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ヴィン・ディーゼル主演『トリプルX』感想

トリプルX

本日TVを見ていると「ワールドレコーズ」でまたロボットバトルをやっていた。しかも機動戦士ガンダムVS鉄人28号という夢の対決(というか有り得ない対決)である!ラジコン操縦で自由自在に動きまくるガンダムの姿は、ファンにはまさに感涙モノだ。さらに古谷徹に頼んでわざわざ「行きま〜す!」の掛け声を録音するなど無駄に気合が入っているのもイイ。また鉄人の方もマンガと同じ形のリモコンを使用しているのでどうやって操縦するのかと思ったら、なんと音声入力システムだった!「鉄人、パンチだ!」の掛け声でパンチを繰り出す鉄人。う〜ん、かっこいいなあ。
でもそれって、ジャイアント・ロボじゃないの?
■あらすじ『エクストリーム・スポーツのカリスマ、ザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)は、危険なゲームに命をかける男。そんな彼に、NSAこと国家安全保障局のベテラン・エージェント、アウグスト・ギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)が目をつけた。強引にシークレット・エージェントに任命され、“XXX”のコードネームを与えられたザンダーは、テロ・グループ「アナーキー99」潜入捜査のため、渋々チェコプラハへ向かうこととなる。ザンダーは組織のボス、ヨーギ(マートン・コーカス)に近づき、生化学兵器を使用したテロ計画の情報を得る。しかしヨーギの恋人エレーナ(アーシア・アルジェント)が組織を抜けたがっているのを知ったザンダーは、帰国命令を無視して彼女を助けようとする。果たしてザンダーはエレーナを助け出し、ヨーギの計画を阻止できるのか?ザンダー・ケイジのアドレナリンが今、大爆発する!』


本作はいわゆるスパイ映画であり、007の影響下にある事は明白だ。ただしジェームズ・ボンドとザンダー・ケイジとの相違点は、彼が“アンチヒーロー”という事である。「アナーキー99」にプロのスパイが次々と正体を見破られてしまう為、「ワルにはワルだ!」という極めて単純な発想でザンダーがスパイにスカウトされてしまったのだ。こうして生まれたのがスキンヘッドにタトゥーがトレードマークという、新世代のシークレット・エージェントだった。

そしてこの映画のもう一つの特徴は、スカイダイブやモトクロスやスノーボードなどのエクストリーム・スポーツとスパイ・アクションをドッキングさせている点である。この事によって、ハラハラドキドキだけの従来のスパイ・アクションとは異なる、ある種の“爽快感”を生み出す事に成功しているのだ。
ちなみに凄まじいアクションの数々をヴィン・ディーゼル自身がやっているように見えるが、実はスタントマンにヴィン・ディーゼルの顔をCGで貼り付けたものらしい。スローで見ても見分けがつかないぐらい見事な合成だ!