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映画『エイリアン』感想

エイリアン

エイリアン・アルティミット・コレクションを見る。購入したのはずいぶん前だが、なんせボリュームがあり過ぎる為にあまり見る気にはなれなかったのだ(計20時間以上の豪華特典映像を満載した、ディスク9枚組の超ド級のコレクターズBOXなのである)。エイリアンVS.プレデターが意外と面白かったので今回ようやく見る気になったのだ、やれやれ。

それにしても物凄い物量である。メイキング映像の多さは尋常じゃないぞ。裏話で一番面白かったのは、例のエイリアンが腹を食い破って出てくるショッキング・シーンだ。なんとあの場面の撮影では、役者達はエイリアンが登場する事を知らなかったらしい。監督がリアルな表情を撮る為に詳しく教えなかったのだそうだ。つまりあのシーンは演技ではなく、本気で驚いているのである。スゲーな。

今回久しぶりに見直してみたのだが、さすがにコンピューター表示等の古さは隠し切れない(2087年という設定であのコンピューターはまずいだろう)。しかしメインの舞台となる宇宙船内部の描写は素晴らしいの一言に尽きる。使い込まれて適度に汚れた機械の数々は、確実にリアリティを感じさせてくれるのだ。そして衝撃的なエイリアンのデザインとおぞましいSFXの数々によって見るものを恐怖のどん底へ叩き込むリドリー・スコットの演出手腕は、何度見ても凄いとしか言いようが無い。もはや名作!(それにしてもリプリーのパンツは何であんなに小さいのだろう?)