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『プレデター2』映画感想

プレデター2

前作のジャングルから一転して、今度は1997年のロサンゼルスを舞台にプレデターとそれを追う黒人警官の壮絶な死闘が描かれる。監督は当時「エルム街の悪夢5」しか実績がなかったスティーブン・ホプキンス。「そんな新人で大丈夫なのか?」と余計な心配をしてしまうぐらいの大胆な人選である。

しかしそんな心配を吹き飛ばすほどの勢いで、冒頭から目も眩むような市街戦が炸裂する!並みのアクション映画ならクライマックスに持ってくるような凄まじい銃撃戦を、いきなりオープニングからぶちかますのだからタダ者ではない。

登場する銃火器の量の多さも思わず我が目を疑うほどだ。主演のダニー・グローバーは「コマンドー」や「レッド・ブル」でシュワが使用していたデザート・イーグル357マグナムを携帯。これは「ニキータ」や「ユニバーサル・ソルジャー」など多くのアクション映画で使用されているメジャーな銃だ。また相棒のダニーは「マイアミ・バイス」でドン・ジョンソンが使っていたS&W-M645を、ジェリーとレオナはSIG-P220を携帯している。しかも全ての銃にレーザーサイトを装着しているのだ。

これ以外にもグローバーの車のトランクには大量の銃が隠されている(彼の私物なのか?)また敵対する麻薬組織もステアーAUGを初めとする膨大な量の銃火器を駆使して、警官隊と凄絶な戦闘を繰り広げるのだ!常軌を逸した規模の爆発によって人や車が次々と宙に舞う、想像を絶する大戦闘シーンである。しかも敵のアジトにはさらに大量の銃火器が貯蔵してあるのだ(いくらなんでも多すぎるだろ!戦争でもする気か!?)

しかし冒頭のアクションが迫力があり過ぎたためか後の展開がやや失速しており、映画もあまりヒットしなかったらしい。だがアクション映画ファンは必見の作品だと断言できる面白さなのだ。頼むからこれもアルティミット・エディションで出してくれ!