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ムーン・リー主演『群狼大戦』ネタバレ感想

ムーン・リー
ムーン・リー

■あらすじ『超ド級のバイオレンス・アクション!香港版ダイ・ハード、ここに頂点を極める!!子供たちで賑わうテーマ・パークが地獄の戦場と化す!!!壮絶なるガン・アクション!!!!香港映画界を震撼させた衝撃のラスト・シーン!!!!!』って、それほど大した内容じゃないぞ(笑)


という訳で、本日は問題作の『群狼大戦』である。昨日に続いてムーン・リー主演作2連チャンなのだが、これは何故かというと先日ヤフオクにてムーン・リー主演映画のビデオがまとめて出品されていたのを偶然見つけてしまったのだ。全部で800円だったので思わずゲット、順番に鑑賞しているという次第なのです。

久しぶりに見てみたが、カンフー映画というよりガン・アクションがメインになっている印象だった。敵味方入り乱れての壮絶な銃撃戦が見所の一つである。しかしよく見ると、ヘンな銃が混じっているのに気が付いた。何と『ロボコップ』に出ていた「オート9」ではないか!

オート9という銃はベレッタM93RをベースにカスタマイズされたSFガンである。したがって「ロボコップの世界」にしか存在しないハズなのだが、何故か時々香港映画には登場する事があるのだ(ジャッキー・チェン主演の『シティー・ハンター』にも出ていた)。香港では当時、この銃が流行っていたのだろうか?

またキャラクターでは、若い頃のロー・ワイコン(ケネス・ロー)が殺し屋の役で出演している。彼はジャッキー・チェンの『酔拳2』で、ジャッキーと壮絶なバトルを繰り広げた俳優だ(元はジャッキーのボディガードだったらしい)。この映画でも出番は少ないが、ラストで凄まじいカンフーを披露している。

そして最大の見所(と言っていいのかどうか分からないが)は、やはりラストの「爆破事故」のシーンだろう。敵のボスが追い詰められて自爆を図り、それに気付いたムーン・リーとシベール・フー(ともう一人)が2階の窓から外へと飛び出す。しかしわずかに間に合わず、2人の体は炎に包まれた!するといきなり画面がストップモーションになり、以下のテロップが流れるのだ!

「主演女優ムーン・リーとシベール・フーは映画芸術の真実性を高める為、自ら危険なスタントに挑戦し重症を負った。彼女たちの勇気とプロ精神に心から敬意を表したい」

そしてそのまま映画終了。……ってコラー!!!!!

ドラマは結局どうなったんだよ!?ストーリーの途中で終わっちゃってるじゃねえか!おまけにエンディングでは包帯でグルグル巻きにされてミイラのようになった2人の姿を延々と写してるし!人命軽視にもほどがある!こんな映画公開すんな〜!

『群狼大戦』のラストシーン
『群狼大戦』のラストシーン

どうやら、このシーンの撮影時にスタッフが爆破のタイミングを早まった(あるいは2人の脱出が遅れた?)らしく、不幸な事故が起きてしまったようだが、そもそもそんな危険なアクションってスタントマンの仕事じゃないの?なぜ女優本人にやらせたのか?と思わざるを得ない(当時の香港映画界では安全管理がユルユルで、こういう事故が頻発していたらしいがヒドい話だ)。

ちなみにムーン・リーは大ケガを負ったものの命に別状はなく、数か月の入院・治療を経て女優業に復帰。その後は結婚・引退し、現在は穏やかな生活を送っている。

そしてシベール・フーも、全身大やけどを負ったにもかかわらず、退院後は再びアクション映画に出演し続けていたらしい(1998年に結婚)。2人ともすごい女優根性だなぁ。

七福星(字幕版)

ムーン・リー&シベール・フー出演作品

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