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『ボーン・スプレマシー』映画感想

ボーン・スプレマシー

日岡田斗司夫氏の事を日記に書いたら、今日いきなり本人からコメントが来た。驚きのあまり飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになる。超ビックリ!でも本当に本人か?(実はちょっと半信半疑だったりして)。まあ、メールを出したので何かリアクションがあるだろう。とりあえず待つ事にする。

本日は『ボーン・スプレマシー』です。

■あらすじ『元CIAのトップ・エージェントだったジェイソン・ボーンマット・デイモン)は、過去を捨てインド・ゴアで恋人のマリー(フランカ・ポテンテ)と共に新しい人生を始めようとしていた。しかし2年経っても記憶は完全に戻らず、毎晩のように悪夢にうなされていたのだった。ある日、ボーンは街で危険な匂いを漂わせる男に気付く。車で逃げようとする2人を、男は銃で狙い始める。そしてマリーの胸を銃弾が貫いた!ボーンは、フラッシュバックする記憶の断片を確かめようと決意、ベルリンへ潜入する。そこで判明した驚愕の事実とは!?CIAが闇に葬った極秘プロジェクト“トレッドストーン計画”の全貌が今暴かれようとしている!演技派のマット・デイモンがアクションスターとして新境地を開いた「ボーン・アイデンティティー」から2年。1作目の衝撃を超えるサスペンス・アクションがついに完成した!!!』



映画が始まってすぐ、前作のストーリーをほとんど忘れているという事実に気付いた。しかし問題無し!スピード感溢れるドラマ展開のおかげで、あっという間に物語に引き込まれてしまった。ジェイソン・ボーンの凄まじい身のこなしは今回も健在だ。特にSWAT直伝の銃の構え方は実にサマになっており、メチャメチャかっこいい!(けど撃つシーンはほとんど無い)。

銃といえば、ビルの屋上からパメラを狙うシーンで使用している変な形のライフルが気になった。一見すると高性能スナイパーライフルのように見えるが、良く見ると妙なフレームがくっついていたり、スコープのマウント方法もおかしいのだ。ワルサーWA2000にも似ているが、こんな形の狙撃銃は見た事が無い。いったいこの銃は何なのか?

いろいろ調べてみた結果、やはり映画の撮影用に作られた小道具だと判明。劇中で狙撃するシーンが無い事からも、恐らく発砲は出来ないのだろう。前作では本物のSIG550スナイパーライフルを使っていたのに、何故今回は作り物のプロップガンなのか?ドラマもアクションも全体的にリアル志向の映画なだけに、こういうちょっとした“偽物”の部分がどうしても気になってしまうのだ(あまり気にする人はいないと思うが)。

また本作の見所の一つは、前作以上の凄まじさで見る者を圧倒するカーチェイスだろう。特に後半モスクワの街中をタクシーで爆走するシーンは空前絶後のド迫力!ジェイソンが運転するタクシーが、まるでピンボールのように次々と車にぶつかり弾き飛ばされてスピンする場面は度肝を抜かれる事間違い無し!!CGなどでは再現できない、まさに本物のみが実現できる圧倒的な臨場感だ!!!

唯一残念なのはカメラのブレが激しすぎて“何がどうなっているのか良く分からん”という点だろう。頼むから普通に撮ってくれ!もう一つ、ジェイソンがあまりにも無防備に素顔丸出しで外を出歩く場面が気になった。ちょっと変装すれば余計な戦闘は回避できたハズなのに…。せめてサングラスぐらいした方がいいぞ。