ひたすら映画を観まくるブログ

映画やアニメについて書いています

アーノルド・シュワルツェネッガー主演『プレデター』映画感想

プレデター

エイリアンを見てしまったら、プレデターも見ないわけにはいくまい(笑)という訳でアルティミット・エディションを購入。まずはアーノルド・シュワルツェネッガー主演の一作目である。監督はこの後傑作アクション「ダイ・ハード」で大ヒットをぶちかますジョン・マクティアナンだ。
内容は「政府要人を救出する為南米ジャングルに派遣されたシュワが、突如襲ってきた謎の宇宙人と戦う」という単純明快なお話。ただし前半は戦争アクションで盛り上がり、後半はSFホラーになるという変わった構成の映画である。見所は大量の銃火器を駆使して戦う、コマンド部隊の戦闘シーンだ。
中でも特筆すべき武器はジェネラル・エレクトリック社のM134、いわゆるミニガンである。この銃は通称「無痛ガン」(ペインレス・ガン)と呼ばれ、初めて手持ち射撃で登場した映画がこのプレデターなのだ。バックパックの弾倉からベルトで給弾するこの銃は、銃器コーディネーターのマイク・パパックによって考案され、銃身の下にはM60のハンドガードが取り付けられている。一見簡単に実現しそうなこの銃だが、実際には駆動用のバッテリーも持たなければならないので、携帯用にするにはちょっと無理があるらしい。
ちなみにバルカン砲とは、航空機用のM61(20mm)のみの呼称であり、攻撃機A10に搭載されているGAU-8はアベンジャー砲(30mm)、そしてM134(7.62mm)がミニガンと呼ばれるそうだ。ミニガンはこの後「ターミネーター2」にも登場し、クライマックスでシュワが豪快に撃ちまくっていた。
しかしよほど人気があったのか、なんとエアガンとしてトイテックより商品化されてしまったのである!しかもその性能は折り紙つきで、定価33万8000円という高額商品にもかかわらず初回生産分はあっという間に売り切れたそうだ。マニアの物欲にはびっくりである。しかし実際にこんなものをサバイバルゲームで使用した人はいるのだろうか?でかいし重いしでとても役に立つとは思えないのだが。