映画に関するニュースを一つ。「2004年度に公開された映画のうち、時間の流れやシーンに間違いが見られた映画のトップ10がミステイクス・ドット・コムにより発表され、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』が1位に選ばれた。投票結果によると、映画の中の誤りは232にのぼり、2位の『スパイダーマン2』の約4倍の数だった」との事。よく数えたなあ。
アイデンティティーを見た。『ある嵐の夜、偶然モーテルに泊まることになった11人の男女。だが彼らは何者かによって次々と惨殺されてゆく!一体犯人は誰なのか!?しかし実は11人には「ある共通点」があったのだ。この「共通点」の謎が解けたとき、想像を絶する衝撃の結末が待っていた!』というサイコ・サスペンスである。
基本的にはミステリーなのだが、普通の発想では「意外な犯人」の正体を見破る事はかなり難しいだろう。個人的には「この手があったか…!」という驚きは得られたものの、途中から物語の求心力がなくなってしまうのが残念だった。「結局犯人は○○○なんだから、誰が生きようが死のうがどうでもいいじゃん!」という気分になってしまうのである。しかし「どんでん返し系」映画としてはなかなか楽しめると思います。
出演:ジョン・キューザック、レイ・リオッタ、アマンダ・ピート