続編の『ブレイド2』は制作費が増えたせいか、あらゆる部分が大きくパワーアップしているぞ!ドニー・イェンが演出したアクション・シーンは前作よりもさらに激しさを増し、VFXはより一層リアルに作り込まれ、そしてウェズリー・スナイプスはますます鈴木雅之そっくりに進化を遂げている!もはやブレイドなのかラッツ&スターなのか区別がつかない有様だ!(笑)

*1:メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパンは3歳から18歳未満の難病と闘っている子どもたちの夢を叶え、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらいたいと設立された非営利のボランティア団体である。本部はアメリカにあり、全世界で27か国に支部を置いて活動中。