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『最新絶叫計画』映画感想

最新絶叫計画

出演:アンナ・ファリス、トリ・スペリングティム・カリーナターシャ・リオンジェームズ・ウッズ、リチャード・モル

■あらすじ『ある日、少女が悪霊に取り付かれるという奇怪な事件が発生、悪魔祓い師(エクソシスト)が召喚された。しかし少女は首を回転させ、いきなりゲロを吐きかけたのだ!すると神父も思わずもらいゲロ!あっという間に現場はゲロだらけの壮絶な状態に・・・ってアレ?』


『最新絶叫計画』は下ネタ満載パロディー映画の第2弾である。このテの映画に共通するポイントは「どれだけ、元ネタを知っているか」という事だろう。他の映画と異なり「観客の資質が問われる」という点において特異なジャンルであると言える。
基本的にはコメディなのだが、それは「元ネタとのギャップによって生じる笑い」を目的としているのであって、元になる映画を知らなければ意味が無い。
前作はスクリームのパロディーをメインとして、マトリックスシックス・センスなどメジャーな映画のギャグを多数盛り込んでいたので分かりやすかった。
しかし今回はオープニングこそエクソシストだが、メインはヘルハウスとホーンティングのパロディーなのである。一般的な知名度が低い映画をパロディーにしても、あまり意味が無いのではないだろうか?
小ネタギャグもチャーリーズ・エンジェルやMI:2はともかく、インビジブルなんか誰も元ネタに気付かないんじゃないの?ギャグ自体もなんだかすべりまくっていて、見るのがつらくなってくるぐらいの寒寒エピソードの連続だ。
肝心の下ネタも中途半端で、前作のような「くだらなさ」全開の勢いが感じられないのは非常に残念だった。と思ったらなんとあまりにも下ネタが過激すぎたために、日本公開の際に大幅に編集でカットされたという噂が!本当だとしたら凄い話だ(笑)。

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